ほから始まるものでの検索結果

作品情報
条件「ほから始まるもの」の作品 2299件)

人物
「ほから始まるもの」を人物名に含む検索結果 3894件)

記事
「ほから始まるもの」の検索結果 50件)

  • 自由を求めてノルウェーから大阪へやって来た女性のミステリアスで数奇な物語を描き、第17回大阪アジアン映画祭でクロージング作品として上映された、デンマーク・ノルウェー・日本の3ヵ国プロジェクト作品「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」が、10月21日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。ポスタービジュアルと予告編が到着した。     目的も展望もなく憂鬱な日々を送るデンマーク人のイネス。恋人の出張に同行してノルウェーを訪れた彼女は、大阪からやって来たマリアという女性に出会う。イネスとマリアの容姿は似ていたが、マリアはミステリアスで自信に溢れていた。マリアに心酔したイネスは、雄大な自然の中で夢のような時間を共有するが、不慮の事故でマリアが亡くなってしまう。ずっと「別の誰かになりたい」と願っていたイネスは、マリアの航空券とパスポートを携えて大阪へ出発。そしてマリアの勤め先のナイトクラブ “MISS OSAKA” に雇われ、未知なる刺激的な人生に踏み出すが……。     アイデンティティの喪失と再発見の物語を通し、愛、自由、孤独といった根源的テーマへの想像力を掻き立てる「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」。作家としても活躍するダニエル・デンシック監督が、かつて訪れた大阪の街に魅了されて映画を構想し、大阪ミナミなんばの老舗グランドキャバレー“ミス大阪”で撮影を実施。さらに岸和田競輪場、カプセルホテル、高架下、墓地、路地など観光名所とは異なる場所をカメラに収めた。 主演のビクトリア・カルメン・ソンネは、2020年のベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞した若手実力派。現実と夢の狭間に揺らぐような繊細なニュアンスを体現した本作で、デンマークのアカデミー賞と呼ばれるロバート賞の主演女優賞にノミネートされた。 そして、ナイトクラブ“MISS OSAKA”で危険な匂いを漂わせながらイネスに心奪われていくシゲルを森山未來、店を取り仕切るママを南果歩、イネスの素性に不審を抱く人気ホステスのアヤノを阿部純子が演じている。   「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」 監督:ダニエル・デンシック 出演:ビクトリア・カルメン・ソンネ、森山未來、阿部純子、南果歩 2021年/デンマーク・ノルウェー・日本/英語・デンマーク語・日本語・ノルウェー語/カラー/90分 © Haslund Dencik Entertainment · Nørrebrogade 12, 1.th · DK 2200 København N
  • 映像作家・歌川達人が消えゆく “まち” のシンボルである魚屋たちの日常を追ったドキュメンタリー「浦安魚市場のこと」が、12月中旬より渋谷シアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開。ポスタービジュアル、場面写真、纐纈あや監督と小森はるか監督のコメントが到着した。         魚屋の活きのよい掛け声。貝を剥き続ける年老いた女性。年末の客たちと店の賑わい。古くから漁師町だった浦安には魚市場があった。工場汚染水の影響で漁業権を放棄して埋立地となった浦安にとって、魚市場が漁村だった町のシンボルでもある。そんな魚市場には、昼は町の魚屋、夜はロックバンド〈漁港〉のボーカルとして活動する森田釣竿がいた。時代の流れとともに変わっていく魚の流通と消費の形。脈々と繋がってきた暮らしを謳歌する浦安の人々。しかし、その瞬間は、緩やかに、そして突然訪れる……。   