制作年: 1920
チャールズ・リード氏原作の小説をチャールズ・ウィルソン氏が脚色したもので、背景をフランスに、時代を大戦の間及び後に取ってある。しかし戦場の場とか独兵等は少しも画面には現われない。「闇に咲く花」「真紅の路」等に出演したグラディス・ブロックウェル嬢の主演になった悲劇で、対手はこれ等と同じくウィリアム・スコット氏。「真紅の路」を監督したエドワード・ルサン氏が監督をした。ニュース誌は「殆ど悲劇とも云えるべき種の感情的の筋でスターのブロックウェル嬢も最近の数作品中第一等の出来栄えである」と言っている。