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田中春男の関連作品 / Related Work
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次郎長三国志 第七部 初祝い清水港
制作年: 1954「次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家」につづく次郎長三国志第七部。主なスタッフ、キャストは共通だが、新しく「幸福さん」の木匠マユリ、新人紫千鶴などが登場する。100点 -
春色お伝の方 江戸城炎上
制作年: 1954邦枝完二がかつて東京タイムスと都新聞に連載した原作を「浮気天国」の松浦健郎が構成し、これに清水信夫が加わって脚本を書き、「叛乱」の阿部豊が監督している。撮影は「アチャコ青春手帳第三話 まごころ先生の巻」の三村明、音楽は古賀政男の担当。出演者は「勢揃い 大江戸六人衆」の宮城千賀子、「花の三度笠」の長谷川裕見子、「叛乱」の細川俊夫のほか、「魔剣」の中村扇雀が新東宝に初出演する。 -
御ひいき六花撰 素ッ飛び男
制作年: 1954本木荘二郎製作により次郎長三国志シリーズのスタッフ、キャストの面々が顔を連ねる東宝時代劇。脚本、監督、撮影ともに「美しき鷹」の小国英雄、マキノ雅弘、飯村正である。出演者も「美しき鷹」の河津清三郎、「ママの日記」の小泉博、「落語長屋は花ざかり」の久慈あさみ、「春色お伝の方 江戸城炎上」の水島道太郎、田中春男、「鞍馬天狗斬り込む」の小堀明男のほか、第五期ニュー・フェイスの森啓子が出演する。 -
次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊
制作年: 1954「次郎長三国志 第七部 初祝い清水港」に次ぐ次郎長三国志第八部。“オール読物”連載の村上元三の原作より、小川信昭、仲原俊哉が共同脚色し、「ごひいき六花撰 素ッ飛び男」のマキノ雅弘が監督している。撮影も「ごひいき六花撰 素ッ飛び男」の飯村正。出演者は前作と略々同じであるが、今回は「七人の侍」の志村喬、「風立ちぬ(1954)」の青山京子、「赤線基地」でデビューした川合玉江などが新しく出演する。100点 -
次郎長三国志 第九部 荒神山
制作年: 1954「次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊」に次ぐ次郎長三国志、本篇は前後篇に分けて封切りされる。従って第一部「次郎長売出す」(52)以来三年越しの本シリーズもこの後篇第十部をもってここに完結する。村上元三の原作より、前作と同じくマキノ雅弘(やくざ囃子)が監督しているが、今回は脚本を「七人の侍」の橋本忍、撮影を「さらばラバウル」の山田一夫がそれぞれ担当。出演者は前作とほぼ同じであるが、今回は「かくて夢あり」の若原雅夫、「黒い罌粟」の角梨枝子、「やくざ囃子」の岡田茉莉子等が新しく登場する。 -
幽霊男
制作年: 1954講談倶楽部に連載された横溝正史の探偵小説を、「青春ロマンスシート 青草に坐す」の沢村勉が脚色し、「家庭の事情 ネチョリンコンの巻」の小田基義が監督する。撮影は山田一夫。「やくざ囃子」の河津清三郎が主人公金田一に扮し、「此村大吉」の田中春男、「関八州勢揃い」の岡譲司のほか、三条美紀がはじめて東宝映画に出演する。 -
次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家
制作年: 1953「次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路」に次ぐ次郎長三国志シリーズ第六部。スタッフ、キャストとも第五部と大差はないが、第四部の千葉信男、第二部の広瀬嘉子の再登場、長門裕之(澤村國太郎長男)など新人の起用、そして越路吹雪、藤原釜足、英百合子の初登場などが目立ったうごきである。 -
