かから始まるものでの検索結果

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  •   1970年代の初めから現在まで、唯一無二のスタイルで精力的に活動するアメリカの実験映画作家ジェイムズ・ベニング。その特集〈ジェイムズ・ベニング2023 アメリカ/時間/風景〉が10月7日(土)よりシアター・イメージフォーラムで1週間限定開催、第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された最新作「アレンズワース」を含む代表作8本を上映する。メインビジュアルが到着した。     撮影・録音・編集を一人で行うスタイルを貫き、映画とインスタレーションを合わせて60作以上を発表してきたベニング。計算されたショットから、アメリカに流れる時間と精神的風土が浮かび上がる。   〈上映作品〉 「11×14」(原題:11×14/1976年/80分) ベニング初の長編映画「11×14」(印画紙の寸法)は、その前に撮られた短編映画「8 ½×11」(タイプ用紙の寸法)の発展形で、生まれ育ったミルウォーキーやシカゴの町、高架鉄道や高速道路など、主にフィックスで撮られた66の風景(ショット間には黒味が挟まれる)からなる作品。風景だけでなく人々が、それも同じ人物が何度か異なる場面に登場することで、ある種の物語が読み取れるかもしれない。二度流れる曲はボブ・ディランの『ブラック・ダイアモンド湾』。   「ランドスケープ・スーサイド」(原題:Landscape Suicide/1986年/95分) ベニングが描いた“風景の犯罪”。二つのセンセーショナルな犯罪が描かれる。一つはカリフォルニア州で、15歳の少女がクラスメイトを刺殺した事件。もう一つはウィスコンシン州で、農夫エド・ゲインが3年間で15人を殺害した有名事件(トビー・フーパー監督「悪魔のいけにえ」やアルフレッド・ヒッチコック監督「サイコ」のモデルとなった)。「11×14」(1976)、「One Way Boogie Woogie」(1977)などで追求した映画の物語性と、風景を通してドキュメンタリー的に目撃される“アメリカの夢”の暗部が結びつく。   「セントラル・ヴァレー」(原題:Valley Centro/1999年/90分) カリフォルニア内陸部の大半を占めるグレート・セントラル・ヴァレー 。全長700キロ、幅100キロに及び、アメリカ全土の1/4に食料を供給している。同地を所有するのは石油や農業に関連した大企業だ。ベニングはその風景を、16ミリフィルムの1リール分(2分半)を使ったフィックスの1ショットで撮影し、35ショット構成のポートレートとした。殺風景な荒地がすべて企業の所有物であることは最後に明かされ、労働者の多くは移民であることが分かる。風景に込めた政治性が重要となるベニングの代表作の一本。   「ロス」(原題:Los/2000年/90分) ベニングが「セントラル・ヴァレー」の完成間近に姉妹編として構想を始めた作品。「セントラル・ヴァレー」の都市バージョンとしてロサンゼルスを描く。セントラル・ヴァレーからロサンゼルスに水が流れていくことから、全体で地域の水利を描く構造にもなっている。「セントラル・ヴァレー」のラストショットのホイーラー・リッジは、「ロス」のファーストショットのマルホランドの排水溝へ繋がっている。   「ソゴビ」(原題:Sogobi/2002年/90分) 「セントラル・ヴァレー」と「ロス」で〈郊外〉から〈都市〉へのポートレートを作り終えたベニングは、カリフォルニア全体を見渡すため〈自然〉にフォーカスし、同じ2分半×35ショットの構造を持つ「ソゴビ」を制作。この3本で〈カリフォルニア・トリロジー〉とした。〈ソゴビ〉という言葉は、ネイティブ・アメリカンのショショーニ族の言語で“大地”を意味する。最初のショットは「ロス」のラストショットと繋がり、最後のショットは「セントラル・ヴァレー」のファーストショットと繋がり、3部作でパズルのような構造を成す。   