記事
「えから始まるもの」の検索結果
(50件)
-
『2023年 第97回 キネマ旬報ベスト・テン』発表! ■日本映画ベスト・テン 第1位(日本映画作品賞) せかいのおきく 第2位 PERFECT DAYS 第3位 ほかげ 第4位 福田村事件 第5位 月 第6位 花腐し 第7位 怪物 第8位 ゴジラ-1.0 第9位 君たちはどう生きるか 第10位 春画先生 ■外国映画ベスト・テン 第1位(外国映画作品賞) TAR/ター 第2位 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 第3位 枯れ葉 第4位 EO イーオー 第5位 フェイブルマンズ 第6位 イニシェリン島の精霊 第7位 別れる決心 第8位 エンパイア・オブ・ライト 第9位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 第10位 ウーマン・トーキング 私たちの選択 ■文化映画ベスト・テン 第1位(文化映画作品賞) キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る- 第2位 「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち 第3位 ハマのドン 第3位 丸木位里・丸木俊 沖縄戦の図 全14部 第5位 Maelstrom マエルストロム 第6位 木版摺更紗-鈴田滋人のわざ- 第7位 絶唱浪曲ストーリー 第8位 国葬の日 第9位 ケアを紡いで 第10位 春の画 SHUNGA ※3位は同率です。 【個人賞】 ■日本映画監督賞 ヴィム・ヴェンダース 「PERFECT DAYS」 により ■日本映画脚本賞 阪本順治 「せかいのおきく」により ■外国映画監督賞 トッド・フィールド 「TAR/ター」により ■主演女優賞 趣里 「ほかげ」により ■主演男優賞 役所広司 「PERFECT DAYS」「ファミリア」「銀河鉄道の父」により ■助演女優賞 二階堂ふみ 「月」により ■助演男優賞 磯村勇斗 「月」「正欲」「渇水」「最後まで行く」「波紋」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-」により ■新人女優賞 アイナ・ジ・エンド 「キリエのうた」により ■新人男優賞 塚尾桜雅 「ほかげ」により ■読者選出日本映画監督賞 瑠東東一郎 「Gメン」により ■読者選出外国映画監督賞 マーティン・スコセッシ 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」により ■読者賞 川本三郎 連載「映画を見ればわかること」により どの選考委員がどの作品に、また、どの俳優に投票をしたのか? キネマ旬報ベスト・テン第2位以下の作品ランキングは? そのすべては2月5日(月)発売『キネマ旬報2月増刊 2023年キネマ旬報ベスト・テン発表号』に掲載しております。 ぜひお買い求めください! Amazonで買う KINEJUN ONLINEで買う 「第97回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式のLIVE配信はこちらから(チャンネル登録受付中) 【関連書籍】 Amazonで買う KINEJUN ONLINEで買う 1924年の第1回開催以来、戦争による中断をはさんで2021年のベスト・テンで95回を数えたキネマ旬報ベスト・テン。各年度のベスト・テン結果のデータおよびランク入りした全作品の順位紹介を中心に、戦後は各年度の映画状況、興行ベスト・テンや映画界10大ニュースなど、様々なデータを網羅。ベスト・テン上位受賞者ランキングやジャンル別ベスト・テン結果の紹介など、コラムやデータも充実させた永久保存決定版です!
