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  •   実在したエクソシストが悪魔と繰り広げた死闘を、ラッセル・クロウ主演で映画化した「ヴァチカンのエクソシスト」が、7月14日(金)より全国公開。日本版の予告とポスターが到着した。     1987年7月。アモルト神父はローマ教皇に依頼され、ある少年を訪ねる。そして、おぞましい姿で、絶対に知りえないアモルトの過去を話す少年を見て、病気ではなく悪魔の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。修道院の地下に眠る邪悪な魂──。すべてが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る凄惨なエクソシズムが始まる。 カトリック教会の総本山ヴァチカンでローマ教皇に仕え、生涯で数万回の悪魔祓いを行ったチーフ・エクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父(1925年誕-2016年没)の回顧録『エクソシストは語る』を映画化した本作。ラッセル・クロウにとってはホラー映画初主演となる。戦慄の物語に期待したい。     「ヴァチカンのエクソシスト」 監督:ジュリアス・エイヴァリー ガブリエーレ・アモルト著『An Exorcist Tells His Story』および『An Exorcist: More Stories』に基づく 出演:ラッセル・クロウ、ダニエル・ゾヴァット、アレックス・エッソー、フランコ・ネロ 原題:The Pope’s Exorcist 公式サイト:https://www.vatican-exorcist.jp
  • Original Broadway cast of Moulin Rouge! The Musical. Photo by Matthew Murphy. かつてニコール・キッドマンとユアン・マクレガーが共演した映画「ムーラン・ルージュ」(01)。その映画を最大限にリスペクトし、かつマッシュアップした究極の“ミュージカル、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の魅力を徹底解説する第2回は、映画版の監督バズ・ラーマンの作品からミュージカルの親和性をひもといていく。 ▶[【徹底解説】『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』── 第1回:誕生の軌跡]はこちら イマーシブ=没入感を得られるラーマン作品 Karen Olivo as Satine , Aaron Tveit as Christian and the company of Moulin Rouge! The Musical 映画「ムーラン・ルージュ」(01)のミュージカル化の噂は、映画が公開された直後からあったようだ。物語の舞台がフランスのレビューの殿堂で、歌とダンスが満載の映画は大ヒットして知名度抜群。プロデューサーたちが舞台化にもってこいと考えるのは当然だ。しかしブロードウェイの劇場に上がるようなミュージカルの製作費は、億単位だと言われている。企画が立ち上がってからブロードウェイ開幕まで数年かかることはざらで、リーディングに始まり幾度ものワークショップ、地方でのトライアウトなどを通してブラッシュアップを重ねていく。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』がボストンのワールドプレミア公演を経て、ブロードウェイでお目見えしたのは2019年6月28日。アル・ハーシュフェルド劇場に入った瞬間、度肝を抜かれた。赤に彩られた装飾、オブジェが目に飛び込んでくる空間は、通常の“劇場”とは明らかに違う。幕が上がると、踊り子たちがカンカンを踊る姿に、映画で見たシーンを思い出すとともに、生身の人間が演じるからこそのエネルギーに圧倒される。猥雑でありながらとてつもなくロマンティック、ゴージャスなのに洗練を感じさせる、あの映画に通じる世界が繰り広げられていく。 あらためて映画を見返すと、バズ・ラーマンの作品づくりは、近年のブロードウェイの先をゆくものだったと認識させられる。それは3つの言葉に集約されるのではないか。 「イマーシブ=没入感」「クラシック・モダン」、そして「既成音楽のマッシュアップ」である。 近年よく耳にする「イマーシブ」という言葉。演劇においては「イマーシブシアターあるいはエクスペリエンス」と呼ばれる演目が増えてきている。たとえばオフ・ブロードウェイでロングラン上演中の『Sleep No More』の会場は廃墟として放置されてきたホテルだ。いわゆる劇場ではない空間を移動しながら観客は物語を体験する。これは一例で、イマーシブシアターの形はさまざまなので定義付けは難しいが、物語(非日常)を体験、世界観を体感できることが、イマーシブと呼ばれるゆえん。バズ・ラーマン作品はその“没入感”が大きな魅力かつ特徴である。映画「ムーラン・ルージュ」のはじまり、退廃的なムードただようパリの風景からムーランルージュの中に入っていくまでの緩急行き交うカット、シームレスに流れる音楽。まるでアトラクションに乗っているような感覚になり、私たちは一瞬にして世界観に包まれ、物語に“没入”する。 既成曲のマッシュアップとクラシック・モダンの先取り Karen Olivo as Satine and Aaron Tveit as Christian もう一つ、バズ・ラーマンの作品で目立つのがミュージカル的手法だ。ミュージカルにとって音楽が何をもたらすのかといえば、物語を推し進めることにある。