「RR」(原題:RR/2007年/110分) Rail Roadの頭文字をタイトルにした「RR」は、「キャスティング・ア・グランス」の撮影の行き帰りなどベニングが20州近くを旅する中で、216本の列車を撮影し、そこから43本のショットを並べた作品。一つのショットは列車がフレームを走り抜ける長さとし、ほんの数両から11分に及ぶものまである。アメリカの開拓は鉄道敷設の歴史でもあるが、今や列車が運ぶのは人ではなく物であり、ここで撮影されたものの大半は貨物列車だ。後半にカリフォルニア州ネルソンの稲作地で流れる曲は、ウディ・ガスリーの『我が祖国(This Land Is Your Land)』。   「キャスティング・ア・グランス」(原題:casting a glance/2007年/80分) 現代美術家のロバート・スミッソンが、1970年にユタ州ソルトレイクに作ったランドアート作品『スパイラル・ジェティ』を、ベニングが2005年からの2年間に16回訪れて撮影した一作。『スパイラル・ジェティ』は湖の水位変化とともに水没と出現を繰り返し、色も変わる。ベニングは35年にわたるその軌跡をシミュレートした。ベニングには珍しく、ロングだけでなくクロース・ショットもある。カーラジオらしきものから流れる曲は、スミッソンが亡くなった73年に録音されたエミルー・ハリスとグラム・パーソンズによる『ラヴ・ハーツ』。   「アレンズワース」(原題:Allensworth/2022年/65分) 1908年に作られ、カリフォルニア州で初のアフリカ系アメリカ人が統治する自治体となったアレンズワース。第一次大戦後に多くの住民が離れて荒廃し、現在は歴史的建造物の復元・修復が行われている。ベニングは一年にわたり、毎月一棟の無人の建物に5分間カメラを向けた。唯一の例外は、公民権運動家だったエリザベス・エクフォードのワンピースのレプリカを身につけた女生徒が、ルシール・クリフトンの詩を朗読するシーンだ。その演出により、小さなコミュニティの物語が黒人の歴史全体と交差する。ニーナ・シモンとレッドベリーの歌が、吹きさらしの地に幻のようにこだまする。   〈ジェイムズ・ベニング2023 アメリカ/時間/風景〉 主催:コピアポアフィルム+ダゲレオ出版 公式サイト:jb2023.com
  •   山田涼介と浜辺美波を主演に迎え、「ミッドナイトスワン」の内田英治監督が自らのオリジナル脚本をもとに、声を捨てた青年と光を失った音大生との恋を紡いだ「サイレントラブ」が2024年1月より全国公開。ティザービジュアルと特報映像が到着した。     希望もなくただ生きる蒼(山田涼介)が出会ったのは、事故で目が不自由になった音大生の美夏(浜辺美波)。そんな状況でもピアニストになる夢を諦めない美夏に心を奪われた蒼は、彼女をすべての危険から守ろうとする。だが、ある出来事から声を発するのをやめた蒼にとって、思いを伝える手段はそっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。蒼の不器用すぎる優しさが、ようやく美夏の傷ついた心に届き始めた時、運命の濁流がふたりを呑み込んでいく──。     内田英治監督コメント 言葉が氾濫する時代に、極端までにセリフのない映画を作りたい。そう考えて出来上がったオリジナル作品でございます。役者さんの表情や、内面の気持ちの変化だけでストーリーが進んでゆく。優しさや怒りや悲しさが、音楽によって静かに奏でられてゆく。そんな静かな静かな純愛物語でございます。 本作では山田涼介さん、浜辺美波さんと初めてご一緒させていただきました。極度に純粋な若い二人の愛の感情を、ほとんどセリフに頼らずに表現しなければならない。そんな難しい役を最高な形で演じていただきました。撮影現場では驚くほど静かに佇んでいながら、その視線の力強さが印象的だった山田さん。静かな優しさがそのまま演技に投影されていた浜辺さん。お二人が持つ素の魅力がより作品に力を与えたと思います。 そして音楽を久石譲さんに担当していただきました。その昔、映画を夢見ながら記者をやっていた頃に憧れからインタビューさせていただき「いつか映画監督になったら音楽を作っていただきたい」とお話しして、25年がたちました。今回はその夢が叶った作品でもあります。出来上がった曲を聴いただけで涙してしまいました。そんな曲の数々が、山田さん、浜辺さんの静かな演技と融合します。みなさんぜひお楽しみに。   「サイレントラブ」 出演:山田涼介、浜辺美波 原案・脚本・監督:内田英治 音楽:久石譲 配給:ギャガ 公式HP:gaga.ne.jp/silentlove ©2024「サイレントラブ」製作委員会
