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世界を飛び回り希望を語る。「旅するローマ教皇」予告編と場面写真が到着
2023年8月17日「海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~」のジャンフランコ・ロージ監督がローマ教皇の姿に迫り、第79回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に出品されたドキュメンタリー「旅するローマ教皇」が、10月6日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。場面写真と予告編が到着した。 史上初の南米出身のローマ教皇であるフランシスコは、9年間での37回の旅で53か国を訪れ、問題に耳を傾け、言葉を投げかけてきた。予告編ではブラジル、チリ、メキシコ、イラク、中央アフリカ共和国などを訪れた際の模様を紹介。日本では平和記念公園で黙祷を捧げる。 「人はかなわない夢を見る。それでも夢を、願いを」「皆さんがベストを尽くせば、この世界は変わるかもしれない」と希望を語る一方、自身の発言を真摯に謝罪したり、風で肩襟がめくれたりといった一面も。教皇の実像、そして旅とともに見えてくる社会情勢に心を揺さぶられるはずだ。 © 2022 21Uno Film srl Stemal Entertainment srl 配給:ビターズ・エンド ▶︎ 世界の人々と出会い、語る姿を追う。ジャンフランコ・ロージ新作「旅するローマ教皇」 -
竹野内豊&山田孝之「唄う六人の女」、美しくも奇妙な女たちが次々と現れる予告編
2023年8月16日竹野内豊と山田孝之のW主演で、深い森の村に迷い込んだ二人の男が謎めいた六人の女に監禁されるさまを描いたサスペンススリラー「唄う六人の女」が、10月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。本ビジュアルと本予告が到着した。 萱島(竹野内豊)と宇和島(山田孝之)の前に、刺す女(水川あさみ)、牙を剥く女(萩原みのり)、見つめる女(桃果)、包み込む女(武田玲奈)、濡れる女(アオイヤマダ)、撒き散らす女(服部樹咲)が次々と現れる。 併せて主題歌が澤野弘之トータルプロデュースのプロジェクト、NAQT VANEの『NIGHTINGALE』に決定し、津田寛治、白川和子、竹中直人といった名バイプレイヤーの出演も明らかに。 森に隠された秘密とは──。不穏なるドラマの行方に注目だ。 ©2023「唄う六人の女」製作委員会 配給:ナカチカピクチャーズ、パルコ ▶︎ 竹野内豊と山田孝之がW主演。蠱惑的な6人の女に監禁される「唄う六人の女」 -
千葉・柏で〈エドワード・ヤン監督特集〉。貴重なフィルム上映も
2023年8月15日「エドワード・ヤンの恋愛時代」の4Kレストアを記念し、〈エドワード・ヤン監督特集〉が8月18日(金)より千葉県柏市のキネマ旬報シアターで限定開催される。 上映作は、盟友の侯孝賢を主演に迎えた初期作「台北ストーリー」(1985)、それまでと異なるアプローチで描いた「エドワード・ヤンの恋愛時代」(1994)、そして遺作にして集大成「ヤンヤン 夏の想い出」(2000)の3本(「ヤンヤン〜」は35mmフィルムで上映)。台北の街の変貌とともにエドワード・ヤンの軌跡を辿る貴重な機会となる。 「台北ストーリー」 家業を継いだ元野球選手アリョンと、不動産会社に勤めるアジン。幼なじみの二人はなんとなく恋人関係を続けていた。そんな中、勤務先が買収されたことでアジンは解雇されるが……。 監督:エドワード・ヤン 出演:ツァイ・チン、ホウ・シャオシェン、ウー・ニェンチェン 1985年/台湾/119分 ©3H productions ltd. All Rights Reserved 「エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版」 経営する会社の業績がすぐれないモーリーは、婚約者アキンとの仲も不調。親友のチチはモーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとの雲行きが怪しい。そんな折、盗作問題が浮上した舞台演出家のバーディが、モーリーに助けを求めるが……。 