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新たな感情〈シンパイ〉たちが登場。ディズニー&ピクサー新作「インサイド・ヘッド2」
2023年12月5日少女ライリーの頭の中にいる“5つの感情たち”、ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの奮闘を描き、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサー作品「インサイド・ヘッド」(2015)。その続編となる「インサイド・ヘッド2」が、2024年夏に公開される。ティザーポスターと日本語吹替版特報が到着した。 新しい学校に慣れ、思春期を迎えたライリー。ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリは、ライリーが幸せに暮らせるよう日々奮闘していた。そんな中で警報が鳴り、謎の軍団が感情たちの暮らす司令部を破壊、そしてオレンジ色の感情〈シンパイ〉が現れる──。 ティザーポスターにはシンパイ以外の新たなキャラクターも登場。これらは何の感情なのか、そしてどんな騒動が巻き起こるのか? 吹替えキャストは、カナシミ役の大竹しのぶ、ムカムカ役の小松由佳、ビビリ役の落合弘治、イカリ役の浦山迅が続投。ヨロコビ役は小清水亜美が務める。 大竹は「またカナシミちゃんに出会えた喜びが大きいです。前作から8年、今回の収録のために観直して改めて『いい映画だな、キャラクター、世界観、全てが可愛いな』って思いました」と喜び、「今、人の感情が薄れていってるのか、ヨロコビもカナシミも他の感情たちも、出しにくい世の中になっていると感じるので、特に日本では、感情を出すということはやはり大事だと、改めて教えてくれる映画です。また今度の作品は、新しい感情のキャラクターも増えるということで、さらに子供も大人も楽しめる作品に、作り上げられたらいいなと思います」と意気込む。 脚本は引き続きメグ・レフォヴが担当し、監督は「モンスターズ・ユニバーシティ」などでストーリースーパーバイザーとして腕を磨いてきたケルシー・マンが務める。監督は「新しいキャラクターのシンパイは、今までいた感情たちと初めて出会います。でもそれは私たちの頭の中で何が起こっているのかを考えてみると、とても理にかなっていると思います」と語る。“思春期あるある”の詰まった感動ドラマに期待したい。 「インサイド・ヘッド2」 監督:ケルシー・マン 制作:マーク・ニールセン 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved. -
ピエール瀧主演。福島で他者を弔い自らを再生する男の物語「水平線」、特報映像
2023年12月4日映画「凶悪」で共演したピエール瀧と小林且弥が再タッグ。主演・瀧 × 監督・小林で、福島の港町を舞台に大切な人ときちんとお別れできないまま立ち止まった親子の物語を描いた「水平線」が、12月8日(金)よりフォーラム福島で一週間限定先行上映、3月1日(金)よりテアトル新宿ほかで全国順次公開される。特報映像と場面写真が到着した。 震災で妻を失った井口真吾は、散骨業を営みながら一人娘の奈生と暮らしている。そんな中で持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった。真吾は苦しい決断を迫られる──。 奈生を演じるのは『his 〜恋するつもりなんてなかった〜』「青葉家のテーブル」の栗林藍希。小林且弥監督は俳優、プロデューサー、舞台演出家の顔も持ち、これが初の長編映画監督作となる。 福島の先行上映では、ピエール瀧と小林且弥監督の舞台挨拶も決定。他者を弔い自身を再生する、味わい豊かなヒューマンドラマに注目したい。 「水平線」 監督:小林且弥 出演:ピエール瀧、栗林藍希、足立智充、内田慈、押田岳、円井わん、高橋良輔、清水優、遊屋慎太郎、大方斐紗子、大堀こういち、渡辺哲 脚本:齋藤孝 音楽:海田庄吾 エグゼクティブプロデューサー:坂岡功士 プロデューサー:太田あや、齋藤寛朗(KAZUMO) 撮影:渡邉寿岳 録音:加唐学、小山海太 整音:反町憲人 音響効果:松浦大樹 美術:ホ・ジニ ヘアメイク:森川丈二 衣装:藤原わこ 助監督:伊藤良一 キャスティング:大川憧子 制作担当:小玉直人 企画・製作:STUDIO NAYURA 制作協力:G-STAR.PRO SHAIKER 撮影協力:福島テレビ、観音丸(草野直雅)、共栄丸(高橋正広)、サンエイ海苔、磐梯マリーン、相双緑化土木、槇野産業 音楽制作協力:東映音楽出版 ポスプロ:日活スタジオセンター 配給・宣伝:マジックアワー 2023年/119min/カラー/シネマスコープ/5.1ch ©2023 STUDIO NAYURA 公式サイト:https://studio-nayura.com/suiheisen/ -
シスターフッド映画の金字塔が、輝きを増してリバイバル。「テルマ&ルイーズ 4K」
