「北朝鮮・素顔の人々」のストーリー

2000年代中頃、北朝鮮のとある地方の街角、何気ない住宅地、川辺。ジャンマダンと呼ばれる闇市では、人々が思い思いに食糧や衣服、家具等を持ち寄って露店を開いている。通り過ぎる庶民や兵士たち、駅広場での水売り、トラックで移動する人々。コッチェビと呼ばれる孤児となった浮浪児たちの悲哀に満ちた歌声、そして恐怖で人々を支配しようと繰り返される公開処刑の様子をカメラが捉える。ここには全体主義の綻びの中、逞しく生き抜く市井の人々の姿があった。

今日は映画何の日?

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