ビアンカ・オアナ ビアンカオアナ

ビアンカ・オアナの関連作品 / Related Work

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  • コレクティブ 国家の嘘

    制作年: 2019
    2015年、東欧ルーマニア・ブカレストのクラブ“コレクティブ”で実際に起こった火災事件を発端に、製薬会社や病院、長期政権に連なる癒着と腐敗の真実が暴露されていくドキュメンタリー。火傷で入院した人たちが次々に細菌感染で亡くなっていったその原因とは……。ルーマニアの国外で治療された患者は助かり、国内の病院で軽傷だった患者が亡くなる事実に不審を募らせたスポーツ新聞の記者がいた。その地道な調査報道に密着取材を願い出たのは、「トトとふたりの姉」のアレクサンダー・ナナウ監督。映画の後半では熱い使命を胸に就任した30代の新大臣を追い、異なる立場から大事件に立ち向かう人たちを捉えている。まるでリアルな「スポットライト 世紀のスクープ」だとも評される本作は、命の危険を顧みず真実に迫ろうとする人たちの奮闘に思わず手に汗握るだけでなく、日本をはじめ世界中のあらゆる国が今まさに直面する医療と政治、ジャーナリズムの問題に真っ向から迫っている。「メディアが権力に屈したら、権力は国民を虐げる。それがこの国と世界で繰り返されてきたことだ」と語るスポーツ新聞編集長の気概に満ちた言葉が見る者の心に突き刺さる。ドキュメンタリーでありながらアカデミー賞のルーマニア代表として選出され、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞の2部門でノミネートを果たしたほか、世界各国の映画祭で28の賞を獲得した。
  • タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング

    制作年: 2018
    第68回ベルリン国際映画祭で金熊賞と最優秀新人作品賞をW受賞したヒューマンドラマ。強迫性障がいを抱える孤独な女性ローラは、ある日、病院で無毛症の男と車椅子の患者同士が互いの身体に触れ合うことで自分を見つめていく不思議なカウンセリングを目撃する。出演は「お家に帰りたい」のローラ・ベンソン、「氷の国のノイ」のトーマス・レマルキス。ルーマニア出身のアディナ・ピンティリエ監督による初長編。
  • トトとふたりの姉

    制作年: 2014
    ルーマニアのロマ・コミュニティで、貧困、暴力、ドラッグなどの問題を抱えながら生きる子供たちを追ったドキュメンタリー。10歳のトトは母親が麻薬売買で服役し、ふたりの姉とアパートで暮らしている。夜になるとその家に男たちが集まり、ドラッグを打つ。ルーマニア・アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー映画賞、ブダペスト国際ドキュメンタリー映画祭作品賞他、受賞多数。
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