-
“好き”は止められない。松居大悟監督が見上愛×佐藤寛太で描く「不死身ラヴァーズ」
2024年2月3日想いが通じたら、彼は消えてしまう。それでも“好き”は止められない──。高木ユーナの漫画『不死身ラヴァーズ』が、「ちょっと思い出しただけ」の松居大悟監督により、見上愛と佐藤寛太の共演で映画化。5月10日(金)よりテアトル新宿ほかで全国公開される。ティザービジュアルと各者コメントが到着した。 長谷部りの(見上愛)が“運命の相手”と信じて追いかけるのは、甲野じゅん(佐藤寛太)。出会うたびに「好き」と伝えるりのだが、両想いになった瞬間、じゅんは世界から消えてしまう。その繰り返しでも諦めないりのの真っ直ぐな「好き」は、やがて奇跡を起こす──。 共演は⻘木柚、前田敦子、神野三鈴など。松居監督が10年以上温めてきた“無防備な恋愛映画”に注目だ。 〈コメント〉 見上愛(長谷部りの役) ずっと観ていて、何度も心動かされた松居大悟監督の作品に出演することが出来て、とても光栄です。 高校生時代、お休みの日はTSUTAYAで松居さんの作品を借りて1日中観ていました! 当時の私が知ったら、気が動転して家中走り回っていたと思います(笑) りのの真っ直ぐで屈託のない“好き”という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。 そしてそのりのを、あたたかい座組の皆さんに見守って頂いた大切な日々でした。 私自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります。 ついつい、器用に上手に生きたくなってしまうけれど、不器用で下手くそでも一生懸命生きていれば万々歳だな、と。好きという気持ちは偉大だし、とんでもないエネルギーを秘めているんだな、と。 なので、ハッピーな方はもちろん、ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。 是非、公開を楽しみにお待ちください! 佐藤寛太(甲野じゅん役) 身体の底からエネルギーが漲って、全能感に脳が酔いしれる。 目に映る全てが美しく、吸い込む空気は幸せに満ちていて、生きてることを全身で実感する。 きっと恋に落ちることは魔法にかけられるということだ。 笑うとパッと華が咲いたように輝く、 長谷部さんのまっすぐな眼差しがとても素敵で、目が離せなくて。 いつもどう接して良いか分からなくて、 でも一緒にいたくて、居心地が良くて。 松居さんがつくる世界が大好きだから、期待に応えたくて。 友達のお兄ちゃんみたいに接しやすいけど、 現場では淡々ともう一回って言うし、 台本を読んでも分からなくて、 現場になっても分からなくて、 何が違うんだろ。大丈夫かな。 なんて思いながらも一緒に仕事ができてるのが、嬉しくて、嬉しくて。 理想と現実の果てしない差を生きる僕たちは、ものすごくダサくて、ありえないほどカッコ悪い。いつだって僕には、分からないことが分かっただけで、 自分と相手との境界線でどこに線をひいたらいいのか、正解なんて来る日は無いのかもしれない。 最後に全力疾走で会いたい人のもとへ向かったのはいつだろう。 どこまで行っても初心者な僕たちは、みじめに失敗して傷ついて、悔やみきれなくて、それでも立ち上がるしかなくて。 何度でも立ち上がるしかなくて。 エンドロールが終わったとき、思い浮かんだ相手に駆け出したくなる。 初めてこの作品を観た時、未だかつて無いほど恥ずかしくて、言葉が出ませんでした。 僕はこれから先、この映画に救われつづけて何度も立ち上がる手がかりにしたいと思います。 松居大悟(監督・共同脚本) 10年近く暗がりにいたのは、このふたりに出会うためだったんだなと思います。 この出会いが明るいところへ連れてってくれました。 そして高木ユーナ先生、お待たせしてしまってすみません。 “りの”と“じゅん”にようやく会えました。 みんなも会ってほしいです。 高木ユーナ(原作) 「不死身ラヴァーズを映画にしたい」松居監督にそう言われたのはもう10年以上前になります。 それからずっと…連載が終わっても…松居監督は不死身ラヴァーズの事を大切に考えてくださってました。 私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。 10年の月日がかかりましたが、これはこの作品が見上さんと佐藤さんに出会うために必要な月日だったと思います。これ以上のキャスティングは本当にありません。 また映画では原作と男女が逆転しています。元より私の描いた不死身ラヴァーズも性別に拘りはなく、甲野と長谷部が男女、女男、男男、女女、虫になろうが花になろうが魂が二人でさえあれば不死身ラヴァーズなので男女逆転は全く違和感ありませんでした。 この映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです。 