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ご縁玉 パリから大分へ
制作年: 2008必然が偶然を呼び、偶然が必然を呼ぶ―長篇ドキュメンタリー「ご縁玉 パリから大分へ」は、大分で『いのちの授業』を続けてきた山ちゃんこと山田泉(元・養護教論)と、ベトナム孤児としてフランス人の養父母に育てられ、今や国際的に活躍するパリのチェリスト、エリック-マリア・クテュリエの交流を描いた作品。エリック-マリア・クテュリエ(35歳)は、パリ旅行中の乳ガンを患う山ちゃんから渡された五円玉に引き寄せられるように、山ちゃんの住む大分へ旅立つ。山ちゃんはガンが再発してから『いのちの授業』で、命の大切さを子供たちが考える場を作ってきた。1枚の五円玉がもたらした縁が、チェロの音色や大分の自然とともに観ているものの胸を響かせる。限りある命だからこそ生まれた、やさしさに満ちた愛の実話。監督は三池崇史監督のもと「交渉人 真下正義」「ゼブラーマン」の助監督を務め、ドキュメンタリー『ロストロポーヴィッチ -75歳- 最後のドンキホーテ』に携わった江口方康。