解説
瀬尾まいこの同名小説を「夜のピクニック」の長澤雅彦監督が映画化。都会生活に疲れ、自殺目的で人里離れた土地を訪れた女性が、民宿を営む男との交流を通じて再生する姿を温かなタッチで綴る。主演は「デトロイト・メタル・シティ」の加藤ローサと、「ガキンチョ★ROCK」にも出演したお笑い芸人“チュートリアル”の徳井義実。
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【DVD】天国はまだ遠く
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「天国はまだ遠く」のストーリー
都会で忙しく働くOLの千鶴(加藤ローサ)は日々の生活に疲れていた。仕事も恋もうまくいかないし、一人で頑張るのも限界。彼女は逃げるように京都の宮津へ旅立つ。“知らない場所でさよならするのだ。”夜の駅に降り立った彼女は、人のいない場所に連れて行って欲しいとタクシーに乗り込む。街灯もなく闇に包まれた森を抜け、辿り着いたのは山奥に佇む“絶景の宿 民宿たむら”。戸惑う千鶴を迎えたのは、ひとり静かに自給自足の生活を送る宿の主人、田村(徳井義実)だった。他に客はいない。意を決した千鶴は大量の睡眠薬を飲み込むと、深い眠りに落ちていく。だが32時間後、眠り続けた千鶴は何事もなく目を覚ます。自殺は失敗、体はどこにも異常なし。そんな千鶴を朝日と魚が焼ける匂いが誘い、田村と共に朝食を取ることになる。光り輝く海、森を吹き抜ける風、木漏れ日、自然の恵みを生かした田村の手作り料理。それらすべてが新鮮だった。そして、何気ない田村のやさしさに、千鶴の砕かれた心は徐々に回復していく。一方、殻に閉じこもりストイックな日々を送っている田村にも、大きな秘密があった。しかも、千鶴という突然の訪問客が田村の心を乱していくのだった…。
「天国はまだ遠く」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「天国はまだ遠く」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2008年11月8日 |
上映時間 | 117分 |
製作会社 | 「天国はまだ遠く」製作委員会(東北新社=吉本興業=東京テアトル=ワーナーミュージック・ジャパン=CELL=エーアワーズ) |
配給 | 東京テアトル |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSR |
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2008年11月下旬号 | インタビュー 長澤雅彦監督 「天国はまだ遠く」 |