「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」のストーリー
渋谷の雑踏で、聖泉学園に潜入していた特命刑事が爆死した。学園内で広まる謎のサイト【エノラゲイ】にアクセスした生徒たちを追跡捜査中の出来事だった。【エノラゲイ】とは、自殺の方法から爆弾作り、いじめの実態、個人への誹謗中傷まであらゆる情報が交換され、若者の間で密かにはやっているアングラサイトだ。そのサイトでは、一週間前から不気味な時を刻むカウンターが動き出していた……。同じ頃、ニューヨークから一人の凶暴な少女・K(松浦亜弥)が日本に強制送還される。Kはアメリカで逮捕された母親を救うため、警視庁の特務機関の特命を受け“スケバン刑事・麻宮サキ”として、聖泉学園に潜入する。秋山レイカ(石川梨華)とその取り巻きたちのイジメから助けたことをきっかけに、サキはクラスメイトの今野多英と親しくなる。次第にサキに心を開いていった多英は、自分と同じように学園内でレイカたちにいじめに遭っていた神田琴美という生徒がいたこと、そして1年前、琴美が爆弾を使った自殺未遂事件を起こしたことを打ち明ける。学園内で幅を利かせるレイカの後ろには、サキの目の前に現われては消える影のある青年・騎村時郎(窪塚俊介)の姿があった。実は時郎こそが【エノラゲイ】のリーダーであり、仲間たちと共に学園の爆破を計画していた。時郎の企みを察知したサキは単身闘いを挑み、傷だらけになりながらも彼を倒すのだった。