さらに音楽によって時空間を飛ばせることもミュージカルでは可能だ。恋に落ちた二人がその喜びとともに歌うデュエット。周りのセットが取り外され、二人だけにスポットライトが当たる、といったシーンは数々の名作ミュージカルの中に存在する。映画「ムーラン・ルージュ」の名シーン、クリスチャンがサティーンに歌う〈ユア・ソング〉ではエッフェル塔を背景に、雲の上で歌い、そこはまるで夢のよう。音楽が心を語り、その音楽にヴィジュアルが同期し、この上ない高揚感とエクスタシーを与えてくれる。それはまさしくミュージカルなのである。 バズ・ラーマンはつくづく音楽を愛し、音楽の力をよくわかっていると証明したシーンが「エルヴィス」(22)の中にある。少年エルヴィスが黒人音楽に初めて遭遇するところ、音楽と地面から湧き上がるリズム、映像が拮抗する。そこで彼が音楽に打たれたことが、鮮烈に見事に表現されている。 既成曲のマッシュアップはバズ・ラーマンの音楽センスが光る部分だ。「ロミオ&ジュリエット」では〈キッシング・ユー〉が流れ、美しい水槽のヴィジュアルと融合する中で、若いロミオとジュリエットは恋に落ちる。レディオヘッドなど多彩なアーティストがサントラに参加した作品だったが、「ムーラン・ルージュ」の映画では1970年代から90年代のヒット曲、ミュージカルでは2001年以降に生まれた曲を追加。ビヨンセ、レディー・ガガなど70曲以上を繋ぎ合わせた音楽は、それ自体が一つのオペラのよう。さらに特筆すべきは、古いものと新しいものの融合だ。オッフェンバックの〈天国と地獄〉が入っていたり、サティーンの登場には「紳士は金髪がお好き」のマリリン・モンローの楽曲をぶっ込んだと思いきや、マドンナにビヨンセと畳み掛け、サティーンがいかに男性たちから熱い視線を浴びる存在であるかを見せる。音楽にかぎらず、古いものと新しいものの融合「クラシック・モダン」な世界もまた、バズ・ラーマン映画の特徴だ。前述の「ロミオ&ジュリエット」では古典劇の舞台を現代に置き換えて独自の世界を構築。ブロードウェイでもクラシック・モダンの潮流は最近目立ってきており、代表するのが『ハミルトン』。アメリカ合衆国建国の父の一人アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップで綴りつつ、衣裳はクラシック調に当時の服装をモチーフにしている。 こうして考えると、バズ・ラーマンは近年のブロードウェイに先んじて音楽映画を創作してきたわけであり、つまり、それがミュージカルに向いているのは自明のことだったのだ。 文=宇田夏苗 制作=キネマ旬報社   『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 脚本:ジョン・ローガン 演出:アレックス・ティンバース 音楽監督・オーケストレーション・編曲:ジャスティン・レヴィーン 振付:ソニア・タイエ 出演:望海風斗/平原綾香(Wキャスト)、井上芳雄/甲斐翔真(Wキャスト)、橋本さとし/松村雄基(Wキャスト)、上野哲也/上川一哉(Wキャスト)、伊礼彼方/K(Wキャスト)、中井智彦/中河内雅貴(Wキャスト)、加賀楓/藤森蓮華(Wキャスト)ほか  ◎公演期間/6月29日(木)〜8月31日(木) プレビュー公演 6月24日(土)〜28日(水)  ◎一般前売り券発売開始/[6・7月公演]5月6日(土)[8月公演]5月20日(土) ©2023 Global Creatures. Moulin Rouge® is a registered trademark of Moulin Rouge. ▶公式サイトはコチラ 〈STORY〉 1899年、パリ。作家を目指すアメリカ人の青年クリスチャンは、モンマルトルの丘にあって、絢爛豪華たるショーを見せるナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」のスター、サティーンと恋に落ちる。しかし、経営難のムーラン・ルージュと女優を志すサティーンのパトロンになったデューク公爵が二人の仲を引き裂こうと画策する。クリスチャンとボヘミアンの友人たち──画家のロートレック、ダンサーのサンティアゴ──らは、窮地のムーラン・ルージュの復活と、サーティンの心を摑むべく新たなショーを作り上げようと奮闘するが……。
  •   新鋭エレガンス・ブラットン監督が、ゲイであるため過酷な日々に直面しながらもアイデンティティを貫いた自身の半生を映画化した「インスペクション ここで生きる」が、8月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかで全国公開。予告編とポスタービジュアルが到着した。     ゲイであるため母に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送ってきたエリス・フレンチ。居場所がなく、自らの存在意義を求める彼は、たったひとつの選択肢と信じて海兵隊へ入る。だが訓練初日から教官にしごかれ、さらにゲイであることが知れ渡ると激しい差別に遭遇。何度も心が折れかけるが、そのたびに自らを奮い立たせ、暴力と憎悪に毅然と立ち向かう。そして孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の信念は、徐々に周囲の意識を変えていく──。     海兵隊在籍時に映像記録係となってキャリアをスタートさせたエレガンス・ブラットン監督の長編デビュー作であり、A24が製作した「インスペクション ここで生きる」。 