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ヴェネチア出品。地下トンネルで育った少女の運命は──「きっと地上には満天の星」
2022年4月28日NYの地下鉄のさらに下に広がる暗い迷宮のような空間で、ギリギリの生活を送っている母娘を描き、ヴェネチア国際映画祭やSXSW映画祭で称賛された「きっと地上には満天の星」が8月5日(金)よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開。星空を夢見る主人公の少女リトルを配した日本版メインビジュアルが解禁された。 ある日、不法居住者を排除しようと地下鉄の廃トンネルへ市の職員たちがやってくる。隠れてやり過ごせないと判断したニッキーは、5歳の娘リトルを連れて地上へ逃げ出すことを決意。初めて外の世界に触れたリトルは、眩いばかりの喧騒の中で、夜空にまだ見ぬ星を探し続ける。NYの街で追い詰められていく母娘に、希望の光は降り注ぐのか──。 「その場所に子供はいない。5歳くらいの大人はいるけどな」 原案書となった地下コミュニティ潜入記『モグラびと ニューヨーク地下生活者たち』(ジェニファー・トス著)の印象的一文の引用から始まる本作は、短編映画「Caroline」がカンヌ国際映画祭で注目を浴び、アンソロジー・テレビドラマシリーズ『モダン・ラブ』の1篇を手掛けたセリーヌ・ヘルド&ローガン・ジョージの長編デビュー作。セリーヌ監督自身がニッキーを演じ、リトル役には新星ザイラ・ファーマーを抜擢。セリーヌ&ローガンは現在、プロデューサーにM.ナイトシャマランを迎え、長編2作目となるミステリー・ホラー“The Vanishings at Caddo Lake”を制作中だ。 NYの街の奥底で暮らす母と娘の、心震える愛の物語に期待したい。 「きっと地上には満天の星」 監督・脚本:セリーヌ・ヘルド&ローガン・ジョージ 出演:ザイラ・ファーマー、セリーヌ・ヘルド、ファットリップ、ジャレッド・アブラハムソン 2020年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/カラー/5.1ch/90分/原題:Topside 日本語字幕:福永詩乃 配給:フルモテルモ/オープンセサミ © 2020Topside Productions, LLC.All Rights Reserved. -
「ゲット・アウト」のジョーダン・ピール新作、“最悪の奇跡”を描く「NOPE/ノープ」
2022年4月28日「ゲット・アウト」(17)「アス」(19)のジョーダン・ピール監督が “最悪の奇跡” を描く3年ぶりの新作「NOPE/ノープ」が、8月26日(金)より全国公開。日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。 予告映像では、ハリウッドで唯一黒人が経営する牧場が映し出される。そこである夜、馬を連れた男が彼方に光る物体を見つけると、馬が嘶いて一目散に駆け出す──。 「“最悪の奇跡”って言い表せるか?」牧場の男(ダニエル・カルーヤ)が語りかける。空を見上げ始める人々、暗がりに飛翔する物体、人のような何者かとの接触、砂嵐、巨大な影、そして女性(キキ・パーマー)が悲鳴を上げながら空に吸い込まれる……。まさに謎が謎を呼ぶ展開だ。 日本版ポスタービジュアルでは、夜の町を覆う雲から色旗つきの紐が垂れ下がり、こちらも不穏な様相。果たして、スリラーの新旗手ジョーダン・ピールが描く“最悪の奇跡”とは何か? タイトル「NOPE」の意味とは? 「NOPE/ノープ」 監督・脚本:ジョーダン・ピール 出演:ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」、キキ・パーマー「ハスラーズ」、スティーヴン・ユァン「ミナリ」、マイケル・ウィンコット、ブランドン・ペレア 製作:イアン・クーパー、ジョーダン・ピール 配給:東宝東和 ©2021 UNIVERSAL STUDIOS -
今年の映画祭は6/7(火)のオープニングセレモニーを皮切りに、6/20(月)のアワードセレモニーまでの期間を東京の複数会場で開催。 [caption id="attachment_11484" align="alignnone" width="1024"] 『閉塞』(ChiusiFuori)監督:GiorgioTesti/イタリア/8:40/ドラマ/2021[/caption] 米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(略称: SSFF & ASIA2022 の各部門ノミネート作品および特別上映作品が本日(4/28)、映画祭オフィシャルサイトにて発表され、5500点以上の応募から選ばれた約200点のノミネート作品発表され、最新アカデミー賞受賞作品や、コリン・ファース出演作など日本初・特別上映作品のラインナップにも注目だ。今年の映画祭は6/7(火)のオープニングセレモニーを皮切りに、6/20(月)のアワードセレモニーまでの期間を東京の複数会場にて開催。それに先駆けて、本日 4 /28(木)からはオンライン会場がスタートする。 