ケネス・アンガー

ケネス・アンガーの関連作品 / Related Work

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  • アンガー・ミー

    制作年: 2006
    アメリカの実験映画作家ケネス・アンガーが、自らの言葉で映画作家としての歩みを幼少期から振り返ったドキュメンタリー。ジャン・コクトーやフェリーニ、ヴィスコンティ、パゾリーニらとの交流を交え、パリやロンドンを渡り歩いた自身の映画史を解き明かす。監督はカナダのフィルムメーカー、エリオ・ジェルミーニ。証言者として、「メカス×ゲリン 往復書簡」などの映画作家ジョナス・メカスも出演。
  • 時を数えて、砂漠に立つ

      制作年: 1969
      カメラを持って日常をスケッチし続けるジョナス・メカスの映画日記の第3部で、125のスケッチから構成される。撮影期間は1969年から1984年、ニューヨークを中心に行なわれている。画面に登場するのは、60年代の代表的歌手であるジョン・レノン、天才アーティストのアンディ・ウォーホル、埋葬される父親に別れの敬礼をする後ろ姿が捉えられるジョン・F・ケネディ・ジュニアなど。さらに、ウィットニー美術館でのウォーホルとアンリ・ラングロアの出会い、ハドソン河の船旅に参加したそうそうたるメンバーの芸術家たちのピクニック、フルクサスの欧州における最後の回顧展で公衆電話を使った有名なストリート・パフォーマンス。フリースクールで歌うギンズバーグ、オノ・ヨーコの娘で71年に7歳で失踪した京子のその直前の姿、死の3カ月前に行なわれたジョージ・マチューナスの“世紀のパフォーマンス”など、様ざまな人物や出来事がドキュメントされる。
    • The Dead(1960)

      制作年: 1960
      ベルギーで開催された実験映画祭の帰路の途中でパリに立ち寄った際に、ベール・ラシューズ墓地とセーヌ河岸で撮影された作品。2001年7月7日よりBOX東中野で開催された「スタン・ブラッケージ作品集」にて日本初公開。
    • マジック・ランタン・サイクル

      制作年: 1947
      戦後アメリカを代表する実験映画作家であり、アンダーグラウンド映画の旗手、ケネス・アンガーの作品を9本まとめた特集上映。Aプログラム(計74分)では「スコピオ・ライジング」「K.K.K.」「我が悪魔の兄弟の呪文」「プース・モーメント」「ルシファー・ライジング」の5本、Bプログラム(計79分)では「花火」「ラビッツ・ムーン」「人造の水」「快楽殿の創造」の4本という形に分けて上映された。〈花火〉ある少年の同性愛的な幻想を、シュールな詩情で映し出す実験的ゲイ・フィルム。アンガーが17歳で作った現存する最古の作品。ビアリッツの“呪われた映画”映画祭で主催者のジャン・コクトーに絶賛された。1947年製作、白黒、スタンダード、14分。〈プース・モーメント〉アンガーが、ハリウッドの衣裳係だった祖母の記憶を再現するかのように、20年代のスター女優の衣裳部屋と豪華な生活をキッチュな感覚で夢想した短編。1949年製作、カラー、スタンダード、16mm。6分。〈ラビッツ・ムーン〉フランスの道化とパントマイム演劇の人物ピエロと、イタリアのコメディア・デラルテのアルルカンとコロンビーヌの要素を、月の兎という日本の伝説とからめて描く神秘的な寓話。1950、1978年製作、白黒(染色版)、スタンダード(16mm)、7分。〈人造の水〉アンガーがイタリアはティヴォリの庭園で撮影したヨーロッパ時代の代表作のひとつで、庭園に一面もうけられた噴水の中を盛装した女性が歩いていくさまを幻想的に映し出す。1953年製作、白黒、スタンダード(16mm)、13分。<快楽殿の創造>実験映画作家ケネス・アンガーが54年に一応完成するも、その後78年まで4度に渡り(54、56、58、60年)、手を加えた野心作。カラー、スタンダード(16mm)、38分。〈スコピオ・ライジング〉性的なヒロイズムと男性主義の官能と危険の両義性を鋭く映像化1963。年製作、カラー、スタンダード(16mm)、29分。2011年12月3日より東京・渋谷アップリンクにて、プログラム構成を変更してリバイバル上映された。

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