解説
都会の片隅に生きる若い男女の曖昧な青春模様を描く。脚本・監督は「永遠の1/2」のシナリオライター内田栄一でこれが監督デビュー作。撮影は高橋玄がそれぞれ担当。(8ミリ)
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「きらい・じゃないよ」のストーリー
ある日、すれ違いざまに見知らぬコカコーラの少女から何枚もの一万円札の入ったコーラの空き缶を手渡されるクー。そしていつものように部屋でゴロゴロしているところにまた見知らぬ少女がやって来る。その少女7月は強引にクーの部屋に転がり込み、奇妙な同居生活が始まる。そんなクーのところへどこかから電話連絡が入る。クーは都会の片隅から急いで飛び立ち、ガラスの拳銃を構えて草むらを突っ走る。それはまるで戦争の訓練をしているかのようだった。一方7月はふとしたことからコカコーラの少女と会うことになるが、どうも二人はしっくりいかない。やがて7月はコカコーラの少女に追いかけられることになる。訓練らしいことから戻って来たクーは、軍港でヴァイオリンを弾く少女・シオに出会う。不思議な力を持つシオに連れられて、彼女の父であるひゃっこいの男に会うクー。シオは父をガラスの拳銃で殺そうとし、クーはそこでメタメタにやられてしまう。そしてシオに別れを告げられ、7月もクーの部屋を出て、自分捜しの旅にいくことを決意する。持っていたカバンを近くのゴミ捨て場に捨て、そこに落ちていたハサミで髪を切る7月。彼女の中で何かが大きく変わろうとしているのだ。そのころクーもコカコーラの少女を捜してガラスの拳銃を渡し、部屋を出ていく支度をする。そんなとき不意にガラスの少女が現れ、東京を走る。やがて、7月はクーに妹だと告白する。そして去ろうとする7月にクーは何か迷いを残しながらも「きらい、じやないよ」と告げるのだった。
「きらい・じゃないよ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「きらい・じゃないよ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1991年3月2日 |
上映時間 | 95分 |
製作会社 | ハイライトフィルム |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1991年1月下旬号 | 試写室 きらい・じゃないよ |
1991年3月下旬号 | 日本映画紹介 きらい・じゃないよ |