解説
今野敏の小説『任侠』シリーズのうち『任侠学園』を西島秀俊と西田敏行のW主演で実写化した人情喜劇。地元密着型ヤクザ・阿岐本組の組長は社会貢献に目がなく、No.2の日村は振り回されてばかり。今度は経営不振の高校の再建を引き受け、日村は学園へ向かう。監督は「劇場版 ATARU」や『民王』などのテレビドラマを手がけた木村ひさし。次々に厄介な案件を引き受ける組長の阿岐本を西田敏行が、組長の気まぐれで高校の理事となる羽目になるNo.2の日村を西島秀俊が演じる。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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ライター須永貴子ヤクザの組員たちのキャラクターと関係性が、「また奴らに会いたい」と思わされる可愛らしさ。アクション監督下村勇二&西島秀俊の貫禄の格闘シーンをお約束に、痛快人情コ... もっと見る
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脚本家、プロデューサー、大阪芸術大学教授山田耕大ヤクザを育てる学校の話ではない。ダメな高校をヤクザが立て直す話だ。設定も筋運びも目新しいものはない。だが、面白い。東映ヤクザ映画へのオマージュなのか、劇伴にのせ... もっと見る
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映画評論家吉田広明ヤクザが学校経営という設定の奇抜さだけで終わらない、演出の映画。様々な生徒を巡るエピソードの連鎖の中で、学校の経営権を握ろうとする勢力がいることが明かされ、と飽... もっと見る
「任侠学園」のストーリー
阿岐本組は困っている人を放っておけない義理と人情に厚すぎるヤクザで、組長の阿岐本は社会貢献に目がなく、次々に厄介な案件を引き受けてきた。親分に振り回されてばかりの阿岐本組No.2の日村は、今度は経営不振の高校の建て直しを引き受けたと知り、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったものの、親分の言うことは絶対であるため、仕方なく子分たちを伴い学園へ向かう。そこに待ち構えていたのは、無気力・無関心の今時の高校生と、事なかれ主義の教師たちだった。
「任侠学園」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「任侠学園」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 任侠・アウトロー コメディ ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2019年9月27日 |
上映時間 | 119分 |
製作会社 | 映画「任侠学園」製作委員会(エイベックス・ピクチャーズ=バンダイナムコアーツ=ROBOT=清栄コーポレーション=博報堂=中央公論新社=読売新聞=KICCORIT)(製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ/企画・製作プロダクション:ROBOT) |
配給 | エイベックス・ピクチャーズ |
公式サイト | http://www.ninkyo-gakuen.jp/ |
コピーライト | (C)今野 敏 / (C)2019 映画「任俠学園」製作委員会 |
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