ねから始まるものでの検索結果

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  •   「Les Combattants」(2014)の俊英トマ・カイエが、人が動物化する奇病が蔓延した世界を舞台に衝撃ドラマを紡ぎ、第49回セザール賞最多12部門ノミネートおよび第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング上映を果たした「動物界」が、11月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷などで公開される。“新生物”を潜ませたアザーポスターと著名人のコメントが到着した。           〈コメント〉 板垣巴留(漫画家) 美しいビジュアルと不気味な手触り、鼓膜を振るわせる咀嚼音。動物の描写のすべてがとても生っぽくセクシーでした。ありふれた家族ものというより、これは種族の壁の話。素手で触れると怪我を負う、野生動物そのもののような危うい映画です! 今泉忠明(動物学者) 人間が動物化して奇怪な新生物に変わっていくという奇病が流行り出した街が舞台だ。人は、自分たちと違うものを嫌い、恐れ、排除しようとすることが多い。しかし一方で、理解しよう、共存しようとする人もいる。この病気が可愛らしい新生物に変わっていくなら、人々は喜ぶのだろうな。そんな思いが頭をよぎった。息子が奇病に感染したとき、父親がとった勇気ある行動は愛に満ちていた。日本の父親だったら…かなり違う気がする。 Entei Ryu(Concept Artist) 『動物界』は、現代社会におけるカフカ的な寓話を豊かな象徴性で描き出している。SF物語の中に、日常で描かれる家族関係や、社会的な偏見と排斥への鋭い視点が込められており、観る者に強く響く。漫画家Frederik Peetersによる動物化のデザインは、馴染みのあるモチーフに絶妙な異質感を加えている。特に、生物の目の曖昧な表現は、映画のテーマと共に「人と獣」の境界を巧みにぼかしている。 奥浩哉(漫画家) 手塚治虫の「バンパイヤ」や「X-Men」のような動物に変異するミュータントが現れるようになった設定で荒唐無稽なコミック映画になりそうなところを鋭い演出力によってリアルで存在感のある世界になっていた。役者の演技もリアルで作品に説得力を持たせていた。記憶に残る映画だった。 カトウタカヒロ(漫画家) 奇病による世界の異変がリアルに描かれつつも、劇的な展開に頼らずに序盤から丁寧な描写が光る作品でした。技術が進化しても人間社会は未成熟だということを親子の普遍的な絆を描くことで他種に排他的な人間の特性とそのギャップが興味深く描かれています。世界の変化に弱い人間社会、それでも失われぬ愛、動物的本能に回帰することで直面する試練、解放感、生の喜びが鋭い洞察によって描かれた作品でした。非常に面白かったです。 苅田梨都子(ファッションデザイナー) 自分自身たまたま人間に生まれ、当たり前のように生活している。しかし急に自分の体が動物へと変化していき隔離される未来がもしあるのだとしたら…。愛する人や親しい人の容姿や形態が変わっていくことを受け入れられるだろうか?はたまた自分自身がそうなった場合は?不穏な空気に包まれながらもこの映画は「愛」も感じた。言葉では伝わらない事柄や気持ち。大切な人や家族と共に観てほしい作品。 小島秀夫(ゲームクリエイター) ハリウッドが“獣人”テーマを扱ったなら、VFXをふんだんに使ったありふれた変身映画になってしまう。ところが、フランスらしいエスプリが転移した本作は、“人間界”での社会と家族、変化と成長、対立と共生を炙り出す。外見のトランスフォーム(変形)だけではなく、内面までもメタモルフォーゼ(変身)させる“青春ドラマ”の“突然変異体”として、魅せてくれる。その“特異”な映像技術も見せ方も異質である。 澤江ポンプ(漫画家) 他者も世界も万物流転でどんどん変化していくが、ヒトはその変化していく対象の中に不変なものを求める動物だと思う。脳が高度に発達した結果そのような認知傾向が生じたのだろう。だから異形の肉親にも不変なものを求めようとする。多分その認知の偏向を愛という。この映画が必ずしも悲劇的でないのは、新生物の姿や振る舞いに不変なものの片鱗が窺い知れるからではないのかな。お父さんがスーパー不憫。 鈴木敏夫(スタジオジブリ) みんな、忘れている。 人間が動物だったことを。 この映画は、それを思い出させてくれる。 手塚るみ子(プランニング・プロデューサー) この映画はまるで手塚マンガで培ってきた私たちの心を射止めるかのよう。 恐怖やおぞましさではなく、葛藤や悲哀、種を越えた深い情愛。自然界の美しさに比べ人間の傲慢ぶりよ。共生か、排除か。果たしてそれを決めるなんて「おこがましいとは思わんかね」… 中西宏彰(造形作家) 親子の葛藤、青年の思春期の変化を新生物というモチーフを使って描いた心に残る作品。 エミールの人間と新生物の間で苦悩する様や父親目線での子供の変化、取り巻く環境の中での葛藤があり二人の視点でそれぞれ違った悩みに共感が持てる。 新生物のデザインも人でありながら人ではない中間生物のような見た目であり、キャラクターとして共感は持てるがどこか恐ろしい印象もある作風にマッチした見事な表現だった。 長沼毅(生物学者 広島大学教授) これはアニマライゼーション(人間の動物化)の物語である。外見が動物化していく過程で、内面はまだ人の心を保っている期間がある。その「外獣内人」の期間が人間と新生物の差別や分断を生みだす一方、交流への希望の時間でもある。この動物化は四肢動物の範囲内であり生物学的に荒唐無稽ではないし、 四肢動物に特有とされていた遺伝子は魚類に発しているので、魚類への動物化もあり得るのだ。この映画の続編を期待したい。 ぬまがさワタリ(作家/いきものクリエイター) カフカ『変身』や中島敦『山月記』といった文学から、ピクサー映画『私ときどきレッサーパンダ』まで、「人間が動物に変身する」物語は人の心の奥底を刺激してきた。変身が個人や社会にもたらす揺らぎを突き詰め、牙のように研ぎ澄ませた『動物界』は、その系譜の異端児にして最先端だ。私たちと近くて遠い「動物」という他者を通じて、「人間界」に根を張る多くの問題を鮮やかに描けると証明する、「動物映画」の“進化”を見た。 パンク町田(動物研究家) エミール、君は正しい! 友情は常識を超え誰も知らない大自然で 新生物へと生まれ変わる機能とハーモニーは鍛えられた。 父親の愛情もまた、法律では取り締まることができなかった。 これは本当に病気なのか? 進化とは階段のように突然登る瞬間が繰り返しに訪れるものだ。 つまり新生物は、私たち人間の新たなる分岐点の訪れなのでは・・・? 彼らの愛そして新生物は、地球の生態系にいかなる影響を与えてゆくのだろう。 ヒグチユウコ(画家) 分断させる世界。 進化なのか退化なのか。 水島努(アニメーション監督) 今まさに起こっているいろいろな世の中の問題が盛り込まれていつつも、それがしっかりとエンターテイメントとしている、とても素晴らしい作品。ややもすると荒唐無稽になりそうな設定を、とても説得力のある深いストーリーに仕上げられていて驚きました。 「動物界」だけではなく、ごちゃごちゃ複雑で面倒くさすぎるわれわれの「人間界」も、この映画ではしっかり描かれています。おすすめです。 minaco sakamoto(ひとふでがき作家) 動物が好きなので、タイトルから動物と人間の在り方についての話かと思ったが、人間社会においても深く考えるべき内容だった。外見や思想などで相手を決めつけ、自分の正義を“善”とし、自分と“違うもの”を否定し受け入れない。さっきまでの友を急に“敵”とみなす‥。 現代の様々な問題においても、お互いにとって最善の道は何なのか、自分優位の考え方になっていないかなど他人事ではなく“自分事”として考えるきっかけになった。   https://www.youtube.com/watch?v=4TXwH6_r-Cs   Story 人が動物化する感染症のパンデミックに見舞われた近未来。凶暴な“新生物”は施設に隔離され、フランソワ(ロマン・デュリス)の妻であるラナもその一人だった。ある日、移送中の事故により彼らは野に放たれる。フランソワは息子のエミール(ポール・キルシェ)と共にラナの行方を追うが、エミールの身体にも変化が表れ始めた。人と新生物の分断が深まる中、親子が下した決断とは──?   © 2023 NORD-OUEST FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS. 配給:キノフィルムズ ▶︎ 人体が動物化する世界──。セザール賞やカンヌを賑わせた「動物界」