監督:エドワード・ヤン 出演:チェン・シャンチー、ニー・シューチュン、ワン・ウェイミン 1994年/台湾/129分 ©Kailidoscope Pictures 「ヤンヤン 夏の想い出」 8歳のヤンヤンは、祖母、両親、姉と台北のマンションで暮している。祖母が脳卒中で昏睡状態に陥ると、家族の空気は一変。母は看病に疲れて家出し、父は昔の恋人と再会、姉は恋に煩う。そんな家族をヤンヤンは冷静に見守り……。 監督:エドワード・ヤン 出演:ウー・ニェンチェン、エレン・ジン、イッセー尾形、ジョナサン・チャン、ケリー・リー 2000年/台湾・日本/173分 ©1+2 Seisaku Iinkai 上映日程 「エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版」 8/18(金)~終了日未定 「ヤンヤン 夏の想い出」(35mmフィルム上映) 8/19(土)・8/20(日) 「台北ストーリー」 8/21(月)~8/25(金) ※上映時間は決まり次第、キネマ旬報シアター公式ホームページで発表 ※4K作品は2Kで上映 【キネマ旬報シアター】 〒277-0842千葉県柏市末広町1-1 TEL:04-7141-7238 (柏高島屋ステーションモールS館1階/JR柏駅、東武柏駅改札より徒歩2分) スクリーン1:160席 スクリーン2:148席 スクリーン3(35mm):136席 公式HP:http://www.kinenote.com/main/kinejun_theater/home/ Twitter:https://twitter.com/kinejun_theater Instagram:http://instagram.com/kinejuntheater/ -
「禁じられた遊び」重岡大毅 ×「忌怪島/きかいじま」西畑大吾のコラボ動画第2弾
2023年8月15日「禁じられた遊び」(9月8日公開)主演の重岡大毅(ジャニーズWEST)と、「忌怪島/きかいじま」(公開中)主演の西畑大吾(なにわ男子)。両者が語り合うコラボ動画の第2弾〈西畑大吾の“映画島/えいがじま”〉が解禁された。 6月に公開された第1弾動画〈重岡大毅の“禁じられた映画ショー”〉から立場を変え、今回は西畑がMCで重岡がゲスト。重岡がW主演の一人としてホラーに初挑戦した「禁じられた遊び」についてたっぷり語る。 一足先に鑑賞した西畑から「めっちゃ怖かった」という感想が飛び出すと、重岡は「よっしゃ!」と大喜び。そして、ファーストサマーウイカが演じた “祓えない・倒せない・何度でも蘇る” 美雪の凄さ、中田秀夫監督のアドバイス、作品テーマの《嫉妬》へと話題が及ぶ。 さらに「(魔法の呪文である)エロイムエッサイムを唱えて蘇らせたいものは?」という質問では、重岡・西畑の貴重な青春時代が垣間見え、ファンは見逃せない。 「禁じられた遊び」 出演:橋本環奈、重岡大毅(ジャニーズWEST) 堀田真由、倉 悠貴、正垣湊都、猪塚健太、新納慎也 ・ MEGUMI、清水ミチコ、長谷川 忍(シソンヌ)、ファーストサマーウイカ 監督:中田秀夫 企画・プロデュース:平野隆 プロデューサー:小杉宝、岡田有正、大脇拓郎、田口雄介 脚本:杉原憲明 配給:東映 PG12 ©2023映画『禁じられた遊び』製作委員会 https://kinjirareta-asobi.jp/ @kinjirareta_asb(https://twitter.com/kinjirareta_asb) -
巨匠エドワード・ヤンの青春群像劇「エドワード・ヤンの恋愛時代」(1994)が、4Kレストア版で8月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかで全国公開される。また同監督作「牯嶺街少年殺人事件」(1991)が、8月11日(金・祝)より1週間限定で、TOHOシネマズ シャンテにて上映中だ。 8月11日には「エドワード・ヤンの恋愛時代」と「牯嶺街少年殺人事件」の一挙上映イベントで、「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督と「あのこは貴族」の岨手由貴子監督によるトークショーが行われた。 20代前半に初めて見たエドワード・ヤン作品が「ヤンヤン 夏の想い出」(2000)だったという濱口監督。同作について「素直におもしろいと思えるエドワード・ヤン作品であり、僕にとってのエドワード・ヤン映画の入り口になってくれた作品、そして映画好きになっていくうえでの入り口にもなった作品」だと述べた。 