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ラウール・ヒメネスの関連作品 / Related Work
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季節のはざまで
制作年: 1992スイス山中にある古いホテルで育った男の少年時代の思い出を描く回想譚。監督は「デジャヴュ」のダニエル・シュミット。製作はマルセル・ホーン。脚本は、シュミット監督自身の少年時代の記憶を基に、シュミットとマルタン・シュテールが共同で執筆した。二人は「デジャヴュ」でもコンビを組んでいる。撮影はシュミットの全長編を手がけ、「五月のミル」なども撮っているレナート・ベルタ。音楽は「別れの朝(1983)」のペール・ラーベンが担当。出演は「家族生活」のサミー・フレー、「ラ・パロマ」のイングリッド・カーフェン、「ガーターベルトの夜」のアリエル・ドンバール、「ZOO」のアンドレア・フェレオル、「ハイヒール」のマリサ・パレデス、「恋愛小説ができるまで」のモーリス・ガレル、「チャーリー」のジェラルディン・チャップリン、フェデリコ・フェリーニ監督の妹でアマチュア劇団出身のマリア・マッダレーナ・フェリーニ、故ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品の常連出身者で、近年はアメリカでB級映画監督として活躍するウリ・ロンメルなど。また主人公ヴァランタン少年を演じるカルロス・デヴェーザは、本作が撮影されたポルトガルのホテルのある村でシュミットにスカウトされた。デジタルリマスター版が2024年3月8日より劇場公開。 -
デ ジャ ヴュ(1987)
制作年: 198717世紀に存在した革命家イェナチュの謎の死をめぐって現代のジャーナリストが過去に入ってゆく姿を描く。製作はテレス・シェレール、監督・脚本は「天使の影」のダニエル・シュミット、共同脚本はマルタン・シュテール、撮影はレナート・ベルタ、音楽はピノ・ドナジオ、編集はダニエラ・ロデレールが担当。出演はミシェル・ヴォワタ、クリスティーヌ・ボワッソンほか。デジタルリマスター版が2024年3月8日より劇場公開。 -
人生の幻影
制作年: 1984「悲しみは空の彼方に」(59)等で知られるハリウッド映画監督ダグラス・サークの現在の姿を捉えながらサークの映画監督としての軌跡をたどるドキュメンタリー作品。監督は「トスカの接吻」のダニエル・シュミット、撮影はレナート・ベルタ、編集・録音はリュック・イエルサン、美術はラウール・ヒメネスが担当。映画はまずサークの56年作品「天が許し給うすべてのもの」のラスト・シーンを映し出す。ソファに横たわっているロック・ハドソン。そこへ一度は彼と別れる決心をしたジェイン・ワイマンが戻ってくる--。戦前のドイツで映画を撮り始め、ナチ台頭後、夫人と共にアメリカに渡って、50年代のハリウッド映画の重要な監督の一人となった彼は、現在、スイスの保養地ルガノにある山荘で夫人と二人、静かな毎日を送っている。シュミットの向けるマイクに向かって、サークは、ハッピーエンドについて、アメリカでの夫妻の生活の思い出、人間のモラルについてを、となりに座った夫人の助言を借りながら語る。挿入される作品は、他に「必ず明日は来る」(56)「スキャンダル・イン・パリ」(46)「風と共に散る」(57)「悲しみは空の彼方に」等で、その劇的なシーンが、使われている。原題の “Mirage de la Vie”は、「悲しみは空の彼方に」のフランス語題名から取られている。16ミリ。 -
ヘカテ
制作年: 1982フランス植民地のある北アフリカの砂漠の町を舞台に領事館に赴任してきた若い外交官と人妻との恋を描く。「ラ・パロマ」(74)、「ヴィオランタ」(77)などのダニエル・シュミット監督の日本初公開作品で製作・脚本も自ら担当。共同脚本はパスカル・ジャルダン。原作はポール・モーランの『ヘカテとその犬たち』。撮影はシュミットの長編全作品を手掛けているレナート・ベルタ、音楽は「インディア・ソング」(75)のカルロス・ダレッシオ、編集はニコール・ルプシャンスキー、美術は76年の「天使の影」以後のシュミット作品を手掛けているラウール・ヒメネス、衣裳はパブロ・メシャン、デリカ・カンセラ、クリスチャン・ディオール(ジロドーの衣裳)が担当。出演はベルナール・ジロドー、ローレン・ハットン、ジャン・ブイーズ、ジャン・ピエール・カルフォン、ジュリエット・ブラシュなど。60点