深夜の星

しんやのほし
製作国
アメリカ

制作年
1935
レーティング
ジャンル
ラブロマンス

check解説

「ロマンスの街」「歓呼の涯」のスティーブン・ロバーツが監督に当たった映画で、アーサー・ソマーズ・ローシェ作の小説を映画化したもの。これを「勝利の朝」のハワード・J・グリーン、「ロマンスの街」のエドワード・カウフマン及びアンソニー・ヴェイラーが共同して脚色した。撮影は「流線型超特急」「フランダースの犬(1935)」のJ・ロイ・ハントが担当。主演者は「男の世界」「影なき女」「悪夢」のウィリアム・パウエルと「ロバータ」「コンチネンタル」のジンジャー・ロジャースで、「キャバレエの鍵穴」のポール・ケリー、舞台から来たジーン・ロックハート、「ますらを」のラルフ・モーガン、「夜間飛行」のレスリー・フェントン、「ロマンスの街」のJ・ファーレル・マクドナルド等が助演している。
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ユーザーレビュー

「深夜の星」のストーリー

ニューヨークの若手弁護士として令名あるクレイ・ダルゼルは素人探偵としての頭脳才腕にも優れていて、時折面白い事件があると乗り出して警察をアッと言わせていた。ある日、彼の友人ティム・ウィンスロップが1年前シカゴで失踪した恋人アリス・マーカムを捜し出してくれと頼んだが、ダルゼルは余り興味が持てなかった。所がある夜ティムは息せききって駆け込み、当時ニューヨークで大評判のレヴュー「深夜」に主演している仮面の美女メリイ・スミスこそアリスだと告げる。ところへティムを追い掛けてきた様に、赤新聞の主筆トミイ・テナントがやって来たので、ダルゼルはティムを書斎に隠れさせた。テナントは素晴らしい特ダネを手に入れたと言って語りかけた途端、書斎から撃った銃弾に殺され、ダルゼルも狙われたが微傷を受けたのみだった。ダルゼルは負傷したがテナント殺害の嫌疑を受けたし、彼自身はティムがそのまま失踪したのでティムを疑った。ダルゼルを愛している社交界の花形令嬢ダナ・マントンが助手を志願し、ダルゼルはテナント殺害事件の謎を解くこととなった。ティムはその後なに者とも知れぬ輩に殴られて人事不詳となってダルゼルのアパートにかつぎ込まれた。ダルゼルは方々で集めた材料によってメリイ・スミス失踪事件とテナント殺害事件とは関連がある事を知った。メリイ・スミス失踪の直前、ダルゼルが愛したかつての恋人ジェリイの現在の夫ロージャー・クラッソンはシカゴの弁護士で、彼もアリス・マーカムを探しにニューヨークに出てきたのである。その話によるとクラッソンの依頼者マローニはシカゴで名うてのギャングスターであるが、反目しているギャングスターのデクスターが殺されたために犯人として死刑を宣告されているのである。ところがデクスター殺害の時刻にはマローニは自宅にアリス・マーカムと共に居たので、アリスが証人となれば無罪になる。そこでクラッソンはマローニのためにアリスを探しているとの事であった。ダルゼルは推理の結果ほぼ何者がテナントを殺したかを知った。そこで彼は場末の安アパートを借りて、そこにメリイ・スミスがキテイルトイウ電話をテナント事件担任のドリーマス警部を始め、容疑者一同にかけた。容疑者と言うのは、ティム・ウィンスロップ、ダルゼルの執事スウェイン、ジェレイ・クラッソン、ロージャー・クラッソン、「深夜」興行主オールマン、ギャングスターのジム・キンランド等である。すると果たしてメリイ・スミスを渡せと拳銃を擬して犯人が現れた。しかも、それは女であった。否女装しているのである。隠れていた警部の機転でダルゼルは危うく何を逃れ、曲者を捉えた。曲者は果たして誰であろうか。

「深夜の星」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「深夜の星」のスペック

基本情報
ジャンル ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 1935
製作会社 RKOラジオ映画
レイティング