ジャック・レモン

  • 出身地:ボストン生まれ
  • 生年月日:1925年2月8日
  • 没年月日:2001年6月27日

略歴 / Brief history

アメリカ・マサチューセッツ州ボストン生まれ。第2次世界大戦中は海軍に所属し、除隊後、本格的に演技の道を歩むべくニューヨークへ赴き、ラジオやテレビ・ドラマ出演を始める。53年に立ったブロードウェイの舞台が評判を呼び、54年に映画デビュー。翌55年の「ミスタア・ロバーツ」でアカデミー賞助演男優賞を受賞して注目を集め、「お熱いのがお好き」(59)出演を機にビリー・ワイルダー監督作品の常連となる。「恋人よ帰れ!わが胸に」(66)以降、盟友ウォルター・マッソーとはたびたび共演。「セイブ・ザ・タイガー」(73)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。“戦後アメリカ映画界最高の喜劇俳優”と、今なお謳われている。

ジャック・レモンの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • くたばれ!ハリウッド

    制作年: 2002
    「ローズマリーの赤ちゃん」「ゴッドファーザー」「ある愛の詩」など時代を画する作品を次々と送り出したロバート・エヴァンズの人生を、膨大なスチールと記録映像を交えて描くドキュメンタリー。映画のナレーターを務めるのはエヴァンズ自身。ジャック・ニコルソン、ダスティン・ホフマン、アリ・マッグロー、ヘンリー・キッシンジャーら著名人が次々と登場する。
  • バガー・ヴァンスの伝説

    制作年: 2000
    ゴルフを通して自分自身を取り戻していく青年の物語。監督・製作は「モンタナの風に抱かれて」のロバート・レッドフォード。脚本は「ドンファン」のジェレミー・レヴィン。原作はスティーヴン・プレスフィールド。撮影は「ワイルド・ワイルド・ウエスト」のミヒャエル・バルハウス。音楽は「サイダーハウス・ルール」のレイチェル・ポートマン。美術は「ノッティングヒルの恋人」のスチュワート・クレッグ。編集は「ヒマラヤ杉に降る雪」のハンク・コーウィン。衣裳は「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」のジュディアナ・マコフスキー。出演は「ワイルド・ワイルド・ウエスト」のウィル・スミス、「ドグマ」のマット・デイモン、「レインディア・ゲーム」のシャーリズ・セロン、「インサイダー」のブルース・マックギル、「いとこのビニー」のレイン・スミスほか。
    80
  • おかしな二人2

    制作年: 1998
    都会派コメディ「おかしな二人」(68)の続編。主演のジャック・レモン(「グラスハープ 草の竪琴」)とウォルター・マッソー (「ワグ・ザ・ドッグウワサの真相」)の名コンビが子供たちの結婚式にたどりつくまでをコミカルに描く。監督は「ゲッティング・イーブン」のハワード・ドイッチ。脚本・製作(「スノーホワイト」のロバート・W・コートと共同)は「ニール・サイモンのブロードウェイ・バウンド」のニール・サイモン。撮影は「バットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲」のジェイミー・アンダーソン。音楽は「コンタクト」のアラン・シルベストリ。「チャンス!」のデビッド・マッデン。美術は「グリッドロック」のダン・ビショップ。編集は「ベガス・バケーション」のセス・フラウム。衣裳は「ジャングル・ジョージ」のリサ・ジャンセン。
  • グラスハープ 草の竪琴

    制作年: 1995
    田舎町を舞台に少年と彼の育ての親代わりの中年女性の交流を綴ったハートフル・ロマン。トルーマン・カポーティの自伝的な同名小説を、「星に想いを」のヴェテラン俳優ウォルター・マッソー(本作では助演)の息子であるチャールズ・マッソーの監督で映画化(本作が長編劇映画デビューにあたる)。脚本は「夜の大捜査線」のスターリング・シリファントと、カーク・エリス。撮影は「チャイナタウン」のジョン・A・アロンゾ。音楽はパトリック・ウィリアムス。出演は「リトル・オデッサ」のエドワード・ファーロング、『ツイン・ピークス』のパイパー・ローリー、「JFK」のシシー・スペイセク、「パウダー」のショーン・パトリック・フラナリーはじめ、「ラブリー・オールドメン」のジャック・レモン、「ニクソン」のメアリー・スティーンバーゲン、「未来は今」のチャールズ・ダーニングらが顔を見せる。
  • ハムレット(1997)