  •   フランス皇帝ナポレオンが野望とともに繰り広げる戦いの日々を、ホアキン・フェニックス主演 × リドリー・スコット監督により圧倒的スケールで描いた「ナポレオン」が、12月1日(金)より全国公開。新場面写真と日本版予告編が到着した。     神経質で冷淡ながら、天才的な戦術で頭角を現し、皇帝に上り詰めたナポレオン。妻のジョゼフィーヌと奇妙な愛憎で結ばれた中、怪物的カリスマ性をもってヨーロッパ諸国に次々と戦争を仕掛け、勢力下に置いていく。戦いの目的は、フランスの防衛からいつしか侵略・征服へ。何が彼を駆り立てたのか?     リドリー・スコットは、「グラディエーター」以来23年ぶりに組んだホアキン・フェニックスを「これまで一緒に仕事をした中で最高の俳優の一人」と称える。ジョゼフィーヌ役には「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」と話題作が相次ぐヴァネッサ・カービー、脚本は「ゲティ家の身代金」でもスコットと組んだデヴィッド・スカルパが担当。     フランス革命でギロチンにかけられるマリー・アントワネットを、冷静に見守る将校ナポレオン。国内の混乱を鎮め、イギリスやオーストリアから国を守るべく活躍し、ついには皇帝に。ノートルダム大聖堂での戴冠式では、自ら冠を被る。 そしてアウステルリッツやワーテルローでの戦闘へ。一面に張った氷を大砲で破壊し、敵軍を湖に落とすという巧妙かつ冷酷な作戦が実行される。ナポレオンは英雄か暴君か?     「ナポレオン」 監督:リドリー・スコット 脚本:デヴィッド・スカルパ 出演:ホアキン・フェニックス、ヴァネッサ・カービー 原題:Napoleon 配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント オフィシャルサイト:www.napoleon-movie.jp
  •   第80回ヴェネチア国際映画祭の授賞式が現地時間9月9日19時より行われ、「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介(監督)と石橋英子(音楽)による《音楽 × 映像》プロジェクトから生まれた映画「悪は存在しない」(2024年公開予定)が銀獅子賞(審査員大賞)に輝いた。 「偶然と想像」(21)がベルリン、「ドライブ・マイ・カー」(21)がカンヌで受賞した濱口監督にとっては世界3大映画祭の制覇が実現、日本人では黒澤明監督以来の快挙となる。また今回のヴェネチアでは、国際映画批評家連盟が選ぶ〈国際批評家連盟賞〉、企業倫理について考察を与える映画に贈られる〈映画企業特別賞〉、特に環境問題に対する現代的アプローチに対して贈られる〈人・職場・環境賞〉も併せて受賞。濱口監督と主演の大美賀均がメディアに応じた授賞式後の公式カンファレンス、および囲み取材のオフィシャルレポートが到着した。   [caption id="attachment_29724" align="aligncenter" width="850"] 主演の大美賀均(左)と濱口竜介監督[/caption]   〈授賞式〉 濱口竜介監督(以下、濱口):本当にありがとうございます。 このような素晴らしい賞をいただけるとは、この企画が始まった時は思いもよりませんでした。音楽の担当でもありこの企画の発案者でもある石橋英子さんに感謝をしたいと思います。 彼女の音楽が、私を今まで体験したことがないところへ導いてくれました、そして主演の大美賀均さん、そこで(客席を指差し)カメラを構えている撮影の北川喜雄さん、この3人で脚本を書く前に一緒にドライブをして薪割りをしてこの映画をどのようなものにしようかと考えていました。