解説
30歳の独身女性が13歳の少年に恋愛感情をぶつける異色ラヴ・ストーリー。監督・脚本・主演はこれが初長編監督作となる、「今日から始まる」などの女優として知られるエマニュエル・ベルコ。共演はこれが映画デビューとなるオリヴィエ・ゲリテ、「天使がみた夢」のルー・カステルほか。
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「なぜ彼女は愛しすぎたのか」のストーリー
マリオン(エマニュエル・ベルコ)はパリに住む30歳。恋人マチュー(ジョスラン・キヴラン)との関係も長く、写真家としての仕事も順調な日々を送っていた。ある夏の日、マリオンは甥ブノワ(ケヴィン・ゴフェット)の誕生会に招かれる。集まった少年たちの中にいた13歳のクレマン(オリヴィエ・ゲリテ)は、大人のマリオンに好奇心を持つ。翌朝、マリオンを迎えに来たマチューに、嫉妬の感情を見せるクレマン。少年の恋心に、マリオンの感情も大きく揺れる。それから彼女は偶然を装って、ブノワとクレマンがいるプールに出かける。接近していくマリオンとクレマンは、やがて夜の海辺で唇を重ねることになる。彼らはホテルに入るが、互いの距離感をどう取ればいいか分からず、そのまま朝を迎えた。いつの間にかマリオンには激しい恋愛感情が渦巻いており、その心情を父フランソワ(ルー・カステル)に告白するが、彼に罵倒される。マリオンは冷静さを取り戻そうとするが、やがてクレマンと愛撫を交わすようになると、かつてないほどの悦びが彼女を襲う。二人の高揚は頂点に達するが、しかしそのあと、クレマンの情熱は次第に醒めていく。一方、マリオンの気持ちは反対に執着へと変化し、しつこくクレマンを追い回すことに。いよいよ追い詰められたマリオンは、学校前でクレマンを待ち伏せして車に乗せ、セックスに及ぼうとする。拒絶するクレマン。やがて彼は、学校の女子生徒に恋していることを告白する。愛を失ったマリオンはクレマンへの長い手紙を書くが、クレマンはそれを躊躇なく破り捨てるのだった。
「なぜ彼女は愛しすぎたのか」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「なぜ彼女は愛しすぎたのか」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | フランス |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2004年9月11日 |
上映時間 | 132分 |
製作会社 | モビー・ディック・フィルムズ |
配給 | ユーロスペース |
レイティング |
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2004年11月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 なぜ彼女は愛しすぎたのか |