橋本さとし ハシモトサトシ

  • 出身地:大阪府枚方市
  • 生年月日:1966/04/26

略歴 / Brief history

大阪府枚方市の生まれ。本名・橋本哲。高校時代からバンド活動を始め、大阪芸術大学芸術学部舞台芸術学科に入学してミュージカルコースに進む。俳優を目指したわけではなく、音楽の世界でステージに立つ時に何か役に立つかもしれないとの考えだったというが、その大学時代に、古田新太、橋本じゅん、高田聖子らのちに劇団☆新感線の主要メンバーとなる面々と出会い、いくつかの舞台に役者として出演するようになる。1989年、大学卒業後に劇団☆新感線に正式加入。『スサノオ・神の剣の物語』89、『髑髏城の七人』90、『アトミック番外地』91、『TIMESLIP黄金丸』93、『星の忍者』95などの公演に出演を重ね、95年の『野獣郎見参!』では主演もつとめた。97年の『直撃!ドラゴンロック・轟天』を最後に新感線を退団。以後は、自転車キンクリート『検察側の証人』99、蜷川幸雄演出『ハムレット』01、ミュージカル『ミス・サイゴン』04~09、『ベガーズ・オペラ』06・08、『レ・ミゼラブル』07・09などで、舞台俳優としての確固たる地位を築いていく。映画は、新感線在籍中の94年に、降旗康男監督「新極道の妻(おんな)たち・惚れたら地獄」で初出演。堤幸彦監督「金田一少年の事件簿・上海魚人伝説」97、大森一樹監督「ジューン・ブライド/6月19日の花嫁」98、中島貞夫監督「極道の妻たち・決着(けじめ)」98、小沢仁志監督「SCORE2/THE BIG FIGHT」99などの端役を経て、2000年の若松節朗監督「ホワイトアウト」ではダムを占拠するテロリストのひとりに扮し、狂気に支配された男の末路を熱演して注目を浴びる。以後も、神山征二郎監督「大河の一滴」01、佐藤佐吉監督「東京ゾンビ」05、本木克英監督「ゲゲゲの鬼太郎」07などに出演。野性味あふれる風貌から悪役、汚れ役が多かったが、関西小劇場出身の持ち味はコメディなどでも活き、テレビドラマでは日本テレビ『史上最悪のファミリー』『お熱いのがお好き?』98、テレビ朝日『TRICK』00などで早くからコミカルな役にも才を見出されていた。ドラマの近作に、テレビ朝日『エラいところに嫁いでしまった!』07、『秘密』10、フジテレビ『幸せになろうよ』11など。

橋本さとしの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~

    制作年: 2023
    オペ室を搭載した大型車両で事故や災害の現場に駆け付ける医療チームを描いたTVドラマの劇場版。横浜・ランドマークタワーで爆発事故が発生、地上70階に193名が取り残される。そこに、チーフドクター・喜多見の妻で妊娠中の千晶もいることが判明する。脚本の黒岩勉、監督の松木彩がドラマ版に続き担当。出演は、「エゴイスト」の鈴木亮平、「今日から俺は!!劇場版」の賀来賢人、「水上のフライト」の中条あやみらドラマのレギュラー陣のほか、「とんび」の杏、「映画 少年たち」のジェシーが新たに参加している。
  • 仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏

    制作年: 2022
    本には世界を変える力がある。その「本」をテーマに、2021年8月まで放送されたTVシリーズ「仮面ライダーセイバー」の8年後を描く物語。「本」を守る「聖剣」の使い手の仮面ライダーが“ワンダーライドブック”をベルトに装填して変身、「本」を奪う者たちと対峙する。「物語の結末は俺が決める!」が決め台詞の小説家、好きな本のジャンルはファンタジーの神山飛羽真(かみやまとうま)を内藤秀一郎、好きな本のジャンルは動物図鑑の新堂倫太郎(しんどうりんたろう)を山口貴也、好きな本のジャンルは童話の富加宮賢人(ふかみやけんと)を青木瞭が引き続き演じる。世界を守る戦いを繰り広げるなか、<正義>と<犠牲>の狭間で苦悩する剣士たちの姿が描かれる。
  • 新解釈・三國志

    制作年: 2020
    「今日から俺は!!劇場版」の福田雄一監督・脚本の下、『三国志』を新解釈で描く歴史エンターテインメント。今からおよそ1800年前。中華統一を巡り、魏・蜀・呉の三国に分かれて群雄割拠していた時代。民の平穏を願う男、劉備が立ち上がるが……。出演は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の大泉洋、「ヲタクに恋は難しい」のムロツヨシ、「罪の声」の小栗旬。
    40
  • ゲキ×シネ「偽義経冥界歌」

    制作年: 2020
    演劇の映像を映画館で上映するゲキ×シネシリーズの1本で、劇団☆新感線旗揚げ39周年にあたる2019年に生田斗真を主演に迎え上演された時代劇。奥州に匿われていた源義経をはずみで死なせてしまった玄久郎は、偽義経として義兄・頼朝の挙兵に参加する。出演は、「さや侍」のりょう、「曇天に笑う」の中山優馬、ドラマ『ラヴソング』の藤原さくら。
  • 三回忌追悼企画 蜷川幸雄シアター2「NINAGAWA・マクベス」

    制作年: 2015
    2016年に他界した演出家・蜷川幸雄が手がけた演劇の上映企画第2弾。シェイクスピア4大悲劇のひとつ『マクベス』と日本文化を結びつけた舞台を上映。3人の魔女から国王になると予言されたマクベス。ダンカン王を暗殺し、王座を手にするが良心の呵責に苛まれ……。ミュージカルからストレートプレイ、映像まで幅広く活躍する市村正親、「天城越え」「いつか読書する日」などで数々の賞に輝いた田中裕子、日本屈指のシェイクスピア俳優・吉田鋼太郎らが出演。
  • 黒執事

    制作年: 2013
    枢やなの人気コミックを、「BECK」以来約3年ぶりの俳優復帰となった水嶋ヒロ主演で実写映画化。世界を巻き込む怪事件の解決に乗り出す万能で完璧な執事と男装の令嬢の姿を描く。監督は「NANA」の大谷健太郎と「アシュラ」のさとうけいいち。共演は「ガッチャマン」の剛力彩芽、「映画 体脂肪計タニタの社員食堂」の優香、「桐島、部活やめるってよ」の山本美月。
    60

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