解説
14年間に渡る国鉄闘争を闘ってきた国労組合員たちの記録映像を、劇場用に纏めた長篇ドキュメンタリー。構成・撮影は松原明と佐々木有美。第6回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞作品。DV作品。ビデオプロジェクターによる上映。
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「人らしく生きよう 国労冬物語」のストーリー
1987年、国鉄は分割民営化されJRとなった。だがこれに猛反対した国労(国鉄労働組合)組合員は、その後、容赦ない首切りや組合差別の憂き目に遭わされることになる。鶴見線の電車運転士だった佐久間忠夫さんは、分割民営化後に人材活用センターに配属、定年1年前に解雇された後は、復職を求める闘争団のひとりとして活動している。新宿の保線の職場から外され、ホーム売店を盥回しにされた後、今は隔離職場に入れられている山田則雄さんもまた、組合差別の犠牲者だ。大谷英貴さんは、国労を抜けなかった為にJR不採用になった元車輌検査係。現在は、北海道・留萌で一緒に解雇された仲間と、行商やバイトをしながら復職を求め闘争中。藤保美年子さんは、JR不採用となった国労組合員の妻。組合員家族の代表として、夫の復職を訴え続けている。なんの保証もないまま、突然、人として生きる術を奪われた彼ら。しかしそんな彼らの苦闘も空しく、2001年、労組幹部が政府の四党合意を承認してしまう。だが、14年に及ぶ闘いを無駄に出来ない彼らは、新たな組織を作り闘い続けている。
「人らしく生きよう 国労冬物語」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「人らしく生きよう 国労冬物語」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2001年11月17日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | ビデオプレス(企画制作 ビデオプレス) |
配給 | ビデオプレス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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2002年8月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 人らしく生きよう |