少年(1983) デジタルリマスター版

しょうねんでじたるりますたーばん GROWING UP
上映日
2023年7月22日

製作国
台湾

制作年
1983
上映時間
94分

ジャンル
青春 ドラマ

check解説

1983年第20回金馬奨最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞した、台湾ニューシネマ初期を代表する傑作。未婚の母シウインは息子アジャの将来のためにターシュンと結婚。やがてシウインとターシュンの間に子供が二人生まれ、アジャは不良になる。共に映画製作をしていたチェン・クンホウ監督とホウ・シャオシェンが1982年に台湾四大紙のひとつ『聯合報』の文芸欄に掲載されたチュウ・ティエンウェンの短編小説に目をつけ、ふたりが設立した映画製作会社最初の作品の原作として採用。チュウ・ティエンウェンは「風櫃の少年」以降ホウ・シャオシェン監督作品の脚本を手がけている。日本では特集『台湾巨匠傑作選2023』にて劇場初公開。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画監督
    清原惟
    声も聴こえないくらい遠くから、皆を見ている映画の視点が印象的で、どこか寂しい。母の笑顔がずっと見えないことに、うっすらと不安を感じながら観ていたが、最後に訪れる... もっと見る
  • 編集者、映画批評家
    高崎俊夫
    悪ガキたちの喧嘩が始まるといきなり画面が活気づき、脚本に参加している侯孝賢の傑作「風櫃の少年」を否応なく想起させる。朱天文と思しき隣家の少女の視点で綴られる危う... もっと見る
  • 映画批評・編集
    渡部幻
    この秀作にして日本初公開に驚く。原題を「小畢的故事(シャオビーの物語)」といい、ほとんど哀れなまでに問題を起こしてしまう少年と家族の物語。同時代の日本映画とも通... もっと見る

「少年(1983) デジタルリマスター版」のストーリー

1960年代、台湾北部の街・淡水。未婚の母シウインは5歳の息子アジャの将来を思い、年の離れた外省人の公務員ビー・ターシュンと見合いし結婚。ターシュンはアジャを実の息子のようにかわいがった。やがてシウインとターシュンは男の子を2人授かる。元々やんちゃだったアジャは中学に上がる頃には悪友たちとともに連日問題を起こす不良になっていた。どんなにひどいいたずらをしてもターシュンはアジャのことを庇ったが、ある日アジャの不注意から弟を命の危機にさらし、さらに追い打ちをかけるように喧嘩騒ぎを起こしてしまい、ついにターシュンを怒らせる。アジャはターシュンに取り返しのつかない言葉を浴びせ、ターシュンの優しさに恩義を感じていたシウインはひどく傷つき、苦悩の末にシウインは自殺を図る……。

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スタッフ
キャスト役名

「少年(1983) デジタルリマスター版」のスペック

基本情報
ジャンル 青春 ドラマ
製作国 台湾
製作年 1983
公開年月日 2023年7月22日
上映時間 94分
製作会社 中央電影公司=萬年青影業公司
配給 オリオフィルムズ(配給協力:トラヴィス)
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト https://taiwan-kyosho2023.com/
コピーライト (C)1983 Central Motion Picture Corporation & Evergreen Film Company / (C)2023 Taiwan Film and Audiovisual Institute

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