制作年: 1989
1944年、モスクワからコーカサスへ疎開した戦災孤児たちを主人公に、戦乱の中で生きる子供たちを繊細な風景描写で描いたドラマ。監督は『レディース・タンゴ』(83 未)のスラムベク・マミーロフ。原作はアナトリー・プリスタフキンの小説『金色の雲は宿った…』で、脚本も彼が執筆した。原作はスターリン時代、シベリアに強制移住された少数民族チェチェン人とロシア人との対立も描き込まれていたため、国の内外で反響を呼んだ。タイトルは詩人レールモントフのコーカサスを舞台とした詩『断崖』から引用されたもの。撮影はゲンナジー・カリューク、音楽はエジソン・デニーソフが担当。