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文豪オノレ・ド・バルザックが19世紀フランス社会に翻弄される人々を描いた〈人間喜劇〉の一編『幻滅──メディア戦記』を、「偉大なるマルグリット」(15)のグザヴィエ・ジャノリが映画化し、セザール賞で作品賞や有望新人男優賞(バンジャマン・ヴォワザン)など7冠に輝いた「幻滅」が、4月14日(金)より公開中。主演バンジャマン・ヴォワザンのインタビュー映像が到着した。 19世紀前半のフランス。恐怖政治が終わり、復活した宮廷貴族は自由と享楽を謳歌していた。文学を愛し、詩人としての成功を夢見る田舎の純朴な青年リュシアン(バンジャマン・ヴォワザン)は、憧れのパリへ、彼を熱烈に愛する貴族の人妻ルイーズ(セシル・ド・フランス)と駆け落ち同然に上京する。 ところが世間知らずで無作法なため、社交界で笑い者にされるリュシアン。生活のためにどうにか新聞記者の仕事を得るも、金のために恥も外聞もなく魂を売る同僚たちに感化され、当初の目的を忘れて虚飾と快楽にまみれた世界に身を投じていく……。 インタビューで共演者について問われたバンジャマン・ヴォワザンは、「フランスの最高の俳優たちに周りを固めていただいて、こんな素晴らしい経験はないと思う」と謝意を表明。そして彼らが現場に出入りする様子を「まるでワルツを踊っているようでした」と独特の表現で振り返る。 映画では人妻から若い女優まで夢中にさせる主人公を演じるが、自身の恋愛対象については「年齢は自分にとって関係ない」とのこと。「気にいる人に出会えればそれだけで素晴らしいこと。どうしてわざわざその素晴らしい出会いを年齢という理由のために諦めるのかわかりません」とモテ男らしい答えを返している。 野心と欲望に惑わされて堕落していく主人公リュシアン。その姿を色気豊かに見せるバンジャマンに注目だ。 © 2021 CURIOSA FILMS - GAUMONT - FRANCE 3 CINÉMA - GABRIEL INC. – UMEDIA 配給:ハーク ▶︎ パリでは悪質な人間ほど高い席に座る。バルザック原作、セザール賞7冠の「幻滅」
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第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門への出品が決まったウェス・アンダーソン新作「Asteroid City」(原題)が、9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほかで全国公開される。 「グランド・ブダペスト・ホテル」(14)でアカデミー賞4部門、「犬ヶ島」(18)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞するなど、独特の作風で世界を魅了してきたウェス・アンダーソンが新たに贈る本作。キャストはウェス作品ではおなじみのジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、スティーヴ・カレル、ウィレム・デフォーらが名を連ねる。 今回のウェスはどんな映画世界に誘ってくれるのか? 続報を待ちたい。 「Asteroid City」(原題) 監督:ウェス・アンダーソン 出演:ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュレイバー、ホープ・デイヴィス、スティーブ・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、マーゴット・ロビー、トニー・レヴォロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラム 配給:パルコ、ユニバーサル映画 ©2023 FOCUS FEATURES, LLC.
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是枝裕和監督「怪物」がカンヌ映画祭コンペティション部門出品!本予告が到着
2023年4月14日監督・是枝裕和 × 脚本・坂元裕二 × 音楽・坂本龍一で放つ「怪物」が、第76回カンヌ国際映画祭(フランス時間5月16~27日開催予定)のコンペティション部門に出品されることが決定。合わせて本予告が解禁された。日本公開は6月2日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国の劇場にて。 是枝監督作がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されるのは、昨年の韓国映画「ベイビー・ブローカー」から2年連続、7回目(部門を問わなければ同映画祭9回目)。出品決定にあたり、監督とキャスト陣よりコメントが寄せられた。 是枝裕和監督 是枝は韓国映画ではありますが昨年も参加していて流石に2年続けてはハードルが高いですよとスタッフには話していました。にもかかわらず、公開日が映画祭直後に決定してしまったので少々焦りました。ですから、コンペに決まったと連絡を頂いた時には嬉しいというよりはホッとしたという気持ちのほうが強かったです。映画はスタッフとキャストの一期一会の短い出会いと別れの間に生命を授かります。その産声を初めて観客の皆さんに聴いていただく場所としてカンヌ映画祭は、やはり、最高の舞台だと思っています。またあの場所に連れて行ってくれる『怪物』と、その関係者の皆様に心から感謝します。今回は残念ながら参加が叶わないスタッフ、キャストの皆さんの思いも、出来るだけ沢山胸に抱いてあの特別な場所を一緒に歩きたいと思います。 安藤サクラ 是枝監督カンヌ国際映画祭出品おめでとうございます。こんなにも早くあの場所に戻れるとは思ってもいませんでした。また是枝組の一員としてみなさんと映画祭に参加できること、とてもとても嬉しいです。カンヌは幼い頃から憧れていた遠い遠い遠い憧れの地。なので今はまだ気持ちがふわふわしていて、少しお腹が痛いくらいです。でも、行けるとなれば目一杯楽しみます!いってきます!! 