  •   “映画の父”リュミエール兄弟が製作した1422本より、リュミエール研究所所長でカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモーが108本を厳選してまとめ、兄弟にオマージュを捧げた「リュミエール!」(2016)。その第2弾として、あまり知られていない映像を中心に110本で構成した「リュミエール!リュミエール!」が、11月22日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと場面写真が到着した。     130年前に発明されたシネマトグラフが捉えるのは、パリ、ヴェネチア、アルプス、ニューヨーク、京都、東京など。4Kデジタル修復で鮮明化した街並みと人々の映像に、リュミエール兄弟と同時代を生きた作曲家ガルリエル・フォーレの楽曲が重なる。 本作は第72回サン・セバスティアン国際映画祭と第19回ローマ国際映画祭で上映され、第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション出品も決定、合わせて監督を務めたティエリー・フレモーが来日する。映像の原点への旅に誘う注目作。     「リュミエール!リュミエール!」 監督・脚本・編集・プロデューサー・ナレーション:ティエリー・フレモー 音楽:ガブリエル・フォーレ エグゼクティブ・プロデューサー:マエル・アルノー アソシエイト・プロデューサー:ナタナエル・カルミッツ(MK2) プロダクション・マネージャー:マーゴット・ロッシ 編集:ジョナサン・カヴシアル、シモン・ジェメリ 映画史アドバイザー:ファブリス・カルゼトーニ、ジャン・マルク・ラモット プロダクション:ソルティー・ユージーヌ・プロダクション、リュミエール研究所 英題:LUMIERE! THE ADVENTURE CONTINUES 2024年/フランス/フランス語/105分/ビスタ/5.1chデジタル/モノクロ 字幕翻訳:高部義之 字幕監修:古賀太 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本 提供:ギャガ、ティー ワイ リミテッド 配給:ギャガ © Institut Lumière 2024 公式サイト:https://gaga.ne.jp/lumiere2/
  • “あの日”を経験した者たちが向かうそれぞれの終着点 「あの日を忘れない」̶̶毎年3月11日になるとTVやインターネットで決まって流れるこの言葉。未曾有の災害が多くの人々を襲ったこの日を忘れてはいけない。確かにそうだ。しかし、この言葉を聞くたびに心を痛めている人もいる。解放されたいと願っている人もいる。 震災発生時、NYにいた宮城県出身の堀江貴監督。彼は、毎年訪れていた震災の追悼式で出会った、福島県の実家が移住を余儀なくされた女性の言葉に衝撃を受け、本作の製作を決意したという。「辛い思いをした日を決して特別な日にしたくない」という彼女の想い、これは震災を体験していない自分だからこそ描けるテーマなのではないか。それが物語の出発点となり、資金調達のためのクラウドファンディングを開始した。 妻に先立たれたタクシードライバーの遠藤は、思春期の娘とぶつかってばかり。東京の大学を受験するという娘を勇気づけようと豪華な夕食に誘うも、些細な誤解からケンカになってしまう。誰よりも応援したいのに素直に伝えられない父の思いは〝卵おにぎり〞となり、娘の心にそっと寄り添い続けるのだ(ちなみにこの卵おにぎりは、監督のお母様の〝おふくろの味〞だそう)。 本作には〝映画の創造力〞を感じるある仕掛けが施されており、それが判明した瞬間、物語の視点はガラッと変わる。王道でありながら、登場人物の未来を明るく照らすような爽快な〝読後感〞。遠藤と同じく娘を育てる筆者としては、本篇は言わずもがな、特にエンドロールで涙してしまった。何げない日常がいかに貴重なものであるか。親として生きている間に子に何を伝えられるのか。震災により断ち切られた想いの哀しみや、人と人との結びつきの大切さ、生命の重さを感じ取れる珠玉の作品だ。 文=原真利子 制作=キネマ旬報社(「キネマ旬報」2024年12月号より転載) https://www.youtube.com/watch?v=_WFy8p64rA0   「最後の乗客」 【あらすじ】 東北のどこかにある小さな街。同僚の竹ちゃん(谷田)から“ある噂”を聞いたタクシードライバーの遠藤(冨家)は、彼の話を一笑に付し、閑散とした夜の住宅街を流していた。そんな中、遠藤はタクシーを止めようと手を挙げていた若い女性(岩田)を乗せる。彼女の目的地まで車を走らせていると、今度は小さな女の子(畠山)と母親(長尾)が飛び出してきて……。 【STAFF & CAST】 製作・脚本・監督・編集:堀江貴 出演:岩田華怜、冨家ノリマサ、長尾純子、谷田真吾、畠山心、大日琳太郎 ほか 配給:ギャガ 日本/2024年/55分/Gマーク 10月11日より全国にて順次公開中 ©Marmalade Pictures, Inc. 公式HPはこちら  
