解説
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
なかなか重いテーマの映画でした。邦題は弱すぎるのでは?内容がわからない。
もともと原作者が体験した話で、キリスト教をかたり同性愛の少年、少女を矯正?しようとする施設での出来事が描かれている。
性的指向を他人から強制されるってなに?もちろんそれによって相手を傷つけることはナンセンスだけど、SMが好きな人もいれば、ア○ルや○尿が好きな人もいるだろうし、同性が好きな人もいるだろう。それをこれはダメ、あれはダメなんて。体位も裏表48手あるけど、そのうち正常位以外は不道徳だとか言い始めるんじゃない?そのくせ、女性を平気でレ○プするような人間が大統領や政府高官になって、性被害を受けて妊娠しても堕胎は犯罪だとか、お前の体は俺の物だとか言う輩が幅をきかしている。どこかの国の大統領は世の中男と女しかいないとか言っている。
この映画の中で被害者となる少年、少女達は親の古い価値観を押しつけられようとして自分を殺さないと施設を出ることが出来ない。たまたま主人公は母親に助けられて施設を脱出することが出来たが。
アメリカではこういう施設がたくさんあるらしい。しかも施設の運営は親たちが払っているお金で成り立っている。最近思うのだけど、アメリカって国はキリスト教は原理主義者が多くて、神と悪魔の対立とか、男と女の役割とか、古い価値観を押しつけている。キリスト教の原理って愛であると教わったけど、そうではなくて教義に反する事は全て悪魔の仕業と考えているんだ。だから同性愛者に対しての愛なんてなくて相手は悪魔が乗り移っているんだから、悪魔を追い出すことが重要となるんだ。そうすると自分の意に反する人、事柄は全部悪魔の仕業になってしまう。そこに許容なんてない。
映画は2つの時期をフラッシュバックしながら描かれている。最初はどっちがどっちか判らなかった。私の映画を観る技術が無いからかもしれないが、このくらいの時期のずれなら時間軸を一つにしても問題なかったのでは。
母親役にニコール・キッドマン。ついに彼女も母親役を演じるようになったか。顔立ちがきつくてあまり好きな女優じゃないんだけど。そして敬虔(意固地)な牧師で父親役のラッセル・クロウ。彼も好きじゃないんだよな。ハリウッドで粗暴な役者として有名だ。そして監督で矯正施設のリーダー役のジョエル・エドガートン。当たり前だけど渋い役者だ。ラッセル・クロウとジョエル・エドガートンの役が逆でも良かったのでは。 -
EIGA FAN
「ある少年の告白」のストーリー
「ある少年の告白」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ある少年の告白」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年4月19日 |
上映時間 | 115分 |
配給 | ビターズ・エンド |
レイティング | PG-12 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://www.boy-erased.jp |
コピーライト | (C)2018 UNERASED FILM, INC. |
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