木下ほうか キノシタホウカ

  • 出身地:大阪府大東市
  • 生年月日:1964/01/24

略歴 / Brief history

大阪府大東市の生まれ。本名・木下鳳華。府立野崎高校在学中に、井筒和幸監督「ガキ帝国」81の一般オーディションに合格して、アパッチ役で俳優デビュー。その後、大阪芸術大学芸術学部舞台芸術科に進み、1986年の大学卒業後、吉本興業に入社する。うめだ花月の吉本新喜劇の舞台などに立つが芽が出ず、「ガキ帝国」で共演した島田紳介の勧めで俳優に転身し、89年に上京。以後は個性的でユニークなバイプレイヤーとして、島田が監督した「風、スローダウン」91、井筒監督の「罪と罰・ドタマかちわったろかの巻」「突然炎のごとく」94、「岸和田少年愚連隊」96や、深作欣二監督「いつかギラギラする日」92、北野武監督「ソナチネ」93、原田眞人監督「金融腐蝕列島・呪縛」99などで、日本映画ファンから認知されるようになる。21世紀に入ると、井筒作品以外でも「sWinG maN」00、「陽気なギャングが地球を回す」06などの前田哲監督や、「寝ずの番」06、「次郎長三国志」08などのマキノ雅彦(=津川雅彦)監督の作品で常連俳優に。2002年には「17才」で映画監督デビューも果たし、OV草創期の90年代前半から『仁義』97~01、『実録梁山泊・パチプロ列伝』99~00、『隠忍術』02~03など多数のOV作品にも出演して、確かなキャリアを積み重ねる。テレビドラマの出演作に、テレビ朝日『最高の恋人』95、テレビ東京『貯まる女』00、フジテレビ『陰陽師☆安倍晴明・王都妖奇譚』02、『あなたの隣に誰かいる』03、『チーム・バチスタの栄光』08、NHK『てるてる家族』03、『行列48時間』09など。95年の舞台『帰らざる日々』では演出も手がけた。

木下ほうかの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 西成ゴローの四億円 死闘編

    制作年: 2021
    「ねばぎば 新世界」の上西雄大が監督・脚本・プロデューサー・主演を務める犯罪ドラマ二部作の後編。新型ウイルスが蔓延する中、工作員の策略により、ウイルスを故意に国外から日本へ持ち込んだのはゴローだと報じられる。元妻と娘にも魔の手が伸び……。「その男、凶暴につき」や「銃」など数々の作品を手がけてきたプロデューサー、奥山和由が製作総指揮を務める。家族のために大金を稼ごうと捨て身でもがくゴローを上西雄大が、韓国巨大マフィアの会長を石橋蓮司が演じる。2022年1月29日より大阪先行上映。
  • 総理の夫

    制作年: 2021
    山本周五郎賞や新田次郎文学賞を受賞した作家・原田マハの20万部超えのベストセラー小説を原作に、田中圭と中谷美紀が「日本初のファーストジェントルマン」と「日本初の女性総理」となった夫婦を演じる先取系(?)政界エンタテインメント。内閣広報担当に貫地谷しほり、イケメン総理秘書に工藤阿須加が扮するほか、松井愛莉、木下ほうか、米本学仁、嶋田久作、片岡愛之助、余貴美子、岸部一徳など、癖の強い俳優たちが脇を固める。日本初の女性総理大臣として神々しい美しさで登場する凛子役・中谷美紀に対して、鳥類学者で無精ひげ、恰好をまったく気にしない日和役・田中圭の丁々発止が小気味いい。マスコミの突撃を受けて自身が“日本初の”ファーストジェントルマンとなったことを知り、驚きを隠せない日和に、「驚かせてごめん」と言う凛子だが、“監視”、“追っかけ”、さらには“スキャンダル”まで数々のピンチが日和に降りかかる。果たして、日和と凛子はこの“歴史をも動かす”ピンチを乗り越えられるのか?
  • 聖なる蝶 赤い部屋

    制作年: 2021
    江戸川乱歩の短編小説『悪魔人形』を映画化したエロティック・サスペンス。女子生徒への盗撮が発覚し、全てを失った元高校教師・杉浦の前に、女子高生のルミが現れる。次第にルミに執着していく杉浦は、彼女を10代の姿のまま永遠に残そうとするが……。出演は「クローゼット(2020)」の栗林藍希、「裸の天使 赤い部屋」の波岡一喜。監督は「裸の天使 赤い部屋」の窪田将治。
  • 裸の天使 赤い部屋

    制作年: 2021
    江戸川乱歩の短編小説『畸形の天女』を映画化したエロティック・サスペンス。不動産会社社長・松永には、週に一度訪れる秘密の隠れ家があった。ある夜、そこで“文子”という少女に出会い、深い関係に落ちていく松永。だが、文子はある秘密を抱えていた……。出演は「大コメ騒動」の木下ほうか、オーディション番組『ザ・ラストヒロイン~ワルキューレの審判~』で、15万人の中からラストヒロインに選ばれた中山来未。
  • NO CALL NO LIFE

    制作年: 2020
    壁井ユカコの同名小説を映画化したラブストーリー。高校3年生の夏。携帯電話に残された過去からの留守メッセージに導かれ、佐倉有海は学校一の問題児・春川と出会う。たちまち恋に落ちる2人だったが、やがて時を越えた留守電の真相が明らかになり……。ダブル主演を務めるのは、「10万分の1」の優希美青と『ウルトラマンタイガ』の井上祐貴。監督は、中編「溶ける」が第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門(学生部門)に出品され、注目を集めた新鋭・井樫彩。
  • 大コメ騒動

    制作年: 2021
    大正7年に富山県の漁師町から広まった米騒動をモチーフにした時代劇。米価高騰に苦しむ主婦たちは、コメの積み出し阻止を試みるも失敗。騒動が地元の新聞に載り、それを見た大阪の新聞社が陳情する主婦たちを女一揆と大きく書き立て、騒動は全国に広まる。「超高速!参勤交代」を手がけた富山県出身の本木克英監督が、日々の暮らしを守ろうとするおかか(女房)たちが声を上げる様子を活写。主演は「白ゆき姫殺人事件」の井上真央。立川志の輔、左時枝、室井滋など富山県出身の俳優が多数揃う。2021年1月1日より富山県先行公開。