  •   ピエロの扮装をした殺人鬼〈アート・ザ・クラウン〉が恐怖を巻き起こす「テリファー」シリーズ。その第3弾としてクリスマスの惨劇を描き、全米興行収入ランキング初登場1位のサプライズ・ヒットを記録した「テリファー 聖夜の悪夢」が、11月29日(金)(=いい肉の日)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。     ハロウィンの虐殺を生き延びたシエナとジョナサンは、トラウマに苦しみながらも人生を立て直そうとしていた。やがてクリスマスシーズンを迎え、街がお祝いムードに染まる中、またしてもアート・ザ・クラウンが現れる──。 引き続き監督をダミアン・レオーネ、アート・ザ・クラウン役をデヴィッド・ハワード・ソーントンが務め、前作「テリファー 終わらない惨劇」のローレン・ラベラが再び主演する。日本版イメージソングはDIR EN GREY『The Devil In Me』に決定。アート・ザ・クラウンの無双ぶりから目が離せない。   https://www.youtube.com/watch?v=0cjNTSihYCI   めっちゃ可愛い 過去最高にプリティです 可愛いもの好きな人は必ず幸せになれる映画です ──京/DIR EN GREY     「テリファー 聖夜の悪夢」 監督・脚本:ダミアン・レオーネ 出演:ローレン・ラベラ、デヴィッド・ハワード・ソーントン、サマンサ・スカフィディ、エリオット・フラム、ダニエル・ローバック、クリス・ジェリコ 2024年/アメリカ/英語/124分/カラー 日本版イメージソング:「The Devil In Me」DIR EN GREY 宣伝:ガイエ 配給:プルーク、エクストリームフィルム ©Terrifier 3 LLC, 2024 公式サイト:terrifier-movie.jp
  •   「八月のクリスマス」の名匠ホ・ジノが監督を務め、「ペパーミント・キャンディー」の名優ソル・ギョング、約5年ぶりのスクリーン復帰となるチャン・ドンゴン、『夫婦の世界』のキム・ヒエ、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などハリウッド作品でも知られるクローディア・キムが共演。ある事件から始まる家族崩壊を描いた「満ち足りた家族」が、2025年1月17日(金)より全国公開される。ポスタービジュアルが到着した。     つねに利益を優先し、殺人犯を担当することも厭わない弁護士ジェワン(ソル・ギョング)。年下の妻ジス(クローディア・キム)や10代の娘らと豪華マンションに住み、家事は家政婦がこなす。彼の弟であるジェギュ(チャン・ドンゴン)は、良心的な小児科医。年上の妻ユンギョン(キム・ヒエ)および10代の息子と暮らし、認知症の兆しが見える母を献身的に介護している。 対照的な信念のもとに生きてきた兄弟と妻たちは、月に一度の恒例となっている高級レストランでの会食に臨むが、会話はぎこちない。時を同じくしてある事件が起き、彼らの運命が狂い出す──。 11月20日(水)のジャパンプレミアに合わせ、チャン・ドンゴンとホ・ジノ監督が来日することも決定。子どもたちの秘密に端を発する衝撃サスペンスに注目だ。   「満ち足りた家族」 監督:ホ・ジノ 出演:ソル・ギョング、チャン・ドンゴン、キム・ヒエ、クローディア・キム 2024年/韓国/109分/シネスコサイズ/5.1ch/PG12 字幕翻訳:福留友子 原題:보통의 가족 英題:A NORMAL FAMILY 提供:KDDI 配給:日活、KDDI ©2024 HIVE MEDIA CORP & MINDMARK ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:michitaritakazoku.jp

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