主人公フレンチを演じるのは、俳優および歌手として活動し、2019年のトニー賞では別々のパフォーマンスで2つの部門(演劇主演男優賞/ミュージカル助演男優賞)にノミネートされるという史上6人目の快挙を成し遂げたジェレミー・ポープ。本作では第80回ゴールデングローブ賞で主演男優賞(映画・ドラマ部門)にノミネートされた。音楽は「21世紀の最重要バンド」と評されるアニマル・コレクティヴが担当。 理不尽なセクシュアリティの“検閲”(インスペクション)に遭いながらも、《自分》であることを諦めない主人公の姿に胸を打たれる。   〈レビュー〉 傑作!すべてのシーンに真実が宿っている ── AWARDS WATCH 心の痛みを感じる、なのに希望に満ちた結末を迎える、爽やかで優しい映画 ── Hollywood Reporter 今まで見たこともないような光景が広がる ── SHADOW AND ACT     「インスペクション ここで生きる」 監督・脚本:エレガンス・ブラットン 出演:ジェレミー・ポープ、ガブリエル・ユニオン、ラウル・カスティーヨ、マコール・ロンバルディ、アーロン・ドミンゲス、ボキーム・ウッドバイン 配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 2022年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/5.1ch/95分/R15+/原題:THE INSPECTION 日本語字幕:松浦美奈 ©2022 Oorah Productions LLC.All Rights Reserved. 公式サイト:happinet-phantom.com/inspection/ 公式Twitter:@inspection_jp
  •   ピアニストとしての成功を夢見たジュリアが、選択次第では手にしたはずの4つの人生を交差させて描いた「ジュリア(s)」が、5月5日(金・祝)よりシネマート新宿ほかで全国公開中。異なる人生を並行させた本編映像、演出をめぐるオリバー・トレイナー監督のコメント、新場面写真が到着、【キネマ旬報WEB独占】でご紹介する。     映像は、ピアノコンクールに臨むジュリアを2つの“可能性”で見せる。一方は、運命的に出会ったポールに応援される白ドレスのジュリア。他方は、一人で気持ちを高める黒ドレスのジュリア。そして受賞した白ドレスのジュリアはポールと抱擁し、受賞を逃した黒ドレスのジュリアは落ち込んで遠くを歩いていく。 オリバー・トレイナー監督は「脚本を書き上げる中で、あらすじではなくエクセルシートでジュリアの人生を整理しました。4つの人生の変遷を2本のx軸y軸、そしてカラーコードを駆使して、複雑さと遊び心のある構成を成り立たせました。その作業はまさに数学者になったような気分でした」と創作の秘密を明かす。           場面写真は、分岐した各人生でさまざまな容姿を見せるジュリアを捉えたもの。演じるルー・ドゥ・ラージュについて監督は「17歳から80歳まで演じられる女優が必要になる本作で、優しさも暴力性も見せられる奇跡的な能力を持ち、若さを体現できる一方で、深みのある声を持っている彼女の起用を決めるのは一瞬でした」と振り返る。 趣向を凝らした作劇、どれもかけがえのない人生、ともに注目したい。   Story 2052年パリ。80歳の誕⽣⽇を迎えたジュリアはこれまでの充実した⼈⽣に満⾜しつつも、あり得たかもしれない別の⼈⽣に思いを馳せていた。 ピアニストを⽬指していた17歳の秋。ベルリンの壁の崩壊を知って友⼈たちと同地へ向かった⽇、もしバスに乗り遅れなかったら? 本屋で彼に出会わなかったら? シューマン・コンクールの結果が違ったら? 私が運転していたら? ジュリアが思い描いたのは、そんな何気ない瞬間から枝分かれする4つの⼈⽣。どれも決して楽ではないが、愛しい⼈たちとのかけがえのない⽇々で満たされ、眩しい。 果たしてジュリアが選んだ、幸せな“今”に繋がるたった⼀つの⼈⽣とは?   ©WY PRODUCTIONS–MARS FILMS–SND-FRANCE 2 CINÉMA 配給:クロックワークス ▶︎ あの時あの場所で違う選択をしていたら──。4つの人生を描く「ジュリア(s)」
  •   リーアム・ニーソン主演 ×「007」シリーズのマーティン・キャンベル監督で、記憶障害の殺し屋がFBIに追われながら人身売買組織に立ち向かう姿を描く「MEMORY メモリー」が、5月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。銃撃戦シーンの映像が解禁された。     巨悪に立ち向かうことを決意し、SWAT部隊が警備するビルにひとりで乗り込んだ殺し屋アレックス。エレベーターを降りて早々、激しい銃撃戦が巻き起こる。彼は目的を果たせるか? マーティン・キャンベルのスタイリッシュな演出、70歳を迎えてなお躍動するリーアム・ニーソン、そして信念に生きる男の姿に胸が熱くなる。     Story 完璧な殺し屋として裏社会で名を馳せてきたアレックスが引退を決意。アルツハイマーを発症し、任務の詳細を覚えられなくなってしまったのだ。彼は最後の仕事を引き受けるが、ターゲットが少女だと知って怒りに震え、契約を破棄。そして自ら捜査に乗り出し、財閥や富豪を顧客とする人身売買組織の存在を突き止める──。   © 2021, BBP Memory, LLC. All rights reserved. 配給:ショウゲート ▶︎ リーアム・ニーソン主演 × マーティン・キャンベル監督。記憶障害の殺し屋が最後の戦いに挑む「MEMORY メモリー」

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