解説
社長の娘を探しに行った式根島で、出会った女教師に恋をする寅次郎の姿を描くシリーズ第36作。脚本は監督も担当している「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆。撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
映画館で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」のストーリー
かねてから結婚生活に不満をこぼしていた社長の娘あけみが家出した。思いあまった社長は、テレビの尋ね人コーナーに出演するが、本番で泣き出してしまい醜態を晒す始末。伊豆下田あたりでテレビを見ていたあけみからとらやに電話がかかる。彼女は「私は元気よ、それより寅さんに会いたいな」と言ってきた。そんな時、寅次郎がとらやに戻って来た。彼はあけみを連れ戻すべく、下田へと旅に出る。寅次郎は飲み屋街で、さくらと名乗って働いているあけみを見つけた。だが、あけみは家には帰りたくないと彼を困らせる。そして、あけみの希望で式根島に行くことになった。船の中で二人は、島の小学校の同窓会に帰るという一行と知り合う。島に着くと、彼らの教師だった真知子が笑顔で迎えた。美人の真知子に、寅次郎の頭からはあけみの存在など吹き飛んでいた。しかも、真知子が東京の下町育ちと聞いて、彼のはしゃぎぶりは手がつけられない有様となった。一方、あけみは知り合った純情な青年、茂にプロポーズされ、柴又へ帰る決心をした。あけみに脅迫された寅次郎も、泣く泣く島を出ることを承知する。しばらくして、真知子がとらやを訪ねて来た。父親の見舞いのため、一日休みをとったというのだ。彼女は死んだ親友の娘、千秋と会い誕生日のお祝いをする。そして、千秋の父親、文人から突然プロポーズされた。真知子は島に帰る日、そのことを寅次郎に相談した。話を聞いて元気を失くした彼は急に旅に出ることにする。正月、ある町で商売する寅次郎の姿があった。
「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1985 |
公開年月日 | 1985年12月28日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | 松竹 |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1986年1月上旬号 |
グラビア 男はつらいよ・柴又より愛をこめて 特集 男はつらいよ 柴又より愛をこめて 評論 特集 男はつらいよ 柴又より愛をこめて シナリオ |
1986年2月上旬号 | 日本映画紹介 男はつらいよ・柴又より愛をこめて |
1986年2月下旬決算特別号 | 日本映画批評 男はつらいよ・柴又より愛をこめて |