永山瑛太 是枝監督、坂元裕二さん、坂本龍一さん、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんの座組に、私が携われた事、改めて幸せを噛み締めてます。感謝と希望を忘れず、日々、役者として邁進していきたいと思います。 黒川想矢 僕は最初、どんな演技をしようとか、上手に演じたい!とか自分の事ばかり考えていました。是枝監督の演出からは、どうやって芝居をするのかではなく、ただ湊として動けばいいということが感じ取られ、腑に落ちた気がしました。また、僕が表現に悩んでいる時に瑛太さんから「俳優は監督の脳みそにあるものを表現するもの」というアドバイスをいただき、俳優としての心構えが一変しました。途中、湊が抜けない…というような感覚になり苦しい時もありましたが、現場の皆さんが温かく包み込んでくださって、なんとか撮影を乗り越える事ができました。是枝監督とみんなで作り上げた作品を、カンヌ国際映画祭で世界中の方々に観てもらえることが、とても楽しみです。 柊木陽太 僕が初めて出演した映画「怪物」がカンヌ国際映画祭にノミネートされて、とても嬉しいです。撮影はとても楽しかったです。大変なこともありましたが皆さんのおかげで最後までやり切ることができました。そして、素晴らしい共演者のみなさんや、スタッフさん、そしてこの作品に関わらさせていただいたことにとても感謝しています。初めて海外に行くのですが、是枝監督や共演者のみなさんと一緒に行くのが本当に楽しみです!そして世界中の人に作品を観てもらえると思うと今からワクワクしています。 予告映像は、謎に包まれていた物語の大筋をいよいよ明かす。舞台は湖のある静かな町。それはよくある子ども同士のケンカに見えた。我が子が先生に暴力を振るわれたと訴えるシングルマザー、反論する教師、逃げる学校関係者、次第に様子がおかしくなる息子、秘密を持つ子どもたち。彼らの食い違う主張は社会やメディアを巻き込み、一大事に発展していく。そして嵐の朝、子どもたちは忽然と姿を消した──。果たして〈怪物〉とは何か、〈怪物〉探しの果てに私たちは何を見るのか? ©2023「怪物」製作委員会 配給:東宝、ギャガ ▶︎ “夢が叶った”。監督・是枝裕和 × 脚本・坂元裕二の豪華コラボで贈る「怪物」 ▶︎ 監督・是枝裕和 × 脚本・坂元裕二「怪物」。音楽は坂本龍一、キャストは安藤サクラはじめ実力派集結 -
38年にわたり世界で愛されてきた〈シルバニアファミリー〉をCGアニメ化した「劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」が、今秋に全国公開される。 1985年より発売され、世界70以上の国と地域で3世代にわたって愛されてきたドールハウス&人形〈シルバニアファミリー〉。美しい自然に溢れた村、夢のような家、そして個性的で優しい家族と仲間たちの愛と絆は、子どもから大人まで魅了してきた。 映画はシルバニア村の星祭りを舞台に、ショコラウサギの女の子フレアがみんなを幸せにしようと奮闘する姿を描く。ファミリーの素敵さを紐解く物語に、期待が膨らむ。 Story シルバニア村に年一度の星祭りがやって来る。ショコラウサギの女の子フレアはお悩み中。祭りの日はお母さんの誕生日なのに、何をプレゼントするかちっとも思いつかない。さらに、フレアはメインイベントで“今年の木”を選ぶ役に指名される。果たしてフレアが見つけた、お母さんも仲間も幸せにできる贈り物とは? 「劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」 原案:エポック社 製作総指揮:前田道裕 企画・プロデュース:関顕嗣 監督:小中和哉 脚本:小林弘利 音楽:市川淳 プロデューサー:宮下昇、瀧澤大祐 アニメーションプロデューサー:森口博史、二木啓輔 音響監督:岩浪美和 制作プロダクション:ふればり 配給:イオンエンターテイメント 宣伝:ショウゲート 製作:「劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」製作委員会 (エポック社 キングレコード イオンエンターテイメント 東急エージェンシー ふればり 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 小学館 藤久) 2023年/日本/カラー/ビスタサイズ/DCP5.1ch/65分(予定) ©2023 EPOCH/劇場版シルバニアファミリー製作委員会
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第62回メフィスト賞や「ミステリが読みたい!」2021年版新⼈賞を受賞した五⼗嵐律⼈の法廷ミステリー小説を、永瀬廉(King & Prince)と杉咲花と北村匠海の共演で、「神様のカルテ」「白夜行」の深川栄洋のメガホンにより映画化した「法廷遊戯」が、11月10日(金)より全国公開。殺人事件をめぐる “断片” が畳み掛ける超特報映像が到着した。 ロースクールに通いながら法曹の道を目指す〈セイギ〉こと久我清義(永瀬廉)、セイギの幼なじみで同じく法律を学ぶ織本美鈴(杉咲花)、〈無辜(むこ)ゲーム〉と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨(北村匠海)。裁判ゲームで起きてしまった殺人事件をきっかけに、3人の“仮面”に隠された真実が二転三転しながら暴かれていくさまを描くのが本作。 超特報映像は、弁護士バッジを胸に法廷に立つセイギ、横たわり不穏な笑みを浮かべる美鈴、ナイフを手にした馨の姿を皮切りに、物語の断片を次々と映し出す。 駅の防犯カメラ映像、岩場に残されたビデオカメラ、学生たちがロウソクを手に集まる〈無辜ゲーム〉の現場。隙間を覗いたセイギは、何に驚いたのか? そして真実を手繰り寄せるように時間が巻き戻されたのち、警察に監視されて歩く美鈴、流血した男の遺体、赤丸で囲まれたセイギの写真まで、衝撃的な映像が続く。被害者と加害者はそれぞれ誰なのか、断片を繋げた先に待つものとは──。 ©五十嵐律人/講談社 ©2023「法廷遊戯」製作委員会 配給:東映 ▶︎ 永瀬廉(King & Prince)× 杉咲花 × 北村匠海のトライアングル・ミステリー「法廷遊戯」