次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路
制作年: 1953「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」に次ぐ次郎長三国志シリーズの第五部。スタッフ、キャストとも前作と同様であるが、今回は新人緒方燐作が新たに登場する。 -
女の一生(1953)
制作年: 1953吉村公三郎、篠勝三の製作になる近代映画協会作品で、モーパッサンの同名小説の翻案。脚本(夜明け前)、監督(縮図)ともに新藤兼人の担当、撮影は「縮図」の伊藤武夫、音楽は「夜明け前」の伊福部昭。出演者は「夜明け前」の乙羽信子、山内明、日高澄子、菅井一郎、宇野重吉、殿山泰司、「東京物語」の杉村春子、東野英治郎、「健児の塔」の轟夕起子などである。 -
青春ジャズ娘
制作年: 1953北田一郎と「アチャコ青春手帳第四話 めでたく結婚の巻」の蓮池義雄が脚本をかき同上の松林宗恵が監督にあたった。撮影は新人西垣六郎、音楽は「半処女」の大森盛太郎。「半処女」の片山明彦、安西郷子、「戦艦大和」の高島忠夫、「暁の市街戦」の三島雅夫、「残侠の港」の関千恵子などに、柳屋金語楼、古川緑波、大泉滉などのコメディアンや「薔薇と拳銃」に出演したジャズ・シンガアの新倉美子、シックス・レモンズのドラマア、フランキー堺、他に伴淳三郎、益田キートンや江利チエミをはじめとする歌手たちが司会・歌手の役で出演する。登場するバンドはシックス・レモンズ、ビッグ・フォア、ブルー・コーツ、チャック・ワゴン、東京キューバン・ボーイズ、クール・ノーツ(慶応)、東京六重奏団など。 -
次郎長三国志 第二部 次郎長初旅
制作年: 1953オール読物連載の村上元三原作「次郎長三国志」のうち、「次郎長売出す」に続くもの。製作、脚本、監督、撮影その他の製作スタッフ及び出演者の主なものは森の石松の森繁久彌を加えたほかほとんど前作「次郎長売出す」に同じ。100点 -
アチャコ青春手帖 第三話 まごころ先生の巻
制作年: 1953製作と脚本は「珍説忠臣蔵」の杉原貞雄と八住利雄、「ハワイの夜」の松林宗恵と三村明とがそれぞれ監督と撮影を受持っている。原作は長沖一のNHK放送劇「アチャコ青春手帖」である。出演者は「総理大臣の恋文」の花菱アチャコ・堺駿二・伴淳三郎、「煙突の見える場所」の田中春男と関千恵子、「親馬鹿花合戦」の左幸子・田崎潤・清川虹子、「妖精は花の匂いがする」の浪花千栄子などで、江利チエミ、ペギー葉山、トニー・谷、渡辺弘とスターダスターズなどが特別出演する。 -
色ごよみ 權九郎旅日記
制作年: 1953講談倶楽部所載の田岡典夫の原作を城三平が脚色、「姫君と浪人」、の志村敏夫、平野好美が監督、撮影を担当した。「安五郎出世」の森繁久彌、「アジャパー天国」の伴淳三郎、南寿美子、田中春男、星美智子などが出演している。 -
晴れ姿 伊豆の佐太郎
制作年: 1953「アジャパー天国」の杉原貞雄製作で、「姫君と浪人」の三村伸太郎の脚本を「江戸ッ子判官」の中川信夫が監督した。撮影は「姫君と浪人」の平野好美、音楽は「醉いどれ歌手」の上原げんと。出演者は「お役者小僧」の高田浩吉、「次郎長三国志 第三部 次郎長と石松」の田崎潤、「姫君と浪人」の岡譲二、「加賀騒動」の三島雅夫、「大菩薩峠 甲源一刀流(1953)」の嵯峨美智子、それに「芸者ワルツ」の新人久保菜穂子など。後に短縮版(68分)が「唄祭り佐太郎三度笠」と改題され上映された。 -
次郎長三国志 第三部 次郎長と石松
制作年: 1953スタッフは第一部・第二部と同様である。出演者には前二作のメンバーに「プーサン」の小泉博、「逃亡地帯」の久慈あさみ、新人花房一美が加っている。100点 -
大菩薩峠 第二部(1953)
制作年: 1953製作大川博、企画マキノ光雄、玉木潤一郎、坪井与になる中里介山原作大菩薩峠の第二部で脚色監督、撮影は夫々第一部と同じ渡辺邦男、渡辺孝である。出演者も前回と略々同様な顔ぶれで、片岡千恵蔵、三浦光子、進藤英太郎、千原しのぶ、阿井三千子など。 -