この旅をしながらここまで来られて嬉しく思っています。そしてキャスト、スタッフ全ての力があってこのような素晴らしい賞をいただけたと思ってます。 大美賀均(以下、大美賀):私からは一言だけ。石橋英子さん!獲りました。ありがとうございました。 〈公式カンファレンス〉 (質問)タイトルが付いた経緯、小規模での制作体制について 濱口:まず、石橋英子さんの音楽にどのような映像をつけるか? というお題をいただきました。その音楽に合うモチーフを探して自然というものを撮ることになりました。そして自然に向き合っている時にふと浮かんだのが『悪は存在しない』という言葉だった。自然の中に悪意を見出すことは難しく、一方でこの映画全体として本当に悪がないということを表現しているかというとそうではなくて、それは分からないと思います。そこには自然だけがあるわけではないからです。 この映画はアートハウス系の映画でかつ非常に小規模のチームで作られました。小規模で自由に作った映画がこのように評価を受けるということは、映画制作の見方そのものを変えるきっかけになるのではないかとは思います。 〈囲み取材〉 ──受賞の一言 濱口:本当に素晴らしい賞をいただいて信じられない気持ちです。 企画を始めた当初は、海のものとも山のものともつかないような企画ではあったので、ここまでたどり着けたことも素敵だと思いますし、それは本当に関わってくださった皆さん、特に発案者でもある石橋英子さんの力はとても大きいと思います。そして、キャストスタッフの皆さんの力があったおかげで、ようやくこういう結果に結実するようなそういう映画ができました。   大美賀:先ほど濱口監督がお話されていますが、すごく小さなチームから始まりました。濱口監督、撮影の北川喜雄さんと自分と3人でシナハン(=ロケハンの前の脚本を書くために現地を回ること)に回っていたんですが、そこからスタッフが徐々に増えていき、撮り終わった頃には、本当にこんなにちゃんと撮るなんて思ってもみなかったです。その頃の想像よりはるかにすごいところまで連れてきていただいてありがとうございます。またスタッフさんはじめ、キャストの皆さん、現地で協力してくれた方々に本当に感謝しています。   ──授賞式の壇上のスピーチでおっしゃっていましたが、受賞の時の「景色」というのはどういったものだったのでしょう? 濱口:隣に大美賀さんがいて、目の前に撮影の北川さんがいて、あと他にもチームのメンバーがいてくれて、光って見えるというか、このチームでやってこれたことを本当に良かったなということを思い、胸がいっぱいになった感じがしました。   ──今回のコンペティションの中でアジアの作品として唯一だったと思うのですが、それについては? 濱口:それは選考する側の問題なので、ちょっと分からないです。コンペで他の作品も観たかったですが観られなかったですし、全体的にどういう風に自分たちの作品が位置付けられているか分かりませんけれども、きっと他にもいいアジア映画があったと思います。たった1本であったというバランスについて、選んでいただいたこと自体はとてもありがたいことですけれども、そのバランスは本当なのかっていうことは多少思うところではあります。   ──ベルリン国際映画祭での『偶然と想像』に続いて2回目の準優勝のような感じですが、ちょっと金(最高賞)、とりたかったなみたいなことはありますか。 濱口:そういう思いは、本当に少しもないです(笑)。そもそもはこうやってコンペに選ばれるとも思ってなかったですし、こうやって賞をいただくことも思ってもみなかったので。そういう気持ちもそもそもないですね。それが正直なところです。自分達にとっては一番いいものをいただいたという感じです。     Story 自然豊かな高原にある長野県水挽町。東京から近いため移住者が増え、緩やかに発展中だ。そこに代々暮らす一家の巧(大美賀均)と娘の花(西川玲)は、自然のサイクルに合わせた慎ましい日々を送っていた。そんな中、巧の家の近くにグランピング場を作る計画が判明。コロナ禍で経営難に陥った芸能事務所が、政府の補助金を得て立ち上げたのだ。しかし、彼らが町の水源に汚水を流そうとしていることがわかると町民は動揺、その余波は巧の生活にも及んでいく──。   © 2023 NEOPA / Fictive ▶︎ 濱口竜介(監督)と石橋英子(音楽)の共同企画「悪は存在しない」、ヴェネチア国際映画祭出品