「不死身ラヴァーズ」 出演:見上愛、佐藤寛太、落合モトキ、大関れいか、平井珠生、米良まさひろ、本折最強さとし、岩本晟夢、アダム、青木柚、前田敦子、神野三鈴 監督:松居大悟 原作:高木ユーナ『不死身ラヴァーズ』(講談社「別冊少年マガジン」所載) 脚本:大野敏哉、松居大悟 製作幹事:メ~テレ、ポニーキャニオン 配給:ポニーキャニオン 製作プロダクション:ダブ 2024/日本/カラー/110分/5.1ch/ヨーロピアンビスタ/映倫区分:G ©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©高木ユーナ/講談社 公式サイト:https://undead-lovers.com -
[caption id="attachment_34903" align="aligncenter" width="579"] 「皆さま、ごきげんよう」[/caption] 彼はコニャック片手に待ち構えていた。 2016年11月、ジョージア生まれの映画作家、オタール・イオセリアーニ監督が来日した際、インタビュー取材をする機会に恵まれた。最新作の「皆さま、ごきげんよう」のプロモーションのためだったが、話題は映画の内容にとどまらず、ノンシャラン(無頓着)を是とする監督の作品世界よろしく縦横無尽に駆け巡った。 オタール・イオセリアーニ逝去。享年89 [caption id="attachment_34904" align="aligncenter" width="579"] 「皆さま、ごきげんよう」のストーリーボード(絵コンテ)[/caption] 中でも印象的だったのは、事前にストーリーボード(絵コンテ)をきっちりと作り込んで、その設計図通りに撮影するという手法についてだ。「橋の建設現場で間違いに気づいても、もう遅いでしょう」と持論を展開しながら、このスタイルは旧ソ連時代、厳しい検閲の目を潜り抜けるために身につけたと打ち明けてくれた。検閲は撮影の半ばまで進んだ時点で行われ、気に入らないとばっさりと切られてしまう。あらかじめストーリーボードで全て構築しておけば、6カ月の撮影期間があったら2カ月で撮影を済ませることができる。3カ月目に検閲官が来たときには削られてもいいカットを見せることで、検閲官も仕事をしたと満足そうに去っていく。 「綿密にプランニングをしておけば、俳優やスタッフをどう配置すればいいかはっきりとわかるし、だから私のスタッフはいつも一緒に仕事をしたいと言ってくれます」とうれしそうに話していた姿が思い出される。 そんなイオセリアーニ監督が、2023年12月17日にジョージアの首都トビリシで亡くなったというニュースが飛び込んできた。89歳だった。旧ソ連時代の1979年には本拠地をパリに移し、後年は主にフランスで映画制作活動をしていたから、生まれ故郷で最期を迎えたというのは意外だった。 検閲厳しい旧ソ連から、活動拠点をフランスへ [caption id="attachment_34906" align="aligncenter" width="579"] 「水彩画」[/caption] [caption id="attachment_34908" align="aligncenter" width="579"] 「四月」[/caption] [caption id="attachment_34909" align="aligncenter" width="579"] 「落葉」[/caption] 1934年にトビリシで生まれたイオセリアーニ監督は、トビリシ音楽院で作曲などを学んだ後、モスクワ大学で数学を専攻。54年からはモスクワの国立映画大学監督科に在籍し、58年に短篇「水彩画」を実習作として監督する。62年にはほぼせりふのない中篇「四月」を完成させるが、「抽象的、形式主義的」として当局によって上映禁止に。さらに66年の「落葉」も公開禁止処分の憂き目に遭った。 [caption id="attachment_34910" align="aligncenter" width="579"] 「田園詩」[/caption] だがこの長篇デビュー作は2年後の68年にカンヌ国際映画祭に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。一躍、その名が世界に知られることとなる。その後、音楽をモチーフにした「田園詩」(76)などを祖国で撮った後、フランスに移住。検閲はなくなったが、代わりに待っていたのは商業主義との葛藤だった。 ここでもストーリーボードがものを言う。手がける作品は予算も少なく、早く撮影を済ませなくてはならない。ワンシーンワンショットの長回しを多用し、カットバックやクロースアップは極力排した。「全て一つの流れの中で撮影している。