解説
俗世界から脱するため、目を閉じて生きる決意をした男を描く。製作はロベール・パイヤルドン、監督はジョエル・サントーニ、脚本はJ・サントーニとジャンヌ・ブロネ、台詞はJ・サントーニとクロード・ブルーエル、撮影はピエール・ウィリアム・グレン、音楽はテリー・リレーが各々担当。出演はジェラール・デザルト、ロレーヌ・レーネル、ジャン・カルメなど。
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「眼を閉じて」のストーリー
長い外国巡業を終え、イヴァン(ジェラール・デザルト)は劇団と共に列車でパリに向かっていた。だが、パリに帰っても何もするあてのない彼。劇団員の奇妙な自殺もあり、彼はもう劇団をやめる決心をする。やがて、パリに着いたイヴァンは、クセニー(ロレーヌ・レーネル)という娘に出会い、新しい出発を始めた。そしてある日、彼は街で〈休息用メガネ〉を買う。それは生活に疲れた人間をいやすためのもので、かけると何も見えなくなるのだ。早速、彼はそのメガネをかけ、不快感のない暗黒の世界へ没入した。街の中で盲人を装うことにより、新しい現実を構成する彼の暗黒の中で、古いパリは炸裂し、狂気が生まれ、不吉な妄想が彼を恐怖に陥し込む。イヴァンの唯一の理解者のクセニーは、彼にもう盲人を偽ることをやめてくれと懇願するが、もはや、イヴァンにとって、それは「盲目ごっこ」ではなかったのである--。
「眼を閉じて」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「眼を閉じて」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1971 |
公開年月日 | 1977年6月9日 |
製作会社 | デルフィルム |
配給 | コロネット・シネマ・インテクチュエル |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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1977年8月上旬号 | 外国映画紹介 眼を閉じて |