解説
平凡な日常生活から逃げ出した少年が身を投じた盗みと暴力の世界。監督・脚本・美術は「天使が見た夢」のエリック・ゾンカ。撮影はピエール・ミロンとキャスリン・プヨル。出演は「トト・ザ・ヒーロー」のニコラ・デュヴォシェル、ヤン・トレグエほか。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「さよならS」のストーリー
オルレアンのパン屋で働くエス(ニコラ・デュヴォシェル)は店長に遅刻を咎められ、店を辞めてしまう。堅気に働くことに何の不満のないガールフレンドの助言に耳を貸さないどころか、もらったばかりの彼女の給料を持ち出してマルセイユへ向かい、ギャングの一味として新しい生活を始める。金持ちの家から金品を持ち出してはボクシングの練習に打ちこむ日々。新入りが必ずやらされるおばあさんの世話から始まり、娼婦のボディガードと順調に仕事を任されていく。ある日、年の近い仲間とボクシングの試合をすることになった。相手は試合直前にケガをして、エスが病院まで付き添っていた。エスは相手のケガした個所にパンチを浴びせて勝利を収める。やがて彼は上役の運転手を務めることになった。が、一室で上役のイチモツを口に入れられ、涙にむせるエス。そんな折、一味で空き巣に入った家に警察がやってきて、逃げるどさくさに紛れて上役の弟を窓から突き落としてしまう。仲間から追われるはめになり、町をさすらうエスはかつて世話をしたおばあさんを目撃。彼女がお金をおろす光景を見たエスは人影で彼女を襲う。だが激しい抵抗に合い、何も奪えずじまい。フラフラのエスは一味に逆襲され、首を切られて道端に倒れてしまう。その後パン工場にキビキビと立ち働くエスの姿があった。オルレアンの彼女宛てに、彼はもらったばかりの給料を封筒に入れている。
「さよならS」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「さよならS」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1999 |
公開年月日 | 2000年9月23日 |
上映時間 | 63分 |
製作会社 | ジル・サンドーズ=AGATフィルムズ作品 |
配給 | クレストインターナショナル |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2000年9月上旬号 |
企画特集 スクリーンに投影された17歳の現在 イマドキな17歳サンプリング集/「パップス」「さよならS」「クリミナル・ラヴァーズ」「硝子のジェネレーション」「カラフル」「GLOW~僕らはここに・・・~」「シンプルライフ・シンドローム」 クリティック特集 映画を読む楽しみ 見てから読むか?読んでから見るか? 「さよならS」 新作紹介 さよならS |
2000年9月下旬号 | INTERVIEWS エリック・ゾンカ(「さよならS」監督) |
2000年11月上旬特別号 | 外国映画紹介 さよならS |