はから始まるものでの検索結果

1691-1700件表示/全5182件
  • 花はどこへいった

    ベトナム従軍経験を持つ夫の死を機に、妻である坂田雅子がベトナムへ飛び、枯葉剤被害の現状を記録したドキュメンタリー。過酷なベトナムの現状と夫への追憶を交差させ、反戦と平和への願いを描く。製作・監督・撮影・編集は坂田雅子。マグナム写真家のフィリップ・ジョーンズ・グリフィスが撮影協力として参加している。2003年春、フォト・ジャーナリストのグレッグ・デイビスは、入院後わずか2週間で亡くなった。享年54、死因は肝臓がんであった。米軍兵士としてベトナム戦争に送られた過去を持つ彼の死について、友人から当時浴びた枯葉剤が原因ではないかと示唆された妻の坂田雅子は、夫への追憶と枯葉剤への疑問からベトナムへ行くことを決意する。10代でベトナムに送られたグレッグは、帰国後、祖国を捨て日本で活動を開始。戦争加害者であると同時に被害者ともなり、深く傷ついた心と身体を癒すようにベトナムを幾度も訪問していた。彼女は、彼が所属していた米軍基地があるロンタンを皮切りにベトナム各地を訪れる。彼女が目にしたのは、ダイオキシンを含む枯葉剤が、ベトナムの人々と大地を蝕み続けている現実であった。戦後30年を経て、今なお世代を越えて重い障害を持った子どもたちが生まれているのだ。ホーチミン市の産婦人科病院、ツーズー病院の一角に設けられた“平和村”では、100人以上の障害を持った子どもたちが生活し、アメリカ人の元兵士によってハノイ郊外に建設された“フレンドシップ・ヴィレッジ”では、枯葉剤の被害者である多くの子どもらが共同生活を送っていた。一方、地方の村には、生まれながらの障害を負った子どもたちとその家族が暮らしている。彼らには、治療やリハビリといった医療を受ける余裕はなかった。貧困と困難の中にありながらも、愛情と深い絆によって結ばれた被害者とその家族たち。これらの出会いの中から、彼女はこれからを生き続ける力を与えられ、グレッグが彼の仕事を通じて伝えようとしていた反戦や平和への意思にあらためて気付かされるのであった。
  • ばけもの模様

    裏切り、殺人未遂、不倫、駆け落ち、食品偽装など、愚行を繰り返してしまう人間たちの姿を描くドラマ。監督・脚本・編集は「ガール・スパークス」の石井裕也。出演は「源氏物語 あさきゆめみし Lived in A Dream」の大鳥れい、落語家、桂都んぼ、「夢十夜 海賊版」の潮見諭、「蒸発旅日記」の稲川美代子ほか。
  • 縛師 BAKUSHI

    緊縛という日本独特の文化に焦点を当て、縛るものと縛られるものとの関係性を描くドキュメンタリー。監督は「M」「ヴァイブレータ」の廣木隆一。出演は、今もなお縛師として第一線で活躍する濡木痴夢男、雪村春樹、有末剛ほか。第36回ロッテルダム映画祭正式出品作品。19世紀、嗜虐嗜好であるフランスの小説家マルキ・ド・サドと、被虐嗜好を持つオーストラリアの小説家ザッヘル・マゾッホの頭文字を取り、S&Mという言葉が生まれた。当時S&Mといえば、非日常的隠微な欲望を意味した。しかし現代の日本では、S&Mは変態行為としてのプレイから精神論へと変化し、一般的に使用されるまでに至り、身近な言葉として存在している。しかし、S&Mはただの嗜虐と被虐という二極化したものではない。静寂でぴんと張り詰めた空気の中に、縄のきしむ音と、息づかい、徐々に漏れてくるモデルの声が響き渡る。モデルたちの声に反応して、縛師は縛り方を変え、モデルの反応を伺う。モデルは縛師の縄に呼応するように、艶やかな表情へと変化していく。縛師とモデルは、縛ることを通してコミュニケーションを取っている。縛師の一人・有末剛は、縛られたいという欲求は一つの精神の表現手段で、縛師というものは患者対医師みたいな存在なのかもしれないと語る。モデルの一人・卯月妙子は、緊縛されることで自分の感情が出しやすいと語る。エクスタシーとは死に向かうこと。縛られているモデルは快楽のためならば殺されてもいいとまで考えてしまう。それは、死に向かうからこそ知る生を感じるからだ。モデルが考える一番快楽を得られる方法を、縛師は見つめ続け、誘う。縛られることで自分を解放できる、縛りとは癒しなのかもしれないと話す彼女たちは、すべてを縛師にゆだねるからこそ最高の快楽を得ることができるのだ。縛っていくにつれ、S=サディズムとM=マゾヒズムという従来の意味が転倒するように見える。有末剛は、縄で縛るということは強く抱きしめていることだと言う。縄をほどかれたとき、三人のモデルは性欲とは違う感想を口にする。何か思い出しているのかもしれない、縄と解かれるときは寂しい、催眠術から解けるようでほっとする…。縛師は今日も、優しく抱きしめるように、縄を縛り続ける。
  • パリ、恋人たちの2日間

