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世界選手権を賭けて
ボクシング世界フライ級選手権ダド・マリノ対白井義男戦の実況短編ドキュメンタリー。同時上映「銭形平次捕物帖 地獄の門」。 -
青い指紋
本格的な犯罪ドキュメンタリーを意図したもので、警視庁の後援によるものである。製作は上島雅文、小山誠治、演出は青戸隆幸が当たっている。脚本の長谷川公之は千葉医大出身の警視庁鑑識課員で、「東京のヒロイン」を書いた変わり種のシナリオ作家である。 -
賭け
妹のために暗黒街に身を置くギャンブラーの悲劇を描くドラマ。ノワール映画の体裁をとりつつ、階層社会の矛盾を暴いた作品。監督はグル・ダットでこれが初監督作品。出演はデーウ・アーナンド、ギーター・バーリーほか。2000年3月3日~3月11日、国際交流基金フォーラムにて開催された『インド映画の奇跡 グル・ダットの全貌』で公開。 -
ストーストレーム橋
デンマーク映画界初期を代表する映画監督カール・テオドア・ドライヤーによる8本の短編映画のうちの1本。当時デンマークで最も長い橋であったストーストレーム橋に関する短篇ドキュメンタリー。橋の美しい形状が捉えられている。2003年10月11日より、東京・有楽町朝日ホール、京橋・フィルムセンター、渋谷・ユーロスペースにて開催された「聖なる映画作家、カール・ドライヤー」にて上映。 -
裁きは終りぬ
「火の接吻」のアンドレ・カイヤットと「二百万人還る」のシャルル・スパークの合作になるオリジナル・シナリオ(台詞はスパーク)から、カイヤットが監督した一九五〇年作品で、安楽死裁判をめぐる陪審員の行動から、人が人を裁くことの問題を追求する。五〇年ヴェニス国際映画祭でグランプリを受賞。このコンビの「われわれは皆殺人者だ」(52)と対をなす作品である。撮影は「火の接吻」のジャン・ブルゴワン、音楽は「トパーズ」のレイモン・ルグランの担当。出演者はコメディ・フランセーズのクロード・ノリエ、「情婦マノン」のミシェル・オークレール、「流血の港」のレイモン・ビュシェール、「肉体の悪魔(1947)」のジャン・ドビュクール、「狂恋」のマルセル・ペレス、「花咲ける騎士道」のノエル・ロックヴェール、「幻の馬車」のヴァランティーヌ・テシエ、「幸福の設計」のアネット・ポアーヴル、「一日だけの天国」のアントワーヌ・バルペトレ、「賭はなされた」のマルセル・ムールージらが共演。0点 -
暴力の街(1950・日本)
日映演、映画人同盟協力作品で、原作は本庄事件のルポルタージュ「ペン偽らず」(同事件に活躍した朝日記者団の筆になる)である。製作はこの映画のために設けられた製作委員会が当り、脚本は「こんな女に誰がした」の八木保太郎と「わが愛は山の彼方に」いらいの山形雄策の共同で、演出には「戦争と平和」(龜井文夫と共同)「こんな女に誰がした」の山本薩夫があたる。カメラは「風の子」の植松永吉の担当。なお、その他のスタッフや俳優は、改めて解説するまでもなく東宝、松竹、大映等日映演さん下の各撮影所のメンバーをはじめ劇団関係の俳優まで網らしており、既成会社のワクをはずした規模の大きさは画期的である。 -
平和記念都市ひろしま
被爆からの復興の実情を内外に伝えようと、広島県と広島市などが1948年から1949年にかけて製作した記録映画。一時、所在不明となっていたが、現在は川崎市市民ミュージアムが所蔵。 脚本・演出は戦前から記録映画の監督として知られた秋元憲、徳川夢声がナレーターを務めている。 -
彼らはフェリーに間に合った
デンマーク映画界初期を代表する映画監督カール・テオドア・ドライヤーによる8本の短編映画のうちの1本。ガン撲滅協会とデンマーク文化映画が、撮影監督のプレベン・フランクに委託して制作した医学の宣伝映画。交通事故の恐ろしさを訴える宣伝映画で、ドライヤーの短篇映画の中で最も著名な作品。2003年10月11日より、東京・有楽町朝日ホール、京橋・フィルムセンター、渋谷・ユーロスペースにて開催された「聖なる映画作家、カール・ドライヤー」にて上映。 -
Tメン
西部劇の巨匠として名を馳せるアンソニー・マン監督が、実話に基づいて映画化したフィルムノワール。アメリカ財務省の特別税務調査官たちが、マフィアの偽札ルートを追って潜入捜査を行う姿を通し、闇社会の現実や捜査官の非情な運命を描く。【スタッフ&キャスト】監督:アンソニー・マン 脚本:ジョン・C・ヒギンズ 撮影:ジョン・アルトン 音楽:ポール・ソーテル 出演:デニス・オキーフ/メアリー・ミー/ウォーレス・フォード70点 -
出獄
シカゴ・タイムズの記者ジェイムズ・マッガイアによる事件手記を映画化したサスペンス・ノワール。「ベンガルの槍騎兵」のヘンリー・ハサウェイ監督が、無実の罪で投獄された男を救うために奔走する新聞記者の姿を、セミドキュメンタリータッチで描いた。熱いジャーナリスト魂を秘めた主人公をクールに演じたのは、「フィラデルフィア物語」でアカデミー主演男優賞を受賞したジェイムズ・ステュアート。「荒野の決闘」の撮影監督ジョー・マクドナルドが、実際に事件が起こった場所でロケし、1940年代のシカゴの街並みが映し出される。禁酒法時代の犯罪、マフィアの暗躍、移民問題や警察内部の腐敗にメスを入れつつも、一方で母や息子、夫と妻、新聞社仲間の結束など愛の物語でもある秀逸な作品。