太陽のめざめ

たいようのめざめ STANDING TALL
上映日
2016年8月6日

製作国
フランス

制作年
2015
上映時間
119分

レーティング
R-15
ジャンル
ドラマ

check解説

カンヌ受賞女優でもあるエマニュエル・ベルコ監督がカトリーヌ・ドヌーヴを主演に描く人間ドラマ。家裁判事フローランスは非行を繰り返す少年マロニーが新たな人生を見つけられるよう、彼と似た境遇を辿りながら更生したヤンを教育係につけ、手を差し伸べる。ベルコ監督にスカウトされたロッド・パラドが心に傷を負ったマロリー役で映画初出演。「ピアニスト」のブノワ・マジメルがマロリーを支える教育係を演じ、第41回セザール賞助演男優賞を受賞した。第68回カンヌ国際映画祭オープニング作品。劇場公開に先駆け、フランス映画祭2016にて上映された(上映日:2016年6月24日)。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映像演出、映画評論
    荻野洋一
    救いようのない不良少年が幾度も暴発をくり返し、ムショ暮らしまで経験しながら、恋をし、赤ん坊ができて少しずつ変容していくさまを、いっさいの感傷を排除して描ききった... もっと見る
  • 脚本家
    北里宇一郎
    今号のこのページはフランス映画大会。これが一番の力作。優しさというものを教わらずに育った少年がいて、暴力三昧で生きている。で、保護司や判事がなんとか彼を更生させ... もっと見る
  • 映画ライター
    中西愛子
    昨年のカンヌ国際映画祭で、女性監督作品としては28年ぶりにオープニングを飾り話題になった本作。監督ベルコ、女優ドヌーヴの才気溢れるタッグ。フランスの女性映画人の... もっと見る

「太陽のめざめ」のストーリー

家庭裁判所で子供を救う少年担当の判事フローランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、若い母親(サラ・フォレスティエ)に置き去りにされた6 歳の少年マロニーを保護。それから10年後、マロニーが非行を繰り返し裁判所に呼び出され、フローランスは彼と再会する。マロニーは反抗的な態度を見せる一方、母親の責任が問われると必死にかばおうとした。実父を早くに亡くし継父に見捨てられた彼にとって、自分勝手でも母は大切な家族だった。フローランスは温情を見せるが、マロニーはすぐに強奪事件を起こし審問が開かれる。検事は少年院送りを主張。それでも判事はより自由に過ごせる更生施設にマロニーを行かせる。新しい教育係には、彼と似た境遇から更生したヤン(ブノワ・マジメル)が就いた。山のふもとの更生施設で、指導員たちの根気強い教育やヤンの励ましにより、少しずつ変わっていくマロニー。しかし再入学の面接で面接官の否定的な言動にキレてしまう。やけになり向かったクラブで、マロニーは指導員の娘テス(ディアーヌ・ルーセル)と出会い、不器用な恋に落ちる。

「太陽のめざめ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「太陽のめざめ」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 フランス
製作年 2015
公開年月日 2016年8月6日
上映時間 119分
配給 アルバトロス・フィルム セテラ・インターナショナル 協力:ユニフランス・フィルムズ
レイティング R-15
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 ドルビー
公式サイト http://www.cetera.co.jp/taiyou/
コピーライト (C)2015 LES FILMS DU KIOSQUE - FRANCE 2 CINEMA - WILD BUNCH - RHONE ALPES CINEMA – PICTANOVO

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