    パリを舞台にフランス人とアメリカ人のカップルが迎える別れの危機を描いたラブ・コメディ。「ビフォア・サンセット」で脚本・主演を兼ねたジュリー・デルピーが、監督・脚本・製作・編集・音楽・主演をこなしている。共演は「10日間で男を上手にフル方法」のアダム・ゴールドバーグ、「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュール。
  • ハンティング・パーティ

    紛争終結後のボスニアでジャーナリストが直面した驚愕の真実。実話を元に、サスペンスとヒューマンドラマを交えて描く。監督は、TV『Ugly Betty』のリチャード・シェパード。出演は、「シカゴ」のリチャード・ギア、「ブレイブ ワン」のテレンス・ハワード、「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ。
  • パーク アンド ラブホテル

    屋上に公園を設置する一風変わったラブホテルに集う、様々な事情を抱えた女性たちとオーナーである初老の女性の交流を描いたファンタジックな雰囲気漂う物語。短編映画「珈琲とミルク」が内外の映画祭で評価された熊坂出監督の長編デビュー作。主演は「蟲師」のりりィ。共演にちはる、神農幸など。
  • パラノイドパーク

    ふとした偶然から誤って人を死なせてしまった少年の心の葛藤を描く青春ドラマ。監督・脚本・編集は「エレファント」のガス・ヴァン・サント。出演は、本作が映画初出演となるゲイブ・ネヴァンス、「グリンチ」のテイラー・モンセンほか。「2046」のクリストファー・ドイルが撮影監督として参加している。
  • 涯てへの旅

    唯一の肉親である祖母を捜し、父の生まれた海辺の町へとやって来た男を描く人間ドラマ。今年77歳になる自主制作映画の祖・高林陽一が、デジタルビデオで贈る。出演は、「屋根の上の赤い女」の高城ツヨシ。
  • 花影(2007)

    在日三世の女性と韓国人男性の運命的な出会いを描くラブ・ストーリー。「異人たちとの夏」の市川森一が原作・脚本を担当。監督は、相米慎二などの助監督やテレビの演出を経て、本作が劇場デビューとなる河合勇人。出演は「不夜城 SLEEPLESS TOWN」の山本未來、「マイ・リトル・ブライト」のキム・レウォン。
  • バイオ・ソルジャー

    謎の生物兵器とロシア特殊部隊のバトルを描くSFアクション。イワン・オフロビスティンの原作を基に、数多くのCFやPVを手掛けたミハイル・フレバロードフが脚本を書き、監督も担当した。撮影は『THE LION IN WINTER 冬のライオン』のセルゲイ・コーズロフ。主演は「ナイト・ウォッチ」のユーリ・クッシェンコ。
1691-1700件表示/全5182件

今日は映画何の日?

注目記事