    制作年: 1997
    17世紀の文豪ウィリアム・シェイクスピアの言わずと知れた古典『ハムレット』を、舞台を中世から19世紀に移し、絢爛豪華なタッチで映画化。監督・脚本・主演は、「世にも憂鬱なハムレットたち」の英国演劇界の俊英ケネス・ブラナーで、オールスター・キャストで4時間の大作に挑んだ。製作はブラナーと「フランケンシュタイン」以降コンビを組むデイヴィッド・バロン。撮影は「アラビアのロレンス」「スカーレット・レター」のヴェテラン、アレックス・トムソン。音楽は「フェイク」のパトリック・ドイルで、主題歌『IN PEACE』をオペラ界の最高のテナー歌手プラシド・ドミンゴが歌う。美術はブラナーとは「ヘンリー5世」以降全作品で組む「オセロ」のティム・ハーヴェイ。編集は「世にも憂鬱なハムレットたち」のニール・ファレル。衣裳は『待ち焦がれて』(V)のアレックス・バーン。共演は「タイタニック」のケイト・ウィンスレット、「ドラゴンハート」のジュリー・クリスティ、「彼と彼女の第二章」のビリー・クリスタル、「ショート・カッツ」のジャック・レモン、「トゥルーライズ」のチャールトン・ヘストン、「ジャック」のロビン・ウィリアムス、「俺たちは天使だ」のジェラール・ドパルデューなど映画界のスターに加え、「世にも憂鬱なハムレットたち」のリチャード・ブライアーズ、マイケル・マロニー、ニコラス・ファレル、「シャイン」のジョン・ギールグッド、「愛と死の間で」のデレク・ジャコビ、「ロストワールド ジュラシック・パーク」のリチャード・アッテンボロー、「秘密と嘘」のティモシー・スポールほか豪華な顔触れ。
    80
  • ショート・カッツ

    制作年: 1993
    アメリカのごく普通の住宅地を舞台に、些細なことから生じる人生の出会いと別れ、葛藤と和解、愛と裏切り、生と死などを、さまざまなエピソードで綴った一編。死の暗示を根底に置き、さながら、アメリカの市井に生きる人々の黙示録というべき人間絵巻となっている。22人の主要登場人物からなる9組の家族や友人たちの日常が、無数のエピソードで縦横に語られ、時にすれ違い、時に重なり合いながら、クライマックスに向かって進む複雑な構成の妙が圧巻。″アメリカのチェーホフ″と呼ばれ、アメリカで最も愛された作家のひとり、レイモンド・カーヴァーの9つの短編と一編の詩(村上春樹訳による中央公論社のカーヴァー全集に所収)を、「ザ・プレイヤー」でハリウッドに復帰した異才ロバート・アルトマンが監督。ほかのカーヴァー作品の断片や原作にない独自のエピソードも盛り込まれた脚本は、アルトマンと『クインテット』(V)などでも組んだフランク・バーハイトの共同。製作は73年の「ボウイ&キーチ」以来、アルトマンのパートナーを務めるケイリー・ブロコウ。撮影は「KAFKA 迷宮の悪夢」のウォルト・ロイド、美術は監督の実子スティーブン・アルトマンが担当。音楽は大物プロデューサーのハル・ウィルナーの指揮の下、「蜘蛛女」のマーク・アイシャムがオリジナル・スコアを書き、出演もしているジャズシンガーのアニー・ロスが、エルヴィス・コステロ、U2など意表を突く選曲の挿入歌を歌う。出演は「ザ・プレイヤー」のアンディ・マクドウェル、ティム・ロビンス、「ストリーマーズ 若き兵士たちの物語」のマシュー・モディン、「バッド・ガールズ」のマデリーン・ストウらオールスター・キャスト。

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