これまで主にカンボジアで短編中編のドキュメンタリー(「時と場の彫刻」「カンボジアの染織物」)を制作してきた歌川達人にとって、本作が初の長編となる。撮影期間中、歌川は浦安魚市場近くへ移り住み、緻密な撮影を重ねた。本プロジェクトでは、映画製作に限らず、写真集作成や魚市場内での映像インスタレーション展示など、多角的なアウトプットを行ってきた。カメラを持ったひとりのアーティストとして、滅びゆく場や営みに対して何ができるのかを見つめた軌跡である。   歌川は「日本の浦安という、ローカルな場で記録された時が、映画として、遠くへ旅立ち、誰かに届く。そこで、顔も知らない誰かと共鳴する、あるいは議論される。コロナ禍で、場のあり様や働くことを再考せざるを得ない時期に、そういった営みがどこかで生まれることを願う」と思いを語っている。       氷の上に陳列されたピッチピチの魚たち。一本一本炙られて甘ダレに浸されるハマグリの串。威勢のいいかけ声。 その光景ひとつひとつに心が踊る。魚屋さんは魚を売っているだけじゃない。この魚、おいしいよ!という気合いと手業が込められる。物を介して、思いや会話、いたわりや笑顔が行き交う場所。その市場をまた失ってしまった。僕たちもがんばっているから、お客さんもがんばってほしい、ある魚屋さんの涙に滲む言葉を確かに受け取った。 纐纈あや(映画監督)   いつもと同じように始まり、いつもとは違う終わりを迎える、最後の日。 それぞれの目に込み上げた涙や送られる拍手を、誇張せず、省略もせずに見せてくれた。 この一日の長さをどう見せるかに、作り手の思いを受け取る。 最後だけが特別なわけじゃない。 だからこそ最後を丁寧に描く大切さを教わった。 それが終わらせないための記録になると。 小森はるか(映像作家)                       「浦安魚市場のこと」   監督・撮影・録音・編集・製作:歌川達人 編集:秦岳志 整音:山本タカアキ カラリスト:田巻源太(Interceptor) 音楽:POSA(すぎやまたくや&紫藤佑弥) 助監督:今井真 英語字幕:Don Brown&櫻井智子 海外セールス:植山英美(ARTicle Films) プロデューサー:長倉徳生、植山英美、歌川達人 制作:有限会社カサマフィルム、ARTicle Films 配給:Song River Production 製作:有限会社カサマフィルム 宣伝:植田さやか 宣伝美術:鈴木規子 助成:文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業 2022年/日本/16:9/98分/5.1ch/DCP /カラー 公式サイト:urayasu-ichiba.com
  • 「リベリアの白い血」「アイヌモシㇼ」で民族やルーツにフォーカスしてきた福永壮志監督が、山田杏奈を主演に迎えて描く「山女」が、10月24日から開催される第35回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されることが決定した(劇場公開は2023年予定)。     『遠野物語』の民話にインスパイアされ、オリジナル脚本で撮り上げた「山女」。18世紀後半の東北を舞台に、主人公の少女・凛が自らの意志で生きていく物語を通し、自然の脅威を前にした村社会の閉鎖性と集団性、また信仰の敬虔さと危うさを浮かび上がらせる。 山田杏奈が演じる凛は、苦しい日々の中でも、罪人を許す女神が住むと言い伝えられる早池峰山に祈りを捧げ、山で生きることを決意する強く健気な少女だ。 そして森山未來が、神聖な森に住み、村人に恐れられながらも凛と信頼関係を築く山男の役で共演。さらに永瀬正敏が、凛の父親であり、村八分になりながらも死体埋葬などの汚れ仕事で生計を立てる伊兵衛役で脇を固める。   山田杏奈と福永壮志監督のコメントは以下。 主演・山田杏奈 凛でいた期間は私自身も夢と現実のはざまにいたように思い出します。 現代とは違う時代背景、環境の中でも 彼女が何と戦っているのか、彼女はどうしたら幸せになれるのかをずっと考えていました。 東京国際映画祭のコンペ部門に出品されると聞き、とても光栄ですし嬉しいです。 沢山の人に福永監督の描く世界が届くことを願っています。 監督・福永壮志 『遠野物語』で書き記された数々の民話では、自然に宿る神々や化け物が絶対的な存在として描かれているのとは対照的に、人間は非力で浅はかです。その根底には自然に対する畏敬の念と、後世に向けた教戒が込められています。『山女』は、それらの民話にインスパイアされて新しく紡ぎ上げた物語で、「自然と人間」や「集団と個」といった現代の日本社会においても身近なテーマを扱っています。厳しい環境の中を必死に生きる主人公・凛を通して、この映画を観た人の心に何かを残せることを願います。     Story 18世紀後半の東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、少女・凛は人々に蔑まれながらも逞しく生きていた。彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿るといわれる早池峰山だった。 ある日、凛の父親・伊兵衛が村中を揺るがす事件を起こし、家を守るために凛は自ら村を去る。 決して越えてはいけないと言い伝えられる山神様の祠を越え、山の奥深くへと進む凛。狼たちから逃げる彼女の前に現れたのは、化け物なのか人間なのかもわからぬ不思議な存在だった──。   「山女」 出演:山田杏奈、森山未來、永瀬正敏 監督:福永壮志 プロデューサー:エリック・ニアリ、三宅はるえ、家冨未央 脚本:福永壮志、長田育恵 撮影:ダニエル・サティノフ 音楽:アレックス・チャン・ハンタイ 制作プロダクション:シネリック・クリエイティブ、ブースタープロジェクト 国際共同制作:NHK 製作:「山女」製作委員会 配給:アニモプロデュース 2022年/日本・アメリカ/98分/カラー/シネマスコープ/5.1ch ©YAMAONNA FILM COMMITTEE
  • イタリアの絶景を舞台に、父親同士の再婚が巻き起こすひと夏の騒動を描き、イタリア映画祭2021で上映された「泣いたり笑ったり」が、12月2日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。   [caption id="attachment_16094" align="alignnone" width="567"] ▲海外版ポスター[/caption]   バカンスに海辺の別荘を訪れたのは、享楽的に生きる裕福なカステルヴェッキオ家と、代々漁師で労働者階級のぺターニャ家。対照的な価値観の両家だが、待ち受けていたのは、それぞれの父親トニとカルロの再婚の知らせだった。両家族は混乱し、大騒動に発展。果たしてトニとカルロの恋の行方は──。 亡き妻を今も深く愛するとともに、息子から敬愛される海の男カルロ役は「盗まれたカラヴァッジョ」アレッサンドロ・ガスマン。元妻や娘を泣かせてきた身勝手ながらも憎めないインテリ老紳士トニ役は、「人間の値打ち」のファブリツィオ・ベンティヴォッリオ。ふたりを引き裂こうと奔走するトニの娘ペネロペ役は、本作で伊ゴールデングローブ賞最優秀女優賞に輝いたジャスミン・トリンカ。 監督は気鋭のシモーネ・ゴーダノが務め、2019年ナストロ・ダルジェント賞最優秀コメディ賞にノミネートされた。LGBTQを題材にした “イタリア式再婚狂想曲” に注目だ。     「泣いたり笑ったり」 監督:シモーネ・ゴーダノ 出演:アレッサンドロ・ガスマン、ジャスミン・トリンカ、ファブリツィオ・ベンティヴォッリオ 2019年/イタリア/イタリア語・フランス語/100分/2.35:1/5.1ch 原題:Croce e delizia 英題:An Almost Ordinary Summer 字幕:山田香苗 特別協力:イタリア文化会館 提供:日本イタリア映画社 配給:ミモザフィルムズ © 2019 Warner Bros. Entertainment Italia S.r.l. - Picomedia S.r.l. - Groenlandia S.r.l.
  • 民主化デモの封じ込めで言論と表現の自由が狭まる香港では上映禁止措置に遭いながらも、海外映画祭では次々と注目を浴びている昨今の香港映画。そうした新時代の幕開けを告げる2作、「少年たちの時代革命」と「理大囲城」が12月よりポレポレ東中野ほかで全国順次公開される。メインビジュアルと監督コメントが到着した。       「少年たちの時代革命」は、新人のレックス・レン監督とラム・サム監督が低予算&ノースターで極秘裏に制作し、台湾アカデミー賞で話題を呼んだ青春群像劇。今の香港を生きる若者たちを、レックス監督が師事したフルーツ・チャン監督の「メイド・イン・ホンコン」を彷彿させる疾走感とともに描く。 「理大囲城」は、名門の香港理工大学が警察に包囲されて要塞と化した緊迫の13日間を、匿名の監督〈香港ドキュメンタリー映画工作者〉たちが、出演者の顔にモザイクを施して描き出した籠城戦の記録。香港で上映禁止となり、山形国際ドキュメンタリー映画祭で大賞を受賞した。   監督コメントは以下。 「少年たちの時代革命」監督:レックス・レン(任俠) 「少年たちの時代革命」の上映が世界一周して、やっと谷崎潤一郎の『少年』と大島渚の「少年」の国、日本にたどり着いた。なぜ「少年」が絶えず、どんな時代でも創作の原動力になり得るのか?香港からやって来た「少年」が、大きな人生の波を乗り越えても少年の心を持ち続けるあなたに、2019年の香港のエネルギーを届けてくれるだろう。たとえ結果が出なくても、私たちは諦めない。 「少年たちの時代革命」監督:ラム・サム(林森) 映画「少年たちの時代革命」を発表してからおよそ1年経った。今でも香港では上映禁止だが、台湾、ヨーロッパ、オーストラリアなどで上映されてきた。そして今回、日本で劇場公開が決まったことは、この映画に関わってきたチーム、いまなお悲観的な状況に置かれている香港人にとって、大きな励みになるに違いない。2019年に民主化デモが始まってから、日本人はいつも香港に関心を寄せてくれた。3年後の今日、「少年たちの時代革命」の劇場公開によって、再び日本、さらに世界中の自由を愛する人々と繋がり、力を分かち合うことができたら幸いです。ありがとうございます! 「理大囲城」監督:香港ドキュメンタリー映画工作者 映画「理大囲城」が劇場公開されることは、我々にとって大変意義があることです。自由への切望が、我々を繋ぎ合わせることができると期待してやみません。「理大囲城」を観て下さる全ての人に、深く感謝致します。   「少年たちの時代革命」 2019年、香港の街は民主化デモに参加する若者であふれていた。 少女YYは、親友のジーユーとゲームセンターで遊び、時にデモに参加する普通の17歳だ。ある日、ふたりはデモに参加して逮捕される。「香港は変わらない」と、ジーユーは香港を去ることを決める。孤独と絶望を抱えたYYは、18歳の誕生日にSNSにメッセージを残し、ひとり街に消える。 YYのメッセージを見つけた少年ナムは、恋人のベル、デモ仲間のルイスたちと捜索隊を結成。彼らは時にぶつかり合いながらも、それぞれの思いを胸にYYを探し出そうと駆け巡るが、時間だけが過ぎてゆく。 「香港も、YYも救えない」 夜が深まり、屋上からひとり香港の街を見下ろすYYの姿があった──。 出演:ユー・ジーウィン(余子穎)、レイ・プイイー(李珮怡)、スン・クワントー(孫君陶)、マヤ・ツァン(曾睿彤)、トン・カーファイ(唐嘉輝)、アイビー・パン(彭珮嵐)、ホー・ワイワー(何煒華)、スン・ツェン(孫澄)、マック・ウィンサム(麥穎森) 監督:レックス・レン(任俠)、ラム・サム(林森) プロデューサー:伍珍珍、陳力行、任侠 撮影:ming、田中十一、陳家信 編集:L2、任侠 音楽:Aki 配給:Cinema Drifters・大福 宣伝:大福 原題:少年 英題:May You Stay Forever Young 2021/香港/カラー/DCP/ステレオ/86分 ©Animal Farm Production 公式HP:www.ridai-shonen.com   「理大囲城」 2019年の香港民主化デモの中でもスキャンダラスな事件といわれる、香港理工大学包囲事件。警察が包囲した大学にはデモ参加者と学生が取り残され、逃亡犯条例改正反対デモで最多となる1377名の逮捕者を出した。 警察は兵糧攻めを決行し、支援者が救援物資を運ぶことも、記者や救護班が入ることも許さなかった。しかし匿名の監督〈香港ドキュメンタリー映画工作者〉たちは、デモ参加者として構内でカメラを回し続けた──。 監督:香港ドキュメンタリー映画工作者 配給:Cinema Drifters・大福 宣伝:大福 原題:理大圍城 英題:Inside the Red Brick Wall 2021/香港/カラー/DCP/ステレオ/88分 ©Hong Kong Documentary Filmmakers 公式HP:www.ridai-shonen.com