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アニー・スプリンクルの関連作品 / Related Work
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スワップ・スワップ 伝説のセックスクラブ
制作年: 20081970年代後半、ニューヨークで公然とセックスを楽しめるナイトクラブをオープンさせた男の生き様と、スワッピング文化の栄華と衰退を描いたドキュメンタリー。製作・監督はTVドキュメンタリーなどを手掛けてきたマシュー・カウフマンと、ジャーナリストのジョン・ハート。1977年、不況や治安の悪化によりニューヨークはどん底状態にあった。しかし、市が財政崩壊の危機に直面している中、夜の世界を彩るナイトクラブは空前の盛り上がりを見せていた。ミッドタウンのディスコ“スタジオ54”には、コカインでハイになったセレブが集まり、ダウンタウンのライヴハウス“CBGB”には、社会に対する不満や怒りをぶちまけるパンクロッカーたちが、そして保守的なアッパー・ウエスト・サイドの芸術的建造物“アンソニア”の地下にあるナイトクラブ“プレイトーズ・リトリート(プラトンの隠れ家)”には、ごく普通のカップルたちが集い、ダンスフロアーで踊り、プールで泳ぎ、見知らぬ相手とのフリーセックスを楽しんでいた。オーナーであるラリー・レビンソン独自の発想から火がついた“プレイトーズ・リトリート”は、個人的な快楽を求める自己中心的な世代に支持され、公然とセックスを楽しめる場所として急速にその名が知れ渡っていく。階層に縛られることなくどんな人でも歓迎し、カップルたちはたったの35ドルで、この“裸の楽園”に足を踏み入れることができた。ラリーやそこに集う者たちにとって“プレイトーズ・リトリート”はユートピアだった。中には、「タイムマシーンのように忘却の彼方へ連れ去ってくれる場所だった」と言う者もいる。しかし1985年、恒例のニューイヤー・パーティ直前、市当局から閉鎖処分とされた“プレイトーズ・リトリート”は、その8年に及ぶ華やかな幕を閉じることになる……。 -
エロティカ
制作年: 1997女性の“エロス”観を探求したドキュメンタリー。監督はカナダ出身の映画作家マヤ・ガルスで、彼女以下スタッフ全員を女性が占めている。製作はジュリア・セレニー。撮影はゾエ・ダース。音楽はセリーナ・キャロル&チップ・ヤーウッド。歌は「9月のクルト・ヴァイル」のマーガレット・オハラ。編集はキャシー・ガルキン。出演は著名な官能小説『O嬢の物語』の作者ポーリーヌ・レアージュ、女性向けのアダルトビデオ製作者キャンディダ・ロイヤル、人気写真家のベッティナ・ランス、パフォーマー&ラッパーのアンジェリック・バンクストンほか。種々の業界で活躍する女性10人へ取材し、表現活動のうえで女性であるゆえに味わった苦悩や、従来の男性寄りのものではない女性独自の性表現を追求するといった発言を収録している。