解説
江戸川乱歩原作の同名小説の映画化。これまでに3度映画化された乱歩の代表作を監督するのは、「村の写真集」の三原光尋。出演は嘉門洋子、窪塚俊介。本作は、同時期に制作された「人間椅子」とあわせて「エロチック乱歩」と銘打たれ、週替わりのレイトショーで上演された。
ユーザーレビュー
「屋根裏の散歩者(2006)」のストーリー
女性記者・富岡奈緒子(嘉門洋子)は、異端の画家・郷田三郎の取材として、郷田が生前暮らしていた東栄館を訪れる。おどろおどろしい世界を描いた郷田の作品群が室内を飾り、不気味な雰囲気を醸し出す館。郷田ファンの奈緒子は、夢中で取材を行うが、その夜、悪夢にうなされる。翌朝、奈緒子の体には、蝋の跡が残っていた。不審に思いながらも、奈緒子は、館の住人達に生前の郷田について尋ねる。ところが療養中の青年・優介(窪塚俊介)は、郷田を精神病だと言い放ち、深入りしないようにと奈緒子に苦言を呈す。納得のいかない奈緒子だったが、マドカという少女から、郷田が屋根裏を好んでいたと聞かされると、自らも屋根裏へ上っていく。天井から覗く館の住人達の隠された姿に、奈緒子は目を見はらずにはいられなかった。そして、奈緒子は館の一番奥の部屋に、縄で椅子に縛りつけられている女性を発見する。いったんは引き返した奈緒子だが、ドアに鍵がかかっていることにも興味をそそられ、遂に天井裏からその部屋へ足を踏み入れる。縛られた瀕死の女性の姿は、郷田の絵を連想させた。夢中でカメラに収める奈緒子だったが、その時、部屋の外に物音を聞き、慌てて押入れに隠れる。ドアを開けて入ってきたのは、手にナイフを持った白塗りの顔をしたピエロだった。ピエロは笑いながら、ナイフを振り上げる。そして、目を覆わんばかりの光景が繰り広げられる。
「屋根裏の散歩者(2006)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「屋根裏の散歩者(2006)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2007年7月7日 |
上映時間 | 87分 |
製作会社 | アートポート |
配給 | アートポート |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |