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ロジャー・イムホフの関連作品 / Related Work
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マンハント(1941)
制作年: 1941ヒトラーに銃を向けたハンターと、彼を狩り出そうとするゲシュタポの追跡を描いた本格サスペンスの一編。本作のあと「死刑執行人もまた死す」「恐怖省」「外套と短剣」と続く、フリッツ・ラング監督のナチスものの最初の作品。従来のアメリカ映画にないナチスのリアルなイメージを米国の大衆に与え、以後のプロパガンダ映画のあり方に大きな影響を与えた。原作はジョフリー・ハウスホールドの小説『Rogue Male』で、「男の敵」「駅馬車(1939)」などジョン・フォード作品でお馴染みのダドリー・ニコルズが脚色。監督は当初、そのフォードが予定されていたが彼が難色を示したため、36年に渡米後、「暗黒街の弾痕」「西部魂(1941)」などを撮っていたフリッツ・ラングが当たった。スタッフには、撮影に「わが谷は緑なりき」のアーサー・ミラー、音楽を同作のアルフレッド・ニューマンが手掛けるといった具合に当代の名匠が担当。主演はこの作品で評価され、先述の「わが谷は緑なりき」や「ミニヴァー夫人」に起用された名優ウォルター・ピジョン。対するは本作以外でもナチスの将校役を何度か演じた、「イヴの総て」で知られる悪役俳優ジョージ・サンダース。また紅一点として、本作を契機に「飾窓の女」『Scarlet Street』「扉の影の秘密」と以後も3本のラング作品でヒロインを務めるジョーン・ベネットをはじめ、ナチスの追跡者役で怪演を見せる、「駅馬車(1939)」の他ホラー作品への出演で知られるジョン・キャラダイン、さらに後年「ヘルハウス」などホラー作品でも名を挙げる子役時代のロディ・マクドウォールなど個性的な役者が脇を固める。82点 -
モホークの太鼓
制作年: 1939「荒野の決闘」「果てなき航路」「駅馬車(1939)」のジョン・フォードが監督した1939年作品。ウォルター・D・エドモンズの同名の小説を「剃刀の刄」のラマー・トロッティと「育ち行く年」のソニア・レヴィーンが協力脚色した。撮影は「赤い家」「駅馬車(1939)」のバート・グレノンと色彩映画専門のレイ・レナハンが担当した、元来は色彩映画であるが輸入されたのは黒白板である。主演は「卵と私」「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」のクローデット・コルベールと「荒野の決闘」「運命の饗宴」のヘンリー・フォンダで、助演は「若草物語(1933)」などの故エドナ・メイ・オリヴァー、「駅馬車(1939)」のジョン・キャラディン、エディ・コリンズ、ドリス・ボードン、ロバート・ローリー其他である。 -
たくましき男
制作年: 1937「ショウボート(1936)」「花嫁凱旋」のアイリーン・ダンが主演する映画で、「ショウボート(1936)」と同じくオスカーハンマーシタイン二世が脚本と歌詞を書き、ジェローム・カーンが作曲したもので、監督には「歌へ陽気に」「虚栄の市(1935)」のルーベン・マムーリアンが当たった。助演者は「ロバータ」「浮気名女優」のランドルフ・スコット、「スイング」「マドリッド最終列車」のドロシー・ラムーア、「浮気名女優」のエリザベス・パターソン、「結婚気象台」のレイモンド・ウォルバーン、「平原児」のチャールズ・ビックフォード、「将軍暁に死す」のエイキム・タミロフ及びウィリアム・フローリー、「月を消しましょ」のベン・ブルー等で、撮影は「平原児」のヴィクター・ミルナーと「親分はお人好し」のテオドル・スパークールの担任。 -
桑港
制作年: 1936「妻と女秘書」「支那海」のクラーク・ゲーブルと「ローズ・マリイ(1936)」「浮かれ姫君」のジャネット・マクドナルドが主演する映画で、「港に異常なし」のスペンサー・トレイシーと「征空重爆撃」のジャック・ホルトが共演する。原作はロバート・E・ホプキンスが書き下ろし、「港に異常なし」に参興したアニタ・ルースが脚色し、「ローズ・マリイ(1936)」「私の行状記」のW・S・ヴァン・ダイクが監督に当たり、「巨星ジーグフェルド」のオリヴァ・マーシュが撮影した。助演は「海は桃色」のジェシー・ラルフ、「高飛び成層圏」のテッド・ヒーリーおよびアル・シーン、新顔のシャーリー・ロス、「断固戦うべし」のマーガレット・アーヴィング等の面々である。0点 -
ジョージ・ホワイツ 1935年スキャンダルス
制作年: 1935「乾杯の唄」と同じくジョージ・ホワイトが原案監督出演した音楽映画で、脚色には「乾杯の唄」の台詞を書いたジャック・イェレンがパターソン・マクナットと協力して任じている。ダンス振り付けもほわいと自ら当たり、撮影は「乾杯の唄」「世界は動く」のジョージ・シュナイダーマンが担任した。出演者は「乾杯の唄」のアリス・フェイ及びクリフ・エドワーズ、「輝く瞳」のジェームズ・ダン、「カレッジ・リズム」のリダ・ロバーティ、「彼女の家出」のネッド・スパークス、「合点!!承知!!」のアーリン・ジャッジ、「モンタナの月」のベニー・ルービン、タップ・ダンサーのエリナー・パウエル等が主なる顔触れである。 -
廻り来る春
制作年: 1935「流れる青空」「陽炎の春」と同じくジャネット・ゲイナーとワーナー・バクスターが主演する映画で、ロバート・ネイザン作の小説に基づいて「流れる青空」のエドウィン・バークが脚色し、「心の緑野」「水曜日の恋」のヘンリー・キングが監督に当たったもの。助演は「麗しのパリ」のウォルター・キング、「ホワイト・パレード」のジェーン・ダーウェル、「殺人ホテル」のローズメリー・エイムス、「麦秋」のジョン・クェーレン、「恋のセレナーデ」のロジャー・イムホフ、「ハリウッドデカメロン」のグラント・ミッチェル、「ホワイト・パレード」のアストリッド・オルウィン、「心の緑野」のステピン・フェチット等で、撮影は「流れる青空」のジョン・サイツの担任。 -
港に異常なし
制作年: 1935「無軌道行進曲」「爆弾の頬紅」のジーン・ハーロウが「諾?否?」「舗道の殺人」のスペンサー・トレイシーを相手に主演する映画で、フランセス・マリオンが書き卸した物語を「晩餐八時」のフランセス・マリオン、「春の火遊び」のアニタ・ルース及びH・W・ヘーンマンが協力脚色し、「男性No.1」「原始人」のJ・ウォルター・ルーベンが監督に当り、「台風」「宝島(1934)」のレイ・ジューンが撮影した。助演者は「男性NO.1」のジョセフ・カレイア、「踊るブロードウェイ」のユーナ・マーケル、「真夏の夜の夢」のミッキー・ルーニー、J・ファーレル・マクドナルド、ヴィクター・キリアン等。 -
運河のそよ風
制作年: 1935「彼女の家出」「ニューヨークの口笛」のジャネット・ゲイナーが「東への道」のヘンリー・フォンダを相手に主演する映画で、「無軌道行進曲」「宝島(1934)」のヴィクター・フレミングが監督に当たった。ウォルター・D・エドモンズの小説に基づいたふらんく・B・エルザーとマーク・コネリー共同脚色の舞台劇から「流れる青空」のエドウィン・バークが脚色した。助演者は「ジャバの東」のチャールズ・ビックフォード、「東への道」のスリム・サマーヴィル、アンディ・デヴァイン及びマーガレット・ハミルトン、「あたいは街の人気者」のジェーン・ウイザーズその他で、「キャラバン」のアーチネスト・パーマー撮影。 -
恋のセレナーデ
制作年: 1934「これぞ幸運」「ハリウッド征服」のパット・ペイターソンが「風雲の支那」「自由の翼」のニルス・アスターと共に主演する映画で、楽聖フランツ・シューパートを主人公とするロマンスを書いたもの。原作はリチャード・キャロルが執筆し、リン・スターリングとサリー・サンドリンが潤色し「水兵万歳」と同じくウィリアム・コンセルマンがヘンリー・ジョンソンと協力して脚色し、「これぞ幸運」のジェームズ・ティンリングが監督に当たった。助演俳優は「大空の地獄」「これぞ幸運」のハーバート・マンディン、「乾杯の唄」のハリー・グリーン、「奇傑パンチョ」のヘンリー・B・ウォルソール、ルシアン・リトルフィールド、フョゼフィン・ウォッテル、ハーマン・ビング等で撮影は「苦闘五十年」「限りなき世界」のアーサー・ミラーの担任。音楽指揮はサミュエル・ケイリンで、氏自らシューパードの名曲を編曲している。 -
空飛ぶ音楽
制作年: 1934「リリオム」と同じくエリッヒ・ポマー作品で、オスカー・ハマーシタイン第二世原作・作詩、ジェローム・カーン作曲になるオペレットに基づいてハワード・アーヴィング・ヤングと「少年探偵団」のビリー・ワイルダーとが協力して脚色し、「帰郷」の監督者でその後プロデューサーとなっていたヨーエ・マイが監督に当たり、「キャラバン」「歓呼の嵐」のアーネスト・パーマーが撮影したもの、出演者は「今宵ひととき」「恋愛即興詩」のグロリア・スワンソン、「ホワイト・パレード」「昨日」のジョン・ポールズを始め、「幻の合唱」「第三階級」のダグラス・モンゴメリー、新人ジューン・ラング、「痴人の愛」のレジナルド・オーウェン、「猫と堤琴」のジョセフ・カウソーン、「ホワイト・パレード」のセーラ・ヘイドン及びアル・シーンという顔触れである。 -
フープラ
制作年: 1933「ミス・ダイナマイト」と同じくクララ・ボウの主演映画で、「カヴァルケード」「女性に捧ぐ」のフランク・ロイドが監督したアル・ロケットのフォックスにおける第1回製作映画である。原作はジョン・ケニヨン・ニコルソンの舞台劇で、かつて「煩悩」としてサイレント時代に映画化されたことのあるもの、今度は「地獄特急」のブラッドリー・キングと「七月の肌着」のジョセフ・モンキュア・マーチとがトーキー用の台本を作った。助演する人々は「ドクターX」のプレストン・フォスター、「愛に叛く者」のリチャード・クロムウェル、「カヴァルケード」のハーバート・マンディン、「ロシア探訪飛脚」のジェームズ・グリースン、「バッド・ガール」のミナ・ゴンベル、等である。「街の娘」「赤道を泳ぐ女」のアーネスト・パーマーが撮影を担任した。
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