プライベート・ウォー
ぷらいべーとうぉー A PRIVATE WAR
解説
世界中の戦地に赴き取材した、黒の眼帯がトレードマークの戦場記者メリー・コルヴィンの半生を、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演で映画化。メリーはスリランカ内戦取材中に左目を失明しPTSDに苦しみながらも、真実を伝えようと戦地を駆け抜ける。ドキュメンタリー「ラッカは静かに虐殺されている」のマシュー・ハイネマン監督が、本作で初めて劇映画を手がける。脚本は「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」のアラッシュ・アメル。また、俳優のシャーリーズ・セロンがプロデューサーとして参加している。ロザムンド・パイクが第76回ゴールデン・グローブ賞女優賞(ドラマ部門)に、アニー・レノックスが歌う主題歌『Requiem for a Private War』が同賞歌曲賞にノミネートされた。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「プライベート・ウォー」のストーリー
アメリカ人ジャーナリスト、メリー・コルヴィン(ロザムンド・パイク)は、英国サンデー・タイムズ紙の戦争特派員として、レバノン内戦や湾岸戦争など世界中の戦地に赴き取材を重ねてきた。2001年、ジャーナリストは入国禁止であるにも関わらずスリランカ内戦下のバンニ地域に乗り込み、銃撃戦に巻き込まれて被弾、左目の視力を失った。スリランカでの取材を評価され優秀外国人記者に輝いた彼女は、英国プレス賞受賞式に黒い眼帯をつけて出席。それ以来、黒い眼帯は彼女のトレードマークとなる。最前線での体験がPTSD (心的外傷後ストレス障害)となって襲い掛かってくる一方で、世間の人々の関心を世界の紛争地帯に向けさせたいという思いを強めていくメリー。2012年、内戦が続くシリアで、過酷な状況下において包囲されている2万8千人もの市民について伝えようと、報道カメラマンのポール・コンロイ(ジェイミー・ドーナン)とともにホムス入り。砲弾の音が鳴り響く中、チャンネル4 ・BBC・CNNの英国公共放送全局が同時ライブ中継を行うという、彼女の記者人生で最も危険で過酷なレポートが始まる。
「プライベート・ウォー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プライベート・ウォー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 戦争 ドラマ |
製作国 | イギリス アメリカ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年9月13日 |
上映時間 | 110分 |
配給 | ポニーキャニオン (提供:ポニーキャニオン=ハピネット) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://privatewar.jp/ |
コピーライト | (C)2018 APW Film, LLC. ALL RIGHTS RESERVED |
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