エドワード・ヤン作品の入り口は「牯嶺街少年殺人事件」だったという岨手監督は「とにかくすごいものを見た(と思った)。でもレンタルしたVHSで見たのであまりよく見えなくて分からない部分もたくさんありました。でもとにかくすごいことだけは分かる、という映画体験でした。『恋愛時代』は『牯嶺街少年殺人事件』ほどの衝撃はなかったけど、見返すごとに年々好きになっていくというか、大人になるにつれて、エドワード・ヤン作品のなかでも好きな一作になりました」と語る。 [caption id="attachment_28429" align="aligncenter" width="850"] 「エドワード・ヤンの恋愛時代」 © Kailidoscope Pictures[/caption] 自身の作品づくりに与えた影響について、濱口監督は「映画を撮るうえで、だんだん影響を受けていくのを感じます。いちばんはカメラの置き方、視点の見つけ方ですね。どこにカメラを置いたら豊かになるか、『映画にならないな』と思いながら暮らしているこの街の、どこだったら映画になるのか。ヤン監督の作品は、空間のなかで人物が生きていて、空間そのものが人物の構造にも影響を与えている。人間関係だけじゃなくて、街自体を描くことを自分の映画でもやりたいなと思っています」 岨手監督は、「おこがましい話ですが、実は『あのこは貴族』は『恋愛時代』をかなり意識して作った作品です。都市のなかで、登場人物たちが明らかに東京でしかありえない人間関係、暮らしをしていて、その街に馴染んでいるのではなく、どこか浮遊している感覚だったり、ちょっとした摩擦や亀裂が登場人物たちと街のあいだに生まれていることを表現できないだろうかと考えた時に、『恋愛時代』が参考になりました」 [caption id="attachment_28432" align="aligncenter" width="850"] 「牯嶺街少年殺人事件」 ©1991 Kailidoscope[/caption] 4Kレストア版で再見しての印象について、濱口監督は「(はっきりと)見えるようになりましたよね、みんな顔が分かる(笑)。実は『牯嶺街少年殺人事件』と『恋愛時代』は出演俳優が共通しているんですけど、数年前の『牯嶺街少年殺人事件』のデジタル・リマスター版と、今回の『恋愛時代』4Kレストア版を見てようやくそれが分かりました。また声もとても印象に残りましたね。喧嘩をしているシーンの痛い感じや、暗い場面での親密な二人だけの空間で発せられる声が如実に描かれていて、前に見た時よりすべてが自分の心に届くような気がします」 岨手監督は「前にDVDで見た時は、単純に見えなくて登場人物を混同していました(笑)。そのくらい全然違う印象でした。歩道橋で義理の兄が一人で下を眺めるシーンがあるのですが、DVDで見た時はあまり印象に残ってなかったんです。でも今回レストア版であのシーンを見たとき、『あっ、この映画は基本二人、カップリングで構成されているんだ』と気づき、一人になる瞬間が鮮烈に感じられたんです。二人でいるのに何か気持ちが寄り添えきらない人たちのカップリングがずっと描かれるからこそ、一人になった時ポジティブな気持ちではないはずなのに、どこか清涼感を感じる気がしました」 最後に濱口監督は「大学院の時に大視聴覚教室で『牯嶺街少年殺人事件』を見て、自分の映画人生が変わった瞬間だった。こんな映画が存在するのか、と。世界そのものが映っているという感覚をもちました。それがいま自分が映画をやるモチベーションになっています」、岨手監督は「『牯嶺街少年殺人事件』も『恋愛時代』もわかりやすい映画ではないが、よく分からなかったらもう一度見ていただけたらと。何回も見るうちに自分の脳内解釈も変わってくるし、人生観も変わってくる。そういった体験をさせてもらえること自体が、私は映画を見る一つの価値だと思います」と会場に語りかけた。 「エドワード・ヤンの恋愛時代」 監督・脚本:エドワード・ヤン 出演:ニー・シューチュン、チェン・シァンチー、ワン・ウェイミン、ワン・ポーセン 原題:獨立時代 英題:A Confucian Confusion 1994 年/台湾/1:1.85/5.1ch/129 分 字幕翻訳:樋口裕子 日本語字幕協力:東京国際映画祭 配給:ビターズ・エンド ▶︎ 「エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版」予告編と濱口竜介監督のコメント到着