そのための責任ある態度は、ストーリーボードに忠実だということです」とインタビューで語っていた。 [caption id="attachment_34911" align="aligncenter" width="579"] 「素敵な歌と舟はゆく」[/caption] [caption id="attachment_34912" align="aligncenter" width="579"] 「月曜日に乾杯!」[/caption] 新天地でも3~5年おきに長篇を生み出すが、日本では2002年に「素敵な歌と舟はゆく」(99)が劇場公開されたのが初お目見えだった。真面目と不真面目、悲観とほほ笑みが背中合わせに同居していて、他に類を見ないおかしみがじわり込み上げる。そんな独特の映像世界は日本でも幅広いファンを獲得するが、中でも人気に火をつけたのが、03年に公開された「月曜日に乾杯!」(02)だろう。ベルリン国際映画祭で監督賞などに輝いたこの作品は、日本公開に先立つ02年12月に東京フィルメックスで上映され、筆者もこのときに初イオセリアーニ体験をした。当時、新聞社の社会部デスクとして切った張ったの毎日だったのが、ちょっとばかり気持ちが軽くなったような気がしたものだ。 23年、劇場初公開の旧作を含む全作品を網羅 [caption id="attachment_34914" align="aligncenter" width="579"] 「月の寵児たち」は、マチュー・アマルリックのデビュー作![/caption] [caption id="attachment_34915" align="aligncenter" width="579"] 「唯一、ゲオルギア」[/caption] 現在、全15作品が3つのBlu-ray BOXにて発売中。長篇短篇問わず全てのイオセリアーニ作品を網羅していて、余すところなく味わい尽くすことができる。中でも23年に開かれた「オタール・イオセリアーニ映画祭~ジョージア、そしてパリ~」で劇場初公開された長篇の「月の寵児たち」(84)、「そして光ありき」(89)と、テレビ用ドキュメンタリー「唯一、ゲオルギア」(94)はBlu-ray化も初めて。アフリカで撮影した「そして光ありき」は原始的な生活を続ける部族の日常を描いた異色作だが、文明によって伝統文化が破壊されていく流れは、なるほどイオセリアーニらしい寓話性だ。3部構成で4時間を超す「唯一、ゲオルギア」には、離れて暮らす故国ジョージアへの愛惜の念がぎゅっと詰まっていて胸に迫るものがある。 8年前の取材で「いつか富士山を背景に映画を撮ってみたい」とまだまだ創作意欲を燃やしていた監督だったが、残念ながらもう新作にお目にかかることはできない。だがイオセリアーニ作品の滑稽さ、奥深さは、何度見ても飽きることはない。「最初から最後まで責任を持って作るのが映画作家の務めです」と言い切っていた在りし日の姿を偲びつつ、ディスクによってはストーリーボードの特典もついたBlu-rayを楽しみながら、今宵も一献傾けたい。 文=藤井克郎 制作=キネマ旬報社 【オタール・イオセリアーニ】 1934年2月2日、旧ソビエト連邦グルジア共和国(現ジョージア)のトビリシに生まれる。44年、トビリシ音楽院に入り、ピアノ、作曲、指揮を、53年から55年にかけてモスクワ大学で、数学、工学を学ぶ。その後、56年から61年まで、モスクワのソ連映画学院の監督科に在籍。卒業後は編集技師として働く。62年に中篇「四月」を監督するが、「抽象的、形式主義的」という理由で、上映を禁止された。66年、長篇第1作「落葉」を発表。公開禁止となるが、2年後の68年のカンヌ国際映画祭に出品。初めて西側で紹介され、国際批評家連盟賞とジョルジュ・サドゥール賞を受賞。イオセリアーニの名前は一躍世界に知られることとなる。79年、活動の拠点をフランス・パリに移し、短篇や中篇ドキュメンタリーをいくつか制作した後、84年に長篇第4作「月の寵児たち」を、89年にはセネガルで撮影した長篇第5作「そして光ありき」を発表。これら2作品はヴェネチア国際映画祭審査員大賞を受賞する。96年制作の「群盗、第七章」では、ヴェネチア国際映画祭審査員特別大賞を三度受賞する快挙を遂げる。06年、「ここに幸あり」を、10年、「汽車はふたたび故郷へ」を、15年、集大成ともいえるシニカルな人間賛歌『皆さま、ごきげんよう』を発表。2023年12月17日、89歳で死去する。 https://www.youtube.com/watch?v=I41peQB-vHQ&t=1s 【Blu-ray】 [caption id="attachment_34917" align="aligncenter" width="300"] 「イオセリアーニBOXⅠ」[/caption] 「オタール・イオセリアーニ Blu-ray BOX Ⅰ」 ●発売中 Blu-rayの詳細情報はこちら ●Blu-ray 価格:26,400円(税込) 【ディスク】<5枚>本編合計519分+特典合計約14分 ★映像特典★ ・劇場予告編集 ★収録作品 ・『四月』ほか短篇(「水彩画」、「珍しい花の歌」、「鋳鉄」、「ジョージアの古い歌」)、「落葉」、「歌うつぐみがおりました」、「田園詩」、「ある映画作家の手紙。