【コリン・ファース× イタリアの名優 ステファノ・アコルシ コロナ禍からのカルチャー復興へ熱いエール】 [caption id="attachment_11490" align="alignnone" width="1024"] 『閉塞』(ChiusiFuori)監督:GiorgioTesti/イタリア/8:40/ドラマ/2021[/caption] 特別上映作品として、コリン・ファースがコロナ禍のエンタメ業界復興をテーマに制作参加した『閉塞』(ChiusiFuori)、アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門受賞の『バスケの女王』、韓国の新鋭女性監督パク・チワン(「ひかり探して」)による『ハイスクールガールズ』、「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキーがプロデュースするロボトミーを描くアニメーション『ヴァンダル』など日本初公開となる秀作が勢ぞろい。 【2022年アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門受賞 女子選手で唯一NBAからドラフト指名を受けた選手の物語】 [caption id="attachment_11486" align="alignnone" width="1024"] 『 バスケの女王 』 監督: Ben Proudfoot/アメリカ/22: ドキュメンタリー/2021[/caption] 【韓国の新鋭「しあわせを探して」のパク・チワン監督による女性の生きざまを描くショートフィルム】 [caption id="attachment_11491" align="alignnone" width="1024"] 『ハイスクールガールズ 』 監督: PARK Ji wan/韓国/15:47 ドラマ/2008[/caption] 【「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキーがプロデュース ロボトミーが主人公となる実験的なアニメーション作品】 [caption id="attachment_11485" align="alignnone" width="1024"] 『ヴァンダル』 監督: Eddie Alcazar/アメリカ 15:38/アニメーション/2021[/caption] 今年のテーマ「Meta Cinema ~超える・見つける・始まる」を体現すべく、オンライン会場オープニング作品の一つには、日本では初となるAI 脚本家によるショートフィルム 『少年、なにかが発芽する』が登場。同じく本日から、3D空間「DOOR」シアターでのバーチャル映画館もスタートする。 【次の濱口竜介監督は誰か⁉ 13名の今注目の日本人監督特集】 更に、ベルリン、アカデミー賞と世界の映画祭を賑わす濱口竜介監督に続くべく「今注目の日本人監督」13名によるショートフィルム特集もオンライン会場にて、世界に向けて一斉配信 。SSFF & ASIAでこれまでノミネート&受賞してきた監督たちの中でも、長編デビューや海外映画祭での入賞を果たすなど、今最も注目される日本人監督13名のショートフィルム作品21点を特集する。参加監督は奥山大史、落合賢、齋藤俊道、Yuki Saito、中江和仁、中村真夕、針生悠伺、平林勇、藤井道人、真壁幸紀、松居大悟、HIKARI、籔下雷太(※五十音順) アカデミー賞につながるオフィシャルコンペティション supported by Sony のジャパン部門では、黒木瞳さん、前田敦子さん、玉城ティナさんさんなど俳優でありながら監督にも挑戦したショートフィルム作品が見事ノミネートされた。一部の賞は映画祭に向けて事前発表および6/7(火)のオープニングセレモニーで発表されるほか 、 オフィシャルコンペティションsupported by Sony 優秀賞およびジョージ・ルーカスアワード グランプリは6/20(月)のアワードセレモニーで発表される。 公式HP:ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 制作=キネマ旬報社
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全米でバズった! SNS時代の青春ロードムービー「Zola ゾラ」
2022年4月28日デトロイトの一般女性アザイア “ゾラ” キングによる148回の連続ツイートと、その物語をフィーチャーしたローリングストーン誌の記事を、「ムーンライト」などのスタジオ・A24が映画化したオフビートな青春ムービー「Zola ゾラ」が、8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほかで全国公開。特報映像が解禁された。 ウェイトレスでストリッパーのゾラは、電撃的に出会ったダンサーのステファニに“フロリダへの出稼ぎ旅”へ誘われる。すべてはそこから始まった──。サンダンス映画祭で喝采を浴び、全米では1500スクリーンで公開されて若者を中心にスマッシュヒットした「Zola ゾラ」。 特報映像は、キラキラで不穏でスリリングな“リアルSNSストーリー”をいち早く体感させる。 ゾラ役は「マ・レイニーのブラックボトム」のテイラー・ペイジ、ステファニ役はエルヴィス・プレスリーの孫であり「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「アンダー・ザ・シルバーレイク」などに出演するライリー・キーオ。セクシーで荒唐無稽、それでいてクール&キュートなコンビを演じている。 メガホンを執ったのは長編デビュー作『Lemon(原題)』がサンダンス映画祭で注目され、人気ブランドmiu miuの女性監督シリーズに抜擢された気鋭の黒人女性監督ジャニクサ・ブラヴォー。 