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「キリエのうた」— 唯一無二の歌声が響く、岩井俊二の集大成
2024年5月29日映画「キリエのうた」は、宮城県仙台市出身の岩井俊二監督にゆかりの深い地である石巻、大阪、帯広、東京を舞台に描く、姿を消したフィアンセを捜し続ける青年・夏彦(松村北斗)、傷ついた人々に寄り添う小学校教師・フミ(黒木華)、歌うことでしか〝声〞を発せない路上シンガー・キリエ(アイナ・ジ・エンド)、過去と名前を捨てて生きる謎めいた女性・イッコ(広瀬すず)の13年に及ぶ壮大な愛の物語。2023年第97回キネマ旬報ベスト・テンで新人女優賞に輝いたアイナ・ジ・エンドが唯一無二の歌声を空や大地に轟かせ、上映時間175分のうち、103分30秒もの長い間、楽曲が登場人物たちに寄り添い続ける「音楽映画」でもあり、円都(イェンタウン)の歌姫グリコに扮したCharaの存在感に圧倒される「スワロウテイル」(96)や、カリスマ的な人気を誇る女性シンガー〝リリイ・シュシュ〞こと、Salyuの歌声と共に記憶された「リリイ・シュシュのすべて」(01)の系譜であることを、〝小林武史〞の名をクレジットで確認するまでもなく、音が証明している。 そして本作は、これまで映像や音楽のみならず、小説や絵など、あらゆる表現媒体を通じて紡がれてきた〝岩井俊二の世界〞が、アイナ・ジ・エンドという新たな才能と巡り合ったことで、さらなる変容を遂げ、結実したことで生まれた集大成と言うべき作品でもある。それは、Blu-ray&DVD豪華版に収録された特典映像のなかで語られる、監督自身と、出演者のコメントから見て取れる。 監督インタビューによれば、本作のもとになっているのは、岩井作品「ラストレター」(20)に登場した小説『未咲』における、〈登場人物が8ミリフィルムで撮ったとされる映画〉のプロットなのだそう。そこに、岩井が「東日本大震災の頃に書きかけていた」という〈仙台から石巻までの42キロを走る青年〉を巡る短篇小説の内容が〝夏彦〞のエピソードとして加わり、かつて「ハルフウェイ」(09/北川悦吏子監督)で、仲里依紗が演じたメメが窓際でしゃぼん玉を吹きながら語る身の上話も、イッコこと、〝真緒里〞のエピソードとして引用されている。 岩井作品にたびたび登場する美しい空は、〈芝居にまとわりついている背景でしかない〉というが、そこに流れる音楽やカメラワーク、ダンスを踊っているかのような登場人物たちの動きや仕草によって、忘れられない光景として観客の脳裏に焼き付く。本作における、海辺のピンク色の空や、冒頭と最後に織り込まれた、〈クランクインの日に撮った〉雪原もそれにあたる。 以前、松村北斗に取材した際、「すずめの戸締まり」(22)をはじめ、テレビドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』など扉にちなんだ役が続いている気がするが……と本人に水を向けたところ、「主に〝扉〞回りの俳優をやらせていただいております!」との言質を得たのだが、本作での夏彦の登場シーンでも、その本領は発揮されている。 文=渡邊玲子 制作=キネマ旬報社(「キネマ旬報」2024年6月号より転載) 「キリエのうた」 ●5月29日(水)DVD&Blu-rayリリース(レンタル同時) ▶DVD&Blu-rayの詳細情報はこちら ●ブルーレイ 豪華版 価格:7,700円(税込) ●DVD 豪華版 価格:6,600円(税込) 【特典映像】 ・ソラのうた~メイキング・オブ・キリエのうた~ ・イベント映像集(完成報告イベント、公開記念舞台挨拶) ・撮影を終えて(アイナ・ジ・エンド×岩井俊二、松村北斗、広瀬すず) ※撮影を終えては、劇場公開時に配信されたものになります。 ・予告集(本編ディスク) 【仕様・封入特典】 ・三方背ケース ・フォトブックレット ・特典ディスク(DVD) ●ブルーレイ 通常版 価格:5,500円(税込) ●DVD通 常版 価格:4,400円(税込) 【特典映像】 ・予告編 ●2023年/日本/本篇178分 ●監督・脚本:岩井俊二 ●出演:アイナ・ジ・エンド、松村北斗、黒木華 / 広瀬すず ほか ●発売・販売:ハピネット・メディアマーケティング ©2023 Kyrie Film Band -
井浦新のアメリカ映画デビュー作「東京カウボーイ」、麻衣が歌う主題歌MV公開
2024年5月29日井浦新を主演に迎え、東京でキャリアを重ねた効率至上主義のビジネスマンが、出張先のモンタナ州でカウボーイ文化に触れて生き方を変えていく姿を描く「東京カウボーイ」が、6月7日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。主題歌MVと場面写真が到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=6bsLP5sN8I0 主題歌を作曲したのはアメリカと日本で活躍するチャド・キャノン。本作の音楽をはじめ、オバマ夫妻製作のNetflixドキュメンタリー「アメリカン・ファクトリー」やソニー・プレイステーション『Ghost of Tsushima:ディレクターズ・カット』などでも知られる。作詞したのは本作で脚本・出演も担う藤谷文子、歌うのは久石譲の娘で歌手の麻衣。 6月5日(水)にはアップリンク吉祥寺で前夜祭イベントを行うことも決定。『町山智浩のアメリカの今を知るTV』でおなじみの町山智浩と藤谷文子が映画を語り尽くす(町山氏はアメリカより中継で登場予定)。こちらも期待したい。 配給:マジックアワー ▶︎ 井浦新がカウボーイに!? 人生を見つめ直すアメリカ出張「東京カウボーイ」 -
飯嶋和一の第40回小説現代新人賞受賞作を、杉田雷麟と寛一郎の主演で映画化。マタギの伝統を受け継ぐ若者二人が禁じられた熊狩りに挑む物語を、新鋭・飯島将史監督が描いた「プロミスト・ランド」が、6月29日(土)よりユーロスペースほか全国で順次公開される。 主人公がマタギの神事〈ケボカイの儀式〉を行う姿を捉えた新場面写真、漫画『クマ撃ちの女』の作者・安島薮太による描き下ろしイラスト、著名人のコメントが到着した。 [caption id="attachment_38415" align="aligncenter" width="850"] 〈ケボカイの儀式〉のシーン[/caption] [caption id="attachment_38416" align="aligncenter" width="567"] 安島薮太のイラスト[/caption] 〈コメント〉 安島薮太(漫画家 「クマ撃ちの女」作者) 若い猟師が無様で不格好にノタノタと、延々と続く木立の中を淡々と歩く。 そこにフワッと息を飲むような美しい風景が浮かび上がる。 名残惜しいが先に進む。 寒空の下獲物を待つ。ただ静かに待ち続ける。しんどく、退屈だ。 ある瞬間獲物が目前に現れる。 今までの退屈が嘘のように興奮が体にみなぎり始める。 この感じ… 「この映画は現実だ!」そう思いました。 生々しいにも程がある。 石川直樹(写真家) 狩猟でも登山でも、一度山に入るとその大半は黙々とした歩行である。 でも、そのとき人は、ずっと静かな熱を帯びている。 本作にはそんな緊張感を伴う静かな炎が途切れることなく漂っていた。 河﨑秋子(作家 第170回直木賞受賞「ともぐい」) 禁猟令が出ていても、年長者に咎められても、若者二人が敢えて『熊を撃(ぶ)つ』。 雪山を歩む足音や勢子としての咆哮、そして無音の眼差しによってこそ雄弁に語る姿に圧倒された。 彼らが得たものは人間の秤では量ることができず、きっと熊の血の色をしている。 丸山ゴンザレス(ジャーナリスト) 山を守り自然と付き合う術を知る人々。彼らの存在はむしろ自然の側に近い。 だからこそ生まれる葛藤や苦悩は我々がどのように自然と付き合っていくべきかを否応なく考えさせる。 千松信也(猟師・作家) 猟というと獲物と直接向き合う緊迫したシーンが想起されがちだが、実際はひたすら獲物を求め山を歩き、痕跡を探り、思索・葛藤することに99%の時間が費やされる。 この映画ではそんな“当たり前”の営みが懇切丁寧に描かれている。 猟師の立場としては、とてもしっくりくる作品だった。 永沢碧衣(絵画作家) 大地全てを包み込んだ白雪を、マタギは慎重に踏みしめる。ひとつの足音が、遠くのどこかで雪崩を引き起こさないように。上手に、密やかに、生き残り続ける。 だが、つい願ってしまうのだ。焦燥感に駆られた彼らが飲み込んだ、澄みきった青さや熱く滴る赤との出会い。 山からの授かりものとの大切な繋がりを、無かったことにしたくはないと。 飯嶋和一(原作者) 山岳の神々に捧げられた映像詩 飯島将史監督の肉声は、殊に原作にはない「ケボカイ」の儀式から伝わった。ケボカイは、マタギが獲物を解体する時に行なわれる。ほふった熊の頭部を川下に向けて置き、剥いだ毛皮を数人が持ち上げて、持ったまま頭の皮を尻に、臀部の皮を頭部へと回し、体の肉に覆い被せる。熊の霊が天にのぼり、再び獲物となって現われるのを山の神々に祈念する儀礼である。マタギにとって深山の狩場は霊場であり、樹木や獲物となる鳥獣にも神が宿る。この映画には、明治時代以降、我々が進んで失ってきた自然への畏敬と共生への願いがこめられている。 https://www.youtube.com/watch?v=ksCKjVIHa7g Story マタギの伝統を受け継ぐ東北の山間の町。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行(杉田雷麟)は、閉鎖的な土地を嫌いながらも、流されるままに日々を送っていた。 そんなある日、役所から届いたのは、今年の熊狩りを禁じる通達だった。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。 皆が落胆しながら決定に従う中、信行の兄貴分の礼二郎(寛一郎)だけは頑なに拒み続ける。後日、礼二郎に呼び出された信行は、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられ……。 「プロミスト・ランド」 出演:杉田雷麟、寛一郎、三浦誠己、占部房子、渋川清彦、小林薫 脚本・監督:飯島将史 原作:飯嶋和一「プロミスト・ランド」(小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載) 製作:FANTASIA Inc.、YOIHI PROJECT 制作プロダクション:ACCA、スタジオブルー 配給:マジックアワー、リトルモア ©︎飯嶋和一/小学館/FANTASIA 公式サイト:www.promisedland-movie.jp
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天才作曲家ラヴェルが生み出し、魂を奪われた名曲の秘話「ボレロ 永遠の旋律」
2024年5月28日不朽の名曲『ボレロ』は、生み出した作曲家モーリス・ラヴェルにとって憎しみの対象でもあった──。名曲誕生秘話を描いた「ボレロ 永遠の旋律」が、8月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。ビジュアルと予告編が到着した。 1928年のパリ。深刻なスランプに陥ったモーリス・ラヴェルは、ダンサーのイダ・ルビンシュタインにバレエ音楽を依頼されたものの、一音も書けない。 失った閃きを追い求めるように、人生を振り返るラヴェル。戦争の痛み、叶わぬ愛、母との別れ──。そうして魂に潜り、すべてを注いで『ボレロ』を作り上げるが……。 https://www.youtube.com/watch?v=nRWlboQji1s 監督は「ココ・アヴァン・シャネル」「夜明けの祈り」のアンヌ・フォンテーヌ。ラヴェルを演じるのは「黒いスーツを着た男」のラファエル・ペルソナ。生涯にわたるミューズのミシア役には「ベル・エポックでもう一度」のドリヤ・ティリエ。さらにイダ役でジャンヌ・バリバール、ラヴェルを支えるシパ役でヴァンサン・ペレーズが登場する。 ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団による『ボレロ』、ヨーロッパを代表するピアニストのアレクサンドル・タローによる『亡き王女のためのパヴァーヌ』『道化師の朝の歌』など、多彩な楽曲も魅力。加えて、パリ・オペラ座のエトワールだったフランソワ・アリュによる『ボレロ』の踊りも見逃せない。 「ボレロ 永遠の旋律」 監督:アンヌ・フォンテーヌ 出演:ラファエル・ペルソナ、ドリヤ・ティリエ、ジャンヌ・バリバール、ヴァンサン・ペレーズ、エマニュエル・ドゥヴォス 原題:BOLERO/121分/フランス/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松岡葉子/映倫G 配給:ギャガ © 2023 CINÉ-@ - CINÉFRANCE STUDIOS - F COMME FILM - SND - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS 公式サイト:gaga.ne.jp/bolero -
笠原和夫の幻のプロットを映画化。⼭⽥孝之×仲野太賀×⽩⽯和彌監督「⼗⼀⼈の賊軍」
2024年5月27日東映黄金期の礎を築いた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットを、主演に⼭⽥孝之と仲野太賀を迎え、⽩⽯和彌監督ら「孤狼の血」チームが映画化した集団抗争時代劇「⼗⼀⼈の賊軍」が、11月1日(金)より全国公開される。 15代将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍=官軍が争った戊辰戦争。その最中に新発田藩(現在の新潟県新発田市)で、旧幕府軍に対する裏切りの事件が起きた。 そのエピソードをもとに笠原は、憎き藩のために砦を守ることになった11⼈の罪⼈=決死隊の葛藤の物語を構想。「勝てば官軍、負ければ賊軍」の時代とはいえ、果たして勝つことだけが正義なのかという疑問を、世にぶつけようとした。 ところが東映京都撮影所所長・岡田茂は結末が気に入らずボツにし、怒り狂った笠原は350枚ものシナリオを破り捨ててしまった。そんな幻の企画を、現代の東映が映画化。権力への壮大なアンチテーゼに挑戦する。 〈コメント〉 ⼭⽥孝之 スタッフ、キャストの皆さんが何とか乗り越えようとしていたのが伝わってきて、大変だったけど楽しい撮影でした。 先にクランクアップした他のキャストの皆さんが炊き出しに来ていただいたり、こんな素敵な現場は本当にないと思いますし、ここまで大変だったからこそ、何としてでもいい作品を作ろうと一丸となって撮影に挑んでいました。 白石監督とは「凶悪」以来でしたが、変わらぬパワフルさについていくのに必死でした。ですがなにより、再度お声がけ頂けたことがとても嬉しく思いました。 太賀とは共演経験もあり、彼の芝居に対する本気度は肌で感じていましたが、他者からの高い評価も日々聞いていましたので、改めて共に作品を作れる事がとても楽しみでした。そしてとても刺激的で、やり甲斐のある現場となりました。 映画で描かれる賊どもの生き様が、観た人たちの心に届いて勇気づけることができるといいなと思っています。 この映画を最後まで突っ走ろうと思います。 仲野太賀 撮影を終えて、これまでにない達成感があります。アクションシーンが多く撮影は過酷を極めましたが、360度どこを見渡しても壮大な世界観のセットという本当に贅沢な環境で芝居ができたことが、自分の俳優人生で初めてのことだったので幸せでした。殺陣は初めての挑戦だったのですが、どんなに大変なシーンでも信頼できるスタッフのみなさまのおかげで確実にかっこいい映像が撮れているという自信をもって最後まで走りきることができました。 山田孝之さんには精神的にも体力的にもいろんな面で引っ張って支えていただきました。 他のキャストの皆さんも、どんなに大変な状況でも笑いの絶えない空気を作ってくださり本当に感謝しています。 僕も映画の完成を楽しみにしています! ⽩⽯和彌監督 『昭和の劇』で笠原さんのインタビューを読み、プロットを手にしてから、あっという間に時間が経ちました。笠原さんの名に恥じぬようにと、今この映画を世に送り出す意義を考え、重圧に潰されそうになりながらも泥だらけになって撮影しました。たくさんの才能あるキャストとスタッフに集まって頂き心から感謝しています。 山田孝之さんは『凶悪』以来でしたが、この作品の持つ力に太刀打ちできる俳優は彼だけだと思いお願いしました。10年ぶりの山田さんは俳優としても人としても、大きく心強い存在でした。 仲野太賀さんは、最も仕事をしてみたい俳優の一人でした。愚直で正義感溢れる侍を見事に演じてくれています。これから日本を代表する大きな俳優になるんだろうなと思います。二人がスクリーンで暴れる姿を早く見てもらいたいです。 どうか皆様楽しみにお待ちください。映画はもうすぐ完成します。完成したら、また笠原さんの墓前に手を合わせ、ご報告してまいります。 紀伊宗之プロデューサー 笠原和夫さんの残した『十一人の賊軍』に出会い、“コレだ‼”と思いました。 この作品には歴史の狭間でもがく人間の熱いドラマが描かれていたからです。 かつて『七人の侍』『用心棒』はじめ日本の時代劇は、国内だけでなく海外でも高く評価され、誰もが知るハリウッド大作映画の基になるなど世界中のクリエイターやエンタメに影響を与えてきました。 ずっと僕もそういう映画を企画し、作りたいと思っていました。 また現代においても世界では侍や忍者といった日本固有の文化・歴史の人気は根強く、『ラスト サムライ』の世界規模での高評価に加え、ハリウッドでは忍者コンテンツが作られ続け人気を博しています。 直近では『SHOGUN 将軍』『忍びの家 House of Ninjas』が世界中で注目を集めています。 日本独自の文化を基にしたコンテンツが世界で求められているのは普遍的なことではないでしょうか。 “日本が世界と戦える映画とは、日本固有の文化に根ざした時代劇が一番”です。 笠原和夫さんといえば日本映画界の伝説的な存在であり、その名を知らない人はいません。 そんな大先輩である笠原和夫さんの反逆精神が宿るこの『十一人の賊軍』に、現在日本映画界最高のスタッフ・キャストが集まり、大変な制作現場を一丸となって走り抜けてくれています。 まさにこれは奇跡です。 完成した暁には世界に向けた渾身の作品になると信じてます! 「⼗⼀⼈の賊軍」 出演:⼭⽥孝之、仲野太賀 監督:⽩⽯和彌 企画・プロデュース:紀伊宗之 原案:笠原和夫 脚本:池上純哉 配給:東映 ©2024「⼗⼀⼈の賊軍」製作委員会 公式サイト:https://11zokugun.com/