白黒映画のための七つの断片」ほか中篇(「エウスカディ、1982年夏」、「トスカーナの小さな修道院」)を収録 [caption id="attachment_34920" align="aligncenter" width="300"] 「イオセリアーニBOXⅡ」[/caption] 「オタール・イオセリアーニ Blu-ray BOX Ⅱ」 ●発売中 Blu-rayの詳細情報はこちら ●Blu-ray 価格:26,400円(税込) 【ディスク】<5枚>本編合計565分+特典合計約3分 ★映像特典★ ・「素敵な歌と舟はゆく」ストーリーボード ★収録作品 ・「月の寵児たち」、「そして光ありき」、「蝶採り」、「群盗、第七章」、「素敵な歌と舟はゆく」を収録 [caption id="attachment_34921" align="aligncenter" width="300"] 「イオセリアーニBOXⅢ」[/caption] 「オタール・イオセリアーニ Blu-ray BOX Ⅲ」 ●発売中 Blu-rayの詳細情報はこちら ●Blu-ray 価格:26,400円(税込) 【ディスク】<5枚>本編合計743分+特典合計約9分 ★映像特典★ ・「月曜日に乾杯!」「ここに幸あり」「皆さま、ごきげんよう」各ストーリーボード ★収録作品 ・「月曜日に乾杯!」、「ここに幸あり」、「汽車はふたたび故郷へ」、「皆さま、ごきげんよう」、「唯一、ゲオルギア」を収録 ●監督・脚本:オタール・イオセリアーニ ●発売元:ビターズ・エンド 発売協力:スカーレット 販売元:TCエンタテインメント 【追悼上映】 追悼 オタール・イオセリアーニ監督 「オタール・イオセリアーニ映画祭 ~ジョージア、そしてパリ~」アンコール上映 ●2月10日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて全監督作21本一挙上映 【上映作品】「落葉」「歌うつぐみがおりました」「田園詩」「月の寵児たち」「そして光ありき」「蝶採り」「群盗、第七章」「素敵な歌と舟はゆく」「月曜日に乾杯!」「ここに幸あり」「汽車はふたたび故郷へ」「皆さま、ごきげんよう」「四月」「エウスカディ、1982年夏」「トスカーナの小さな修道院」「水彩画」「珍しい花の歌」「鋳鉄」「ジョージアの古い歌」「ある映画作家の手紙 白黒映画のための七つの断片」「唯一、ゲオルギア」 ●配給:ビターズ・エンド
-
「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督と主演ポール・ジアマッティが再び組み、クリスマス休暇に学校の寮に残った孤独な3人が絆を育んでいく姿を描写。第81回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演男優賞と助演女優賞に輝き、第96回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞・助演女優賞・脚本賞・編集賞にノミネートされた「ホールドオーバーズ」(仮題)が、6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。場面写真が到着した。 1970年、ニューイングランドのバートン校。価値観が古く嫌われ者の古代史教師ポール・ハナム(ポール・ジアマッティ)、一人息子をベトナムで亡くした料理長メアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)、頭が良くて傷つきやすいトラブルメーカーの生徒アンガス・タリー(ドミニク・セッサ)は、それぞれの事情により、クリスマスと新年の休暇を寮で過ごすことに。誰もいない学校でのちょっとした冒険や災難を通じ、3人は繋がっていくが……。 脚本は『キッチン・コンフィデンシャル』の企画を手掛けたデヴィッド・ヘミングソン。雪に閉ざされた学校で、3人の表情は晴れるのか、じっくり見届けたい。 「ホールドオーバーズ」(仮題) 監督:アレクサンダー・ペイン 脚本:デヴィッド・ヘミングソン 出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ 133分/1.66:1/2023/アメリカ 日本語字幕:松浦美奈 配給:ビターズ・エンド、ユニバーサル映画 Seacia Pavao / © 2024 FOCUS FEATURES LLC.