ブラヴォー監督はゾラの物語と出会った時、「アザイアのツイートはガッツと迫力のある展開で、まるでカーディ・Bの『ボーダック・イエロー』とデヴィッド・リンチの『ブルーベルベット』(86)の交差点」のように感じたという。またゾラについては「アメリカで働きながら暮らす若い黒人女性です。自分を認めてくれない、守ってくれない環境の中で、ゾラは主体性を保っている。私はその主体性に強く惹きつけられたのです」と語る。 撮影はジェーン・カンピオン監督作「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で2022年アカデミー賞撮影賞にノミネートされたアリ・ウェグナー、サントラは「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」や「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」で知られる“ミカチュー”ことミカ・レヴィと、キャストもスタッフも女性クルーが牽引する本作。フォトジェニックかつパワフルな仕上がりで、全米公開時にはミッシー・エリオットやケイティ・ペリーがSNSで言及し、カニエ・ウェストは2回も鑑賞して劇伴のミックスを発表するなど、セレブたちをも熱狂させた。 劇中にはUSHER、MIGOS、2 CHAINZなど人気アーティストたちの楽曲も満載。SNSと現実が交差した、“今”という時代を映し出す注目作だ。 Story 出会って速攻、意気投合。最高で最低な、私の××× ウェイトレス兼ストリッパーのゾラはレストランで働いていたところ、客としてやってきたステファニと「ダンスができる」という共通点で意気投合し、連絡先を交換。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急な話で困惑するも結局行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず……。 「Zola ゾラ」 監督:ジャニクサ・ブラヴォー 撮影:アリ・ウェグナー 音楽:ミカ・レヴィ(ミカチュー) 出演:テイラー・ペイジ、ライリー・キーオほか 2021年/アメリカ/英語/86分/ビスタ/カラー/5.1ch/原題:Zola/R18+/日本語字幕:石田泰子/配給:トランスフォーマー © 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved 公式HP:https://transformer.co.jp/m/zola/ 公式Twitter:@Zola_movie -
「カメ止め」のフランス版リメイク「キャメラを止めるな!」、ポスター&予告編が完成
2022年4月27日社会現象を巻き起こした「カメラを止めるな!」を、「アーティスト」のミシェル・アザナヴィシウス監督がフランスでリメイクした「キャメラを止めるな!」が、7月15日(金)より全国公開。ポスター&予告編が到着した。 来月から開催される、第75回カンヌ国際映画祭のオープニング作品としてプレミア上映される本作。主人公の映画監督をロマン・デュリス(「真夜中のピアニスト」「タイピスト!」)、その妻をベレニス・ベジョ(「アーティスト」「ある過去の行方」)が演じ、音楽をアレクサンドル・デスプラが担当する。 予告編は、ゾンビ映画の監督が女優を罵倒する冒頭シーンから見覚えある展開を辿り、やがてオリジナル版のプロデューサー役でインパクトを残した竹原芳子が登場。リメイク版では、「カメ止め」の劇中劇「ONE CUT OF THE DEAD」のリメイクを依頼するプロデューサー役という、入り組んだ設定になっている。小柄でおかっぱ頭で大阪弁の女性を前に、困惑するロマン・デュリスが見ものだ。最後に、オリジナル版の上田慎一郎監督の「そうきたか!新たなキャラ、新たなトラブル、新たな展開…。アツアツのリメイクに、本物の涙が溢れ出ました。」という賛辞が掲出される。 Story 「山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が進められていたが、俳優たちの下手な演技にキレた監督が、本物のゾンビを召喚してクルーを襲わせ、超リアルな映像をモノにする」という日本で大ヒットした映画のリメイクを30分間生放送、カメラ1台でワンカット撮影するよう依頼された、フランスの監督。現場には、監督志望だが純粋すぎて空気の読めない彼の娘と、熱くなると現実とフィクションの区別がつかない妻も加わり大混乱。問題だらけの製作チームは、全く話の噛み合わない日本人プロデューサーとのバトルを乗り越え、ラストシーンまで完走できるのか? フランスでも、カメラは止めない! 「キャメラを止めるな!」 監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス 音楽:アレクサンドル・デスプラ 衣装:ヴィルジニー・モンテル 出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、竹原芳子 提供:ギャガ、ENBUゼミナール 配給:ギャガ シネスコ/5.1chデジタル/112分/字幕翻訳:松崎広幸 © 2021 - GETAWAY FILMS - LA CLASSE AMERICAINE - SK GLOBAL ENTERTAINMENT - FRANCE 2 CINÉMA - GAGA CORPORATION