次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港
制作年: 1953スタッフ・キャストとも第三部と共通。「青色革命」の加東大介、「胡椒息子」の石黒達也、などがこれに加っている。この篇で次郎長一家の面々が一通り揃うことになる。 -
丹下左膳(1953)
制作年: 1953林不忘の「丹下左膳」シリーズ中、乾雲坤龍二刀の争奪戦物語を、戦前幾度か左膳に扮した大河内傳次郎(地獄太鼓)が戦後始めて左膳を演ずる。脚本を「刺青殺人事件」の伊藤大輔と「疾風からす隊」の柳川真一が書き、「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」のマキノ雅弘が監督している。撮影は「地獄太鼓」の竹村康和。出演者は大河内の他、「欲望」の水戸光子、花の喧嘩状」の山本富士子、「暴力市街」の沢村晶子、三田隆など。 -
私はシベリヤの捕虜だった
制作年: 1952製作はシュウ・タグチ。「若人の誓い」の沢村勉が脚本を書き、「大空の誓い」の阿部豊と「月が出た出た」の志村敏夫とが共同で監督に当たっている。撮影は「風雪二十年」の藤井静。出演者の主なものは、「風にそよぐ葦 前編」の北沢彪、「慶安秘帖」の石黒達也などのほか、有木山太、富田仲次郎などの中堅、松本光男、近藤廣、高原駿雄、鮎川浩、若月輝夫、重光彰、土屋嘉男など、東宝、東映、俳優座、文学座の若手である。 -
サラリーマン喧嘩三代記
制作年: 1952製作は「浅草四人姉妹」の坂上静翁。「恋の応援団長」の井上梅次の監督作品で、「娘十九はまだ純情よ」の井出雅人が井上梅次と共同で、ユーモア作家佐々木邦の原作から脚本を書いている。撮影は「チョイト姐さん思い出柳」の鈴木博。出演者は、「明日は日曜日」の小川虎之助、「リンゴ園の少女」の片山明彦、「夕焼け富士」の藤田進、花井蘭子、柳家金語樓、三條利喜江、「若き日のあやまち」の左幸子、「激流(1952)」の若山セツ子及びその他の助演者たちである。 -
次郎長三国志 第一部 次郎長売出す
制作年: 1952オール読物連載の村上元三の原作を「続三等重役」の松浦健郎が脚色し、「武蔵と小次郎」のマキノ雅弘が監督した東宝映画。製作は「喧嘩安兵衞」の本木莊二郎。撮影、音楽をそれぞれ「若い人(1952)」の山田一夫、「すっ飛び駕」の鈴木静一が担当している。配役は「娘十八お転婆時代」の田崎潤、「鞍馬天狗 一騎討ち」の河津清三郎、「激流(1952)」の若山セツ子、「武蔵と小次郎」の澤村國太郎などに加えて東宝第四期のニュー・フェイス豊島美智子、浪曲の広沢虎造が出演している。 -
弥太郎笠(1952)
制作年: 1952鶴田浩二が独立、主宰する新生プロと新東宝との提携作品。製作は「慟哭」の星野和平、子母沢寛の原作から、「続三等重役」の松浦健郎が脚本を書き、「すっ飛び駕」のマキノ雅弘が監督している。撮影は「離婚」の山中晋。出演者の主なものは「坊ちゃん重役」の鶴田浩二と岸恵子、「慟哭」の木暮実千代が特別出演し、村田知英子、高田浩吉その他の助演陣。 -
チョイト姐さん思い出柳
制作年: 1952新東宝と伊藤プロとの提携による歌謡曲映画で、阿木翁助の原作から「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」の柴田万三が企画し、「犬姫様」の伊藤基彦が製作に当っている。脚色と監督は「花嫁花婿チャンバラ節」の佐伯幸三。撮影は「おかあさん」の鈴木博である。出演者の主なものは「原爆の子」の小夜福子、「浅草四人姉妹」の関千恵子、「こんな私じゃなかったに」の山村聡、新人高島忠夫に三原葉子、歌謡歌手久保幸江、神樂坂芸妓はん子の特別出演がある。 -
続・チャッカリ夫人とウッカリ夫人
制作年: 1952柴田万三の企画で、「恋の蘭燈」の佐藤一郎が製作に当たっている。前編と同じく原作はラジオ東京放送台本で、神谷量平の脚色、渡辺邦男の監督、渡辺孝の撮影も、前編「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」と同様である。続編には茶刈夫人として「郷愁」の轟夕起子が登場、暁テル子、宮川玲子などが前編に見られない顔ぶれである。 -
