泳ぎすぎた夜
およぎすぎたよる THE NIGHT I SWAM解説
日仏の新鋭、五十嵐耕平とダミアン・マニヴェルが共同監督を務め、青森に暮らす少年を主演に起用して作り上げた瑞々しい野心作。青森の山間の小さな町。夜明け前に偶然、目を覚ました少年は、朝になって通学途中で道を変え、父親が働く漁業市場を目指す……。第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門に出品され、第18回東京フィルメックスでは学生審査員賞とFilmarks賞を受賞した。2018年2月24日よりイオンシネマ弘前にて先行ロードショー。
ユーザーレビュー
「泳ぎすぎた夜」のストーリー
雪で覆われた青森の山間にある小さな町。夜明け前、しんしんと雪が降り積もり、寝静まった家々はひっそりと暗い。漁業市場で働く父親はそんな時刻に1人目覚め、家族を起こさないよう、静かに仕事に行く準備を始める。出掛ける前は、それが毎日の日課というように台所でゆっくり煙草をふかす。しかし、なぜかこの日に限って、6歳の息子がその物音で目を覚ます。父親が出て行った後、彼はクレヨンで魚の絵を描く。そして迎えた朝。結局眠ることができず、うとうとしたままの少年は、眠い目を擦りながら歯磨きをして、家族と朝食をとり、学校に出かける。だが、登校途中、彼は学校には向かわず、雪に埋もれた道を彷徨い始める。父親に、僕の書いたこの絵を届けに行こう。そう思ったのか、父親が働く市場を目指す。この日、少年にとっての新しい冒険が始まる。朧気な記憶を頼りに、手袋を落とし、眠い目を擦りながら……。
「泳ぎすぎた夜」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「泳ぎすぎた夜」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 冒険 ドラマ |
製作国 | フランス 日本 |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2018年4月14日 |
上映時間 | 78分 |
製作会社 | MLD Films(制作プロダクション:NOBO) |
配給 | コピアポア・フィルム=NOBO |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 4:3 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://oyogisugitayoru.com/ |
コピーライト | (C)2017 MLD Films / NOBO LLC / SHELLAC SUD |
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