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花嫁のパパ2
“娘の結婚”をユーモアとペーソスあふれるタッチで描いたヒューマン・コメディ「花嫁のパパ」(92)の続編。前作はスペンサー・トレイシーとエリザベス・テイラーがそれぞれ父と娘を演じた「花嫁の父」(50)のリメイクだったが、本作もオリジナル版の続編「可愛い配当」(51)を下敷きに、バンクス家の“ダブル出産”騒動を描いている。「プライベート・ベンジャミン」「アイ・ラブ・トラブル」などこの種のジャンルを得意とする、監督・脚本のチャールズ・シャイヤーと製作・脚本のナンシー・マイヤーズのおしどりコンビは、前作と同じ。エグゼクティヴ・プロデューサーはサンディ・ガリンとキャロル・ボーム。撮影は「透明人間」のウィリアム・A・フレイカー、音楽は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のアラン・シルヴェストリ、美術はリンダ・デセンナ、編集はスティーヴン・A・ロッターが担当。父親役のスティーヴ・マーティン、母親役のダイアン・キートン、娘役のキンバリー・ウィリアムズの主演トリオも前作同様。「3人の逃亡者」のマーティン・ショート、「ジュラシック・パーク」のB・D・ウォンらの再登場もお楽しみ。 -
パリのランデブー
ヌーヴェルヴァーグの映画手法をもっとも忠実に守りながら、70歳を越えてなおシンプルでみずみずしい作品を連発し続けるエリック・ロメールが3話構成のオムニバスで描く恋愛コメディ。前作「木と市長と文化会館 または七つの偶然」に続き、スタッフは、製作のフランソワーズ・エチュガレー、撮影のディアーヌ・バラティエ、録音のパスカル・リビエ、編集のメアリー・スティーブンがそれぞれ担当。出演は、人気モデルで映画出演は「アリア」のロバート・アルトマン編以来となるベネディクト・ロワイヤン、これが日本初公開作になるクララ・ベラール、演劇を勉強中の新人のオーロール・ロシェほか。三話のうち最後の挿話の題「母と子1907年」はパブロ・ピカソの絵画の題名から。 -
背徳小説
美しき若妻の背徳行為に悩みとまどう青年教授をめぐる官能ドラマ。監督・脚本・編集はポルノ超大作「カリギュラ」で知られるティント・ブラス。製作はカーマイン・パルミジャーニ、エグゼクティヴ・プロデューサーはクラウディオ・グラゼッティ、撮影はマッシモ・ディ・ヴェナンツォ、音楽はリズ・オルトラーニ、衣装はミリアナ・デオダートがそれぞれ担当。出演は「ジンジャーとフレッド」のフランチェスコ・カセール、モスクワ・サーカスの一員であるカタリーナ・ヴァシリッサ、「ボイス・オブ・ムーン」のクリスティーナ・ガラヴァグリアほか。 -
ハイランダー3 超戦士大決戦
「ハイランダー 悪魔の戦士」「ハイランダー2 甦る戦士」に続き、永遠の生命を与えられ、果てしのない闘争を運命づけられた超人、ハイランダーの活躍を描くSF伝奇アクションのシリーズ第3作。作品の時系列としては、第1作の後に位置する。監督は前2作のラッセル・マルケイから、彼と同じくミュージック・ビデオの分野で活躍してきた新鋭アンディ・モラハンに交代。脚本はポール・オール、製作はクロード・ルジェ。カナダ、スコットランド、モロッコ、ニューヨークと世界各国にロケした撮影はスティーヴン・シバース、音楽は「原始のマン」のJ・ピーター・ロビンソン。美術は前2作も手掛けたガイルズ・エアードとベン・モラハンのコンビ。CGを駆使した特殊効果をルイス・クレイグ、視覚効果を「エイリアン」のベテラン、ブライアン・ジョンソンが担当。主演は前2作に続いてクリストフ・ランベール。「ガンメン-狼たちのバラッド-」に続いて彼との共演となるマリオ・ヴァン・ピーブルズのほか、「ロボコップ3」のマコ、『暗闇のささやき』(V)のデボラ・アンガーらが助演。 -
ハードネス
高層ビルを選挙した凶悪なテロ集団と戦う、タフでセクシーなヒロインの活躍を描いたハード・アクション。ヒット作「ダイ・ハード」をそのままいただいた設定が愉快。監督は「プロムナイト」「奴らを2回黙らせろ!」のポール・リンチ。脚本はロバート・クーパー、製作はピーター・R・シンプソン。撮影はカーティス・ピーターセン、音楽は「血のバレンタイン」のポール・ザザがそれぞれ担当。主演は「ホットドッグ」などの映画のほか、『L.A.ロー 7人の弁護士』などテレビドラマで活躍するシャノン・トゥイード。共演は「ダイ・ハード」「ザ・サイレンサー マグナム357」のロバート・ダヴィ、「フォード・フェアレーンの冒険」のアンドリュー・クレイ、プロレスラー出身で「ゼイリブ」のロディ・パイパー、「ステッピング・レイザー レッドX」の監督でもあるニコラス・キャンベルなど、通好みのキャストが揃った。 -
バック・イン・アクション
