「マッハ!弐」のストーリー

アユタヤ王国による侵略が進むタイ。東の王国では家臣ラーチャセーナによるクーデターが起こり、国王とその妻が殺される。だが、国王の息子のティン(トニー・ジャー)だけが悪名高い山賊“ガルーダの翼峰”のリーダー、チューナン(ソーラポン・チャートリー)に救われ、ティンは山賊たちの住む山奥の村で生活することになる。そこには、ムエタイ、剣術、カンフーなどありとあらゆる格闘技の使い手たちがいた。ティンは彼らから十数年にわたり徹底的な教えを受け、やがて究極の戦士へと成長する。チューナンはティンを自分の跡目にと考え、ティンもチューナンを父のように慕っていたが、彼にはどうしてもやり遂げなければならないことがあった。父と母を殺したラーチャセーナへの復讐を胸に誓っていたのだ。そんなある日、ラーチャセーナがティンの親から奪い取った領土に王朝を設立、初代王に就くという知らせが入る。想いを果たすべく、ティンは即位式にひとり乗り込んでいく……。