4ヶ月、3週と2日
よんかげつさんしゅうとふつか 4 MONTHS, 3 WEEKS AND 2 DAYS- 上映日
- 2008年3月1日
- 製作国
- ルーマニア
- 制作年
- 2007
- 上映時間
- 113分
- レーティング
- ジャンル
- 社会派
解説
妊娠中絶が制限されていたチャウシェスク政権下のルーマニアを舞台に、友人の違法な中絶手術を助ける女性の一日を描く。主演はフランシス・F・コッポラ監督作「Youth Without Youth」にも出演のアナマリア・マリンカ。監督は長編映画二作目のクリスティアン・ムンジウ。2007年カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作品。
ユーザーレビュー
「4ヶ月、3週と2日」のストーリー
1987年、ルーマニア。女子大生オティリア(アナマリア・マリンカ)は、ルームメイトのガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)とともにキャンプにでも出かけるかのようにのんびりと身支度を整えると、ひとり寮を出る。まず彼女が向かったのは大学。恋人のアディ(アレクサンドル・ポトチェアン)と会うと、頼んでおいたお金を受け取る。アディは母親の誕生パーティに彼女を誘うが、オティリアはそれどころではなかった。アディに不信感を抱かせたまま、二人は気まずく別れる。そして、彼女はガビツァから言われていたホテルに向かう。取ってあるはずの予約を確認するためだったが、フロントで「予約は入っていない」と断られる。やむなく別のホテルに予約を入れ、ガビツァに連絡を取ると、自分の代わりに男に会いに行くように頼まれる。思い通りに事が運ばないことに不安を感じ始めるオティリア。ガビツァに指示された通りにべべ(ヴラド・イヴァノフ)と会ったオティリアは、二人でホテルへ向かう。しかし、ホテルが当初の約束と変更になったことを知ると、無愛想なべべの機嫌がさらに悪化。彼を怒らせるわけにはいかないオティリアは、黙って愚痴を聞くしかなかった。ホテルに着いた二人を待っていたのはガビツァ。ホテルも待ち合わせた女も違うと、べべは二人に怒りをぶちまける。「これからやるのは違法行為だ!妊娠中絶はバレたら重い刑に問われる!分かっているのか?」詰め寄られた二人は、お金が足りないことを告白。ベベはあきれ、話にならないと帰りかける。二度とない中絶手術のチャンスを逃がすまいと必死にすがりつくガビツァ。そのとき、オティリアは覚悟を決め、ある行動を取る……。
「4ヶ月、3週と2日」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「4ヶ月、3週と2日」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | ルーマニア |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年3月1日 |
上映時間 | 113分 |
製作会社 | Mobra fulms |
配給 | コムストック・グループ |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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