麻薬組織相手に立ち向かう刑事と元特殊部隊の熱血漢コンビの活躍を描くB級アクション。監督はポール・ジラーとスティーヴ・ディマルコの共同、製作はジョージ・フラック、脚本はカール・シフマン、撮影はギレス・コーベイル、音楽はヴァルージュ、編集はマーヴィン・ローレンス、美術はニック・ホワイトがそれぞれ担当。主演はマーシャル・アーツ有数の黒人スター、『未来警察2073』(V)のビリー・ブランクスと「ゼイリブ」「ハードネス」の元人気プロレスラー、ロディ・パイパーで、二人の体を張った格闘シーンが見もの。 -
パラダイスの逃亡者
銀行強盗をたくらむ三兄弟が善人ばかりの町で人々と触れ合い、改心していく様を描いたヒューマン・コメディ。 全米でクリスマス・シーズンに公開され、大ヒットとなった。監督は「ミッドナイト・ラン」などのシナリオを手がけ、本作が監督二作目となるジョージ・ギャロ。製作は「ロボコップ」のジョン・デイヴィソン。エグゼクティヴ・プロデューサーはデイヴィッド・パーミュット。撮影はクリント・イーストウッド作品で知られ、「許されざる者(1992)」でアカデミー賞候補になったジャック・N・グリーン。音楽は「ネバーエンディング・ストーリー 第2章」のロバート・フォーク、編集は「エイリアン」などを手がけ、「炎のランナー」でアカデミー賞候補になったテリー・ローリングス。美術は「ウォーターダンス」のロバート・ジーンビッキ。主役の三兄弟を演じたのは、「あなたに降る夢」のニコラス・ケイジ、「シティ・スリッカーズ2 黄金伝説を追え」のジョン・ロヴィッツと「ウェインズ・ワールド」のダナ・カーヴィ。共演は「恋のためなら」のメーチェン・エイミック、「今そこにある危機」のリチャード・ジェンキンスほか。 -
パワーヒート
死の商人を追う姉妹の活躍を描いたマーシャルアーツ・アクション。監督・製作はゴドフリー・ホール。脚本はハーブ・ボークランド、撮影はマイケル・ラウ、音楽はトッド・M・ハーン、美術はリッキー・ウォン。主演は、元5年連続全米空手チャンピオンで、「ガーディアン・エンジェル」など多数の主演作で知られる女性アクションスター、シンシア・ラスロック。2本立てで同時公開された同じ彼女の主演作「ファイナルヒート」とほぼ同様のスタッフ、キャスト。 -
薔薇の素顔
猟奇連続殺人事件の中に、多重人格、パラノイア、バイ・セクシャル、性的倒錯などのショッキングなテーマを散りばめて描いたサイコ・ミステリー。主演2人の演じるエロティック描写の過激さに、全米配給元であるディズニー傘下のハリウッド・ピクチャーズがクレームをつけ、公開を延期して編集したが、アメリカの映倫MPAAの審査で〈NC‐17〉(17歳以下は親の同伴があっても鑑賞できない、成人映画のX指定に次ぐ限定公開)指定に。フィルムの盗難騒ぎまで起き、大幅に再編集した結果、R指定(日本より厳しく、17歳以下は成人同伴でのみ鑑賞可能)で公開された。日本やヨーロッパで公開されたのは、〈NC‐17〉指定のバージョンである。監督は「スタントマン(1980)」以来、14年ぶりにメガホンをとるリチャード・ラッシュ。ビリー・レイの原案を、彼と「隣人」のマシュー・チャップマンが共同で脚色。製作はバズ・フェイシャンズとデイヴィッド・マタロン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「トゥームストーン」のアドリュー・G・ヴァーニャで、彼の主宰するシナージ・プロ作品。撮影は「美しき獲物」のディートリッヒ・ローマン。音楽はドミニク・フロンティア、美術はジェームズ・L・ショップが担当。主演は「パルプ・フィクション」のブルース・ウィリス、「愛人 ラマン」に次いで2作目のジェーン・マーチ。共演は「メル・ブルックス 逆転人生」のレスリー・アン・ウォーレンほか。 -
ハードロック・ハイジャック
スターを夢見る無名の3人組のロックバンドが、偶然からラジオ局を占拠してしまう騒動を描いたコメディ。監督は「ヘザース ベロニカの熱い日」「ハドソン・ホーク」のマイケル・レーマン。脚本は26歳の新鋭で、これが初のメジャー作品となるリッチ・ウィルクスのオリジナル。製作は「プロブレム・チャイルド うわさの問題児」のロバート・シモンズと「サンドロット 僕らがいた夏」のマーク・バーグ。撮影は「妹の恋人」のジョン・シュワルツマン、美術は「恋はデ・ジャブ」のデイヴィッド・ニコルズ。音楽はオリジナル・スコアをカーター・バーウェルが書き、ロック雑誌の編集者出身のロン・フレンドの音楽監修の下、ホワイト・ゾンビ(特別出演で演奏も)、モーターヘッド、アンスラックスら西海岸を代表するハードロック/ヘヴィメタル・バンドのヒット曲全18曲が全編に流れる。主演は「原始のマン」「青春の輝き」のブレンダン・フレイザー、「イン・ザ・スープ」のスティーヴ・ブシェーミ、「コーンヘッズ」のアダム・サンドラー。共演は「青春の輝き」でもフレイザーの恋人役を演じたエイミー・ロケイン、「ボビー・フィッシャーを探して」のジョー・マンティーニャ、「ファンダンゴ」のジャド・ネルソンほか。モーターヘッドのレミーら、ロック・ミュージャンが大挙カメオ出演している。70点