チャッカリ夫人とウッカリ夫人
制作年: 1952製作は「ブンガワンソロ」の佐藤一郎。原作はラジオ東京の放送劇で、柴田万三が企画を立てて、神谷量平が脚色し、「水戸黄門漫遊記 伏魔殿の妖賊」の渡辺邦男が監督、「極楽六花撰」の渡辺孝が撮影に当たっている。主な出演者は、「女王蜂(1952)」の久慈あさみ、「上海帰りのリル」の香川京子、「栄冠涙あり」の折原啓子、「浮雲日記」の田崎潤、田中春男のほか、片山明彦、柳家金語楼、清川虹子、森繁久彌、ニュー・フェイスの山中美佐などである。 -
お洒落狂女(1952)
制作年: 1952音楽家山田栄一が新しく創立した山田プロダクションと東映京都との提携になる第一回作品。原作は大衆小説家本田美禅の代表作「お洒落狂女」で、「嵐の中の母」の佐伯清が、藤田潤一と共同で脚本を書き、監督に当たっている。撮影は「遊民街の夜襲」の川崎新太郎である。出演者は「犬姫様」の花柳小菊、月形龍之介、「醉いどれ歌手」の川津清三郎、「娘十八びっくり天国」の関千恵子、「西陣の姉妹」の進藤英太郎のほか薄田研二、田中春男などである。 -
平手造酒(1951)
制作年: 1951製作は「右門捕物帖 帯どけ仏法」の竹中美弘。「オール読物」掲載の中山義秀の原作より、「羅生門」の橋本忍が脚色、「黄門と弥次喜多 からす組異変」の並木鏡太郎が監督に当っている撮影は「新遊侠伝(1951)」の河崎喜久三である。配役は「ひばりの子守唄」の山村聡、「逢魔が辻の決闘」の花井蘭子のほか、柳永二郎、月形龍之介、汐見洋、中村是好など。 -
覗かれた足
制作年: 1951製作と脚本は小川記正で、「愛染香」の阿部豊が監督、「銀座化粧」の三村明が撮影に当たっている。出演者は、「風雲児」の龍崎一郎、「東京のヒロイン」の轟夕起子、「若様侍捕物帳 呪いの人形師」の香川京子、それに進藤英太郎、小牧正英のバレエ団が出演する。 -
続向う三軒両隣り どんぐり歌合戦
制作年: 1950ラジオで既に二年越し放送を続けているドラマの映画化、二五年渡邊邦男の監督で製作したものと趣向を変え「あきれた娘たち」「おどろき一家」の斎藤寅次郎監督、脚本は「無頼漢長兵衞」「白雪先生と子供たち」の八住利雄に、北条誠、伊馬春部、北村寿夫の四人が共同執筆、カメラ担当は「男の涙」「おどろき一家」の友成達雄、キャストは柳家金語楼、飯田蝶子の外、野上千鶴子、新人杉山美子に少女ヴギウギ美空ひばりが出る。 -
石中先生行状記(1950)
制作年: 1950「望みなきに非ず」の製作者藤本真澄の担当で、小説新潮連載の石坂洋次郎の原作を「深夜の告白」の八木隆一郎が脚色を執筆、監督は「春の目ざめ」以来の成瀬巳喜男が久方の担当である。キャメラは「小原庄助さん」の鈴木博。医学博士、洋画家でラジオの「二十の扉」の宮田重藏が出演する他「男の涙」の渡辺篤「忘れられた子等」の堀雄二「青い山脈(1949)」の藤原釜足と同じく池部良、杉葉子らをはじめ「野良犬(1949)」の三船敏郎、「大都会の顔」の若山セツ子、「静かなる決闘」の中北千枝子が出演する外、進藤英太郎、飯田蝶子らが助演する。 -
右門捕物帖 伊豆の旅日記
制作年: 1950製作は「私刑」の竹井諒。「私刑」「右門捕物帳 謎の八十八夜」の嵐寛寿郎が主演するおなじみの右門もの、監督は前作と同様「右門捕物帳 謎の八十八夜」の並木鏡太郎が担当し、撮影は「私刑」の河崎喜久三。出演者は「影を慕いて」の江川宇禮雄、「歌の明星」の轟夕起子、「人生選手」の花井蘭子、「処女宝」の鳥羽陽之助「初恋問答」の沢村貞子、「お染久松」の田中春男らである。 -
びっくり五人男
制作年: 1949「嫁入聟取花合戦」につぐ新東宝・吉本映画提携作品で、杉原貞雄氏の独立プロデュウサァとしての第一回作品である。最初“新東京五人男”の題名から改題されたもので東日・コロムビアが後援して劇中に“新東京音頭”がもり込まれる。脚本の八住利雄、監督の斎藤寅次郎、撮影の友成達雄は「のど自慢狂時代」につぐトリオで、主役は「のど自慢狂時代」で映画界にデビュした天才少女歌手美空ひばり(十二歳で横浜国際専属)彼女をめぐって吉本四人男のエンタツ、アチャコ、川田晴久(義雄の改名)木戸新太郎(ともに「嫁入聟取花合戦」に出ている)に「結婚狂時代」の古川緑波、新東宝の宮川玲子、野上千鶴子、田中春男らが助演する。特別出演は和田信賢、杉山よし子、並木一路、藤山一郎、赤坂小梅などである。 -
影を慕いて(1949)
制作年: 1949製作は「湯の町悲歌」の児井英生。古賀政男の原案により、脚本は「男の涙」「湯の町悲歌」の山下與志一との協同執筆による野村浩将が「湯の町悲歌」についで監督する。撮影も同じく「湯の町悲歌」の横山実の担当。主演者は「愛染草」の上原謙「足を洗った男」の山根寿子「男の涙」の野上千鶴子「鍋島怪猫伝」の江川宇禮雄「人間模様」の青山五郎「あきれた娘たち」の田中春男らである。 -
エノケンのホームラン王
制作年: 1948エノケンプロダクションの独立と「醉虎伝」以来エノケン主演映画50本記念を祝して製作される新東宝提携作品。原作は『サンデー毎日』八月の大衆文芸号に掲載されたサトウハチローの『青春野球手帖』で、製作はエノケンの懇望により、従来最もエノケン映画を手がけた滝村和男が担当し、「唄まつり百万両」の岸松雄と監督の渡辺邦男が協同で脚色、渡辺監督は「今日は踊って」「誰か夢なき」「あの夢この歌」の前作がある。劇中プロ野球の巨人軍(ジャイアンツ)対阪神軍(タイガース)の試合が随所に織り込まれ、ジャイアンツ軍は俳優と混然一体となって、この映画の劇構成上重要メンバーとなって総出演している。春山美禰子はエノケンプロの新人で、島和子は渡辺監督が「今日は踊って」で発見した子役である。 -
それはある夜のことだった
制作年: 1948「誰がために金はある」「あの夢この歌」につぐ井内久プロデュース作品で、「見たり聞いたりためしたり」「誰がために金はある」の斎藤寅次郎が演出する。斎藤監督の原案を伏見晁が「ニコニコ大会 追ひつ追はれつ」以来久しぶりに脚本執筆に当った。撮影は「大江戸の鬼」の安本淳。「美しき豹」(大映東京)につぐ花井蘭子、「金色夜叉(1948)」(東横京都)につぐ古川緑波、大日方伝、「弥次喜多凸凹道中」(松竹大船)につぐ飯田蝶子が出演する他に、終戦直後の「歌へ!太陽」(東宝)以来の川田義雄が出演。三人の子役は片里が田中春男の長男、青柳が青柳信男の次男、服部が服部良一の次女である。因みにこの映画は「噂の男」についで大泉スタジオで製作される。 -
向う三軒両隣り
制作年: 1948「鐘の鳴る丘」と共に全国のラジオ聴取者に親しまれている連続放送劇の映画化で、先ず「白百合の巻」と「坂東家の巻」が製作される。製作は「愛情診断書」の武山政信の担当。毎週交代で原作を書いた八住利雄、伊馬春部、北条誠、北村寿夫の原作を「花ひらく(1948)」、「野球狂時代」の八住利雄が脚色し「エノケンのホームラン王」に次いで渡辺邦男が演出する。撮影も「エノケンのホームラン王」の友茂達雄である。出演者は「親馬鹿大将」の柳家金語楼、「黒馬の団七」の江川宇禮雄、黒川弥太郎、中村彰、「三百六十五夜(1948)」の野上千鶴子、「天の夕顔」の田中春男、「唄まつり百万両」の宮川玲子、清川虹子の他松竹の飯田蝶子、大映の浦辺粂子が特出し、東宝舞踊団出身の水谷真弓と桜木陽子のニューフェイスが出演する。 -
見たり聞いたりためしたり
制作年: 1947東京タイムス連載のサトウハチローの原作を、「東京五人男」「幸運の仲間」の山下與志一が脚色、「東京五人男」「聟入り豪華船」の斎藤寅次郎が演出にあたる。灰田勝彦、アキレタボーイズ、権太楼、一路・突破のコンビ、ニュー・フェイス野上千鶴子らの出演。 -
大江戸の鬼
制作年: 1947鬼の面を被った連続殺人犯を追う同心を描く時代劇ミステリー。監督は萩原遼。出演は大河内傳次郎、長谷川一夫、高峰秀子、黒川弥太郎、上山草人、清川莊司、田中春男、汐見洋ほか。