-
鬼才・石井隆のエロティック・ラブサスペンス「死んでもいい」が初Blu-ray化
2024年2月2日2022年5月22日に亡くなった石井隆監督の三回忌に合わせ、初期4作をBlu-ray化するプロジェクト〈石井隆 REVIVE:初期傑作選〉(仮題)が始動。その第1弾で初Blu-ray化となる、大竹しのぶ、永瀬正敏、室田日出男が共演したエロティック・ラブサスペンス「死んでもいい」(1992)が、5月10日(金)にリリースされる。 佐々木原保志カメラマンの監修で、オリジナルネガよりローコンプリントを起こして制作したHDマスター版を元にBlu-ray化した。 映像特典は、大竹しのぶ・岡田裕プロデューサー・石井隆監督のインタビュー(2000年収録)と、新たに発見された監督直筆の絵コンテ全シーン分の静止画。封入特典は、撮影時に監督が連載していた制作日誌の復刻版と、掘り起こし記事を収録したキネマ旬報特別編集ブックレット。貴重な特典とともに、鮮烈な愛憎劇が甦る。 〈石井隆 REVIVE:初期傑作選〉の概要は以下の通り。 第1弾「死んでもいい」(1992年作品:初Blu-ray化)5月10日発売 第2弾「ヌードの夜」(1993年作品)6月5日発売予定 第3弾「夜がまた来る」(1994年作品:初Blu-ray化)7月発売予定 第4弾「天使のはらわた 赤い閃光」(1994年作品:初ディスク化、初Blu-ray化)8月発売予定 Story 初夏の大月駅に降り立った信(永瀬正敏)は、突然の雨の中、名美(大竹しのぶ)に出会う。心惹かれるまま名美の働く不動産屋を訪れた信は、社長の土屋英樹(室田日出男)にアパートを借りたいと申し出る。信は名美が英樹の妻であることを知り、成り行きから英樹の下で働くことに。ある土砂降りの夕方、帰りの遅い信を名美が探しに行くと、信は思いつめた表情でモデルルームにいた。そして感情を抑えられず、名美を犯してしまう。その後、今度は名美が誘うようにして、二人はベッドで肌を合わせるが……。 「死んでもいい」 5月10日(金)Blu-rayリリース 1992年/日本/本編117分 ◆映像特典 ・撮り下ろしインタビュー映像:大竹しのぶ/岡田裕プロデューサー/石井隆監督(25分/2000年収録) ・特報(45秒)、劇場予告篇(3分) ・新たに発見された石井監督直筆、撮影で使用された絵コンテ、本編全シーン248ページを静止画収録 ◆封入特典 ・撮影当時、石井監督が雑誌に連載していた貴重な撮影・制作日誌「死んでもいいとも日記」を復刻。 ・貴重なインタビュー記事の再録など、キネマ旬報特別編集ブックレット(32ページ予定) 監督・脚本:石井隆 原作:西村望『火の蛾』 プロデューサー:伊地智啓、榎本靖 撮影:佐々木原保志 照明:金沢正夫 編集:菅野善雄 録音:本田孜 音楽:安川午朗 出演:大竹しのぶ、永瀬正敏、室田日出男、清水美子、岩松了、竹中直人 発売元:中央映画貿易、ダブル・フィールド 販売元:ハピネット・メディアマーケティング ©サントリー/日活/アルゴ・ピクチャーズ