2023年12月4日リドリー・スコット監督がスーザン・サランドンとジーナ・デイヴィスの共演で、女性二人の冒険と友情を描いたロードムービー「テルマ&ルイーズ」(1991)が、監督の監修による4Kレストアで新生。2月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかで全国順次公開される。カンヌ国際映画祭特別ビジュアルと場面写真が到着した。 平凡な主婦のテルマ(ジーナ・デイヴィス)とウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)は、週末のドライブ旅行に出発。すると立ち寄った店の駐車場でテルマが男に襲われ、助けに入ったルイーズは護身用の拳銃で男を射殺する。ルイーズにはレイプ被害のトラウマがあったのだ。トラブルが重なって指名手配された二人は、メキシコを目指して逃避行を続ける中で、自分らしい生き方に目覚めていく──。 1992年のアカデミー賞で6部門にノミネートされて脚本賞に輝き、2016年にはアメリカ国立フィルム登録簿にリスト入りした本作。女性の性被害と自由をテーマとし、二人を結ぶのは友情か愛かで議論を巻き起こすなど時代を先取りした。また、短い登場ながら印象を残したブラッド・ピットの出世作でもある。 到着したビジュアルは、2023年の第76回カンヌ国際映画祭で発表されたもの。テルマとルイーズの乗った1966年型サンダーバードが、コロラド川を望むデッド・ホース・ポイントを走るラストシーンを捉えている。夕陽とのコントラストで生まれる映像美は、“映像の魔術師”リドリー・スコットならでは。 そもそも「テルマ&ルイーズ」はカンヌ国際映画祭と縁が深く、1991年の第44回ではクロージング作品に選ばれている。2016年の第69回では公開25年の記念上映が行われ、スーザン・サランドンとジーナ・デイヴィスが登場、映画産業での女性の影響力を高めたとして〈ウーマン・イン・モーション〉賞が贈られた。 “90年代の女性版アメリカン・ニューシネマ”であり、今も輝くシスターフッド映画の金字塔。生まれ変わった画質で鑑賞したい。 「テルマ&ルイーズ 4K」 監督・製作:リドリー・スコット 製作:ミミ・ポーク・ギトリ 脚本:カーリー・クーリ 撮影:エイドリアン・ビドル 音楽:ハンス・ジマー 出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット 1991年/アメリカ/129分/THELMA&LOUISE/カラー/シネスコ/5.1ch 配給:アンプラグド Thelma & Louise © 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. 公式サイト:unpfilm.com/thelma_louise -
【お詫びと訂正】キネマ旬報ムック『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2024年版』
2023年12月4日●『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2024年版』目次(11ページ)で、64ページにインタビューを掲載した俳優名に誤りがありました。正しくはリー・ホンイーです。訂正し、読者の皆様と関係各位にお詫び申し上げます。 ●『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2024年版』25ページの記事内で、人物名の読み仮名に誤りがありました。正しくは悼襄(とうじょう)王、悼倡后(とうしょうこう)です。訂正し、ご執筆の渡邉義浩教授と読者の皆様、関係各位にお詫び申し上げます。 『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』編集部 -
マッドな世界に“暗黒の天使”が誕生。サーガ最新作「マッドマックス:フュリオサ」
2023年12月1日「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で強烈な存在感を放ったフュリオサ。その若き日の過酷な戦いの物語を、サーガの創始者ジョージ・ミラーが引き続きメガホンを執って描いた「マッドマックス:フュリオサ」が2024年に全国公開される。ビジュアルとUS版予告編が到着した。 世界崩壊から45年。故郷の“緑の地”でさらわれたフュリオサは、ディメンタス将軍率いるバイカー軍団の手に落ちる。彼らはイモータン・ジョーが統べる城塞都市の覇権をめぐり、争いを繰り広げていた。そんなマッドな世界でフュリオサは、数々の試練を乗り越えながら故郷への道を探すのだった──。 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが務めたフュリオサ役を引き継いだのは、『クイーンズ・ギャンビット』「ラストナイト・イン・ソーホー」のアニャ・テイラー=ジョイ。ディメンタス将軍は「アベンジャーズ」シリーズのクリス・ヘムズワースが演じる。 「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でロードムービーでしたが、この映画は15年にわたるフュリオサの物語です」とジョージ・ミラーは説明する。予告編の最後には、バズカットで変貌したフュリオサが登場。“暗黒の天使”誕生の物語から目が離せない。 「マットマックス:フュリオサ」 監督:ジョージ・ミラー 出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース ©2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved