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山里は持続可能な世界だった
高度経済成長期以前の山里の暮らしを記録した白黒写真を手掛かりに、埼玉・群馬・福島に赴き、当時を生きた人々、当時の生業の継承者たちの声に耳を傾けながら、環境と共存する共生社会を築く意義を問うドキュメンタリー。監督は「若者は山里をめざす」の原村政樹。ナレーションを「メンドウな人々」の的場浩司が担当する。 -
ナショナル・シアター・ライブ2024『ナイ ~国民保健サービスの父~』
イギリス国立劇場の舞台を映画館で上映するシリーズの1作。「フロスト×ニクソン」のマイケル・シーンが、労働者の権利と民主社会主義のために尽力したイギリスの政治家アナイリン・ベヴァンを演じ、死に直面した彼の人生を遡るシュールで壮大な記憶の旅が描かれる。共演は「Dear フランキー」のシャロン・スモール。演出は「ナショナル・シアター・ライブ2020『スモール・アイランド』」のルーファス・ノリス。 -
新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!
「恋は光」の小林啓一が、映画初出演となる櫻坂46の藤吉夏鈴主演で贈る社会派青春エンターテインメント。名門・私立櫻葉学園高校に入学した所結衣は、学園非公認の新聞部で新米記者“トロッ子”として活動を開始。教師たちの不祥事に切り込んでいくが……。共演は「ベイビーわるきゅーれ」の高石あかり、「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」の久間田琳加。 -
マミー(2024)
1998年7月に起きた「和歌山毒物カレー事件」を多角的に検証したドキュメンタリー。事件発生から四半世紀。本作では、今も獄中から無実を訴え続ける林眞須美の死刑が確定した最高裁判決に異議を唱え、「目撃証言」「科学鑑定」への反証を試みる。テレビドキュメンタリーを手掛けてきた二村真弘の映画初監督作品。 -
方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~
かつて“カルト教団”として世間を騒然とさせた謎の集団“イエスの方舟”の真実に迫ったドキュメンタリー。1980年。東京・国分寺市から10人の女性を連れ去ったとされる“イエスの方舟”と、その主催者・千石剛賢。今も共同生活を続けるその正体とは。監督は「日の丸~寺山修司40年目の挑発~」の佐井大紀。2025年5月2日より開催される『TBS レトロスペクティブ映画祭』にて再上映。 -
アディクトを待ちながら
薬物やアルコールなどの依存症者“アディクト”の回復の現実を描いたドラマ。アディクトたちが結成したゴスペルグループ“リカバリー”のコンサート当日。2年前に薬物所持で逮捕された大物ミュージシャン、大和遼がその一員として復活する予定だったが……。出演は「W~二つの顔を持つ女たち~」の高知東生、「漫画誕生」の橋爪遼、「鈴木さん」の宍戸開、「嘘八百 なにわ夢の陣」の升毅、「ゆとりですがなにか インターナショナル」の青木さやか。共にギャンブル依存症者を家族に持つナカムラサヤカ監督と田中紀子プロデューサーのタッグが作り上げた。 -
おまえの親になったるで
元受刑者に住居や仕事を提供し再犯を防ぐ日本財団職親プロジェクトに参加する被害者遺族の葛藤の10年を追ったドキュメンタリー。妹を殺害され、加害者と被害者の間で揺れながらも、多くの元受刑者に手を差し伸べ更生を支え続ける姿を通し、社会の問題に迫る。監督は、テレビ大阪『やさしいニュース』などの報道番組で記者として取材を重ねる北岸良枝。2024年2月24日より大阪・第七藝術劇場をはじめ順次公開。再犯防止を目的に、全国の刑務所・少年院でも上映。 -
骨を掘る男
40年にわたり沖縄戦戦没者の遺骨を収集し続けてきた具志堅隆松を追ったドキュメンタリー。これまでにおよそ400柱を探し出した具志堅。その掘りつづける行為を彼は、“行動的慰霊”だと言う。沖縄本島には南部を中心に、今も3000柱近くの遺骨が眠っているとされる……。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015アジア千波万波部門で奨励賞を受賞した『ラダック それぞれの物語』の奥間勝也監督が、生まれ育った沖縄の歴史といまを見つめる。 -
ユーリー・ノルシュテイン 文学と戦争を語る
ロシアがウクライナ侵攻を開始したその1年後、2023年に行われたロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインへのインタビューをまとめたドキュメンタリー。モスクワ在住のノルシュテインからみたウクライナ戦争の姿、芸術、文学が熱く語られる。監督は「ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲(ラプソディ)」の才谷遼。 -
ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~
第53回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した樋田毅の著書『彼は早稲田で死んだ』を原案に、「三里塚に生きる」「三里塚のイカロス」「きみが死んだあとで」の代島治彦監督が、学生運動終焉期にエスカレートした“内ゲバ”の真相に迫ったドキュメンタリー。70歳前後の当事者たちの証言が積み重ねられていくなか、100人を超えた“内ゲバ”の犠牲者たちは、なぜ死ななければならなかったのか、大きな疑問が広がっていく。内田樹、池上彰、佐藤優らの証言に加え、川口君事件を再現する短編劇パートの脚本・演出を鴻上尚史が手掛け、「カムイのうた」の望月歩らが出演。音楽は代島監督作品には欠かせない大友良英。“内ゲバ”の不条理と“あの時代”の熱量と悔恨を、立体的な手法で刻印した。