  •   22歳で夭逝した天才画家で詩人の村山槐多(1896 – 1919)。その作品を現代の若者たちが独自の解釈で再生して時代の突破を試みるさまを、ピンク四天王の佐藤寿保監督が描いたアヴァンギャルド・エンタテインメント「火だるま槐多よ」が、12月23日(土)〜1月12日(金)に新宿K’s Cinemaで公開される(全国順次公開)。ポスタービジュアルが到着した。     タイトルは、槐多の友人だった高村光太郎の詩『強くて悲しい火だるま槐多』から取られた。脚本は「乱歩地獄/芋虫」「眼球の夢」で佐藤監督と組んだ夢野史郎が担当。槐多の死後、友人らの熱望によりデスマスクが作られた事実なども盛り込み、書き上げた。W主演に「佐々木、イン、マイマイン」の遊屋慎太郎と「背中」の佐藤里穂を抜擢し、佐野史郎らが脇を固める。 音楽は、ジャンルを越境した前衛ビートで人気のSATOL aka BeatLiveと、舞踏や現代美術とのコラボで注目されると同時に人間環境学博士でもある田所大輔。それぞれの持ち味で槐多の摩訶不思議な世界を彩った。   佐藤寿保監督コメント 表現する事の不自由さで悪夢の日々を送った新型コロナ禍、以前から映画にしたいと思っていた“村山槐多もの”をやらなければと思った。奇しくも流行性感冒で夭折した槐多の“尿する裸僧”は、表現する事への渇望であり溢れんばかりの熱量だ。未だ画一的な価値観で個を蔑ろにしているこの世に100年の時空を超えて槐多を解き放ち、現代人の眠っている潜在意識を呼び起こし感応させたい!飽き足らない日常に葛藤する老若男女へお贈りする“火だるま槐多”からのピンクのラブレターです。   Story 大正時代の画家・村山槐多の『尿する裸僧』という絵画に魅入られた法月薊(のりづき・あざみ)が、街頭で「村山槐多を知っていますか?」とインタビューしていると、「私がカイタだ」と言う男が出現。彼の名は槌宮朔(つちみや・さく)、特殊な能力によって過去から村山槐多が語り掛ける声を聴き、神経を侵食されて自身を槐多だと思い込むようになっていた。 朔が加工する特殊な音に、それぞれ予知能力、透視能力、念写能力、念動力を持つ4人の若者が感応。世間に異分子扱いされた彼らは、研究施設で “普通” に近づける実験を受けていたが脱走し、街頭でパフォーマンスを繰り広げていた。研究所職員の亜納芯(あのう・しん)は、その一部始終を観察していた。 朔のノイズ発信のために改造車を作った廃車工場の式部鋭(しきぶ・さとし)は、自分を実験材料にした父を殺そうとした朔の怒りを閉じ込めるため、朔のデスマスクを作っていた。薊は、それがなぜか村山槐多に似ていたと知り……。   「火だるま槐多よ」 出演:遊屋慎太郎、佐藤里穂、工藤景、涼田麗乃、八田拳、佐月絵美、田中飄、佐野史郎 監督:佐藤寿保 脚本:夢野史郎 音楽:SATOL aka BeatLive、田所大輔 撮影:御木茂則 照明:高原博紀 録音:丹雄二 美術:齋藤卓、竹内悦子 特殊造形・特殊メイク:松井祐一、土肥良成 衣装:佐倉萌 ヘアメイク:佐々木ゆう 編集:鵜飼邦彦 VFXスーパーバイザー:立石勝 カラーグレーディング:廣瀬亮一 題字:赤松陽構造 ドキュメント撮影・スチール:諸沢利彦 助監督:伊藤一平 特別協力:窪島誠一郎 特別美術監修:村松和明 プロデューサー:坂口一直、小林良二、村岡伸一郎 制作プロダクション:コンチネンタルサーカスピクチャーズ 配給:渋谷プロダクション 製作:スタンス・カンパニー、渋谷プロダクション 東京工芸大学芸術学部協力作品 助成:文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業 2023/日本/カラー/5.1ch/1:1.85/102分 ©2023 Stance Company / Shibuya Production 公式サイト:https://hidarumakaitayo.com