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子どもたちはもう遊ばない
2023年10月、イランのモフセン・マフマルバフ監督がハマス襲撃後の緊張感が見え隠れするエルサレムの街をスマートフォンで撮影したドキュメンタリー。イラン政府による検閲に抗議し、2009年以降はパリ在住のマフマルバフ監督が、映画のロケハンのためにエルサレムを訪れ、紛争の解決の糸口を探ろうと旧市街を彷徨う。2024年プサン国際映画祭正式出品、2024年サンパウロ国際映画祭正式出品。 -
市民捜査官ドッキ
2016年に韓国で実際に起きた振り込め詐欺事件に立ち向かった市民たちのサスペンスドラマ。詐欺被害に遭って全財産を失った市民ドッキのもとに、詐欺組織のメンバーから警察に通報してほしいとSOSが入る。それは、詐欺被害者と詐欺師が特別同盟を結ぶという奇妙な幕開けだった。やがて韓国と中国・青島(チンタオ)を舞台に、個性豊かな市民たちによる警察顔負けのダイナミックな詐欺組織への追跡劇が繰り広げられる。絶望の中でも自分の苦しい状況を積極的に乗り越えようとするドッキ役を「高速道路家族」のベテラン女優ラ・ミラン、ドッキに振り込め詐欺を密告する詐欺組織の一員ジェミン役を「エクストリーム・ジョブ」のコンミョンら、実力派キャストが集結。75点 -
大きな家
「14歳の栞」の竹林亮が監督、児童養護施設で暮らす子どもたちに密着したドキュメンタリー。家族ではないつながりの中で生活しながら、自分の運命と向き合い、葛藤し、未来に目を向けて成長していく子どもたちの姿を記録する。企画・プロデュースは俳優・監督の齊藤工。児童養護施設をたびたび訪れていた齊藤工が、配信などはせず劇場上映のみに限定し未成年者である出演者への誹謗中傷やプライバシーの侵害がないように配慮した「14歳の栞」の公開方法に触れたことから、本作の企画がスタートした。本作の配信やパッケージ化は予定されていない。 -
取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境
先進国でありながら子どもの7人に1人が貧困状態にある日本の現実を、日本の社会や文化、歴史など、さまざまな角度から深く掘り下げ、日本の隠された真実を浮き彫りにするドキュメンタリー。日本在住20年のオーストラリア人監督ライオーン・マカヴォイが、驚きと憤りをもって製作・発表した。2023年5月5日、横浜国際映画祭にてジャパンプレミア。2024年11月9日より新宿K'sシネマにて一週間限定上映。 -
オン・ザ・ロード~不屈の男 金大中~
元韓国大統領・金大中の生誕100周年を記念し、その生涯と政治家人生を本人の肉声や関係者のインタビューを交えて振り返ったドキュメンタリー。本邦初公開の映像を含む6000時間に及ぶ膨大な映像資料に基づく記録は、韓国現代史の映像絵巻と呼ぶに相応しい。日本編集版では、ドラマ『Pachinko パチンコ』などで活躍する俳優のソウジ・アライ(パク・ソヒ)が、ナレーションを務めている。 -
ガザからの報告
イスラエルとパレスチナを長年取材してきた土井敏邦が、ガザ激動の30年を記録したドキュメンタリー。パレスチナで暮らす一家を見つめた<第一部『ある家族の25年』>とハマスが民衆から乖離していった過程を追う<第二部『民衆とハマス』>の二部構成。2023年10月7日のハマスによる越境攻撃をきっかけに始まったイスラエルの攻撃で、すべてが破壊されたガザの厳しい現状を伝える。 -
拳と祈り ー袴田巖の生涯ー
1966年6月、静岡県で味噌会社専務一家4人が殺害、放火された“袴田事件”の犯人として再審開始決定まで47年7ヶ月に及ぶ獄中生活を送った元死刑囚・袴田巖の生涯に迫ったドキュメンタリー。ドキュメンタリー監督の笠井千晶が22年間、袴田を追った。袴田巖本人と、彼を支え続けた姉・袴田秀子が出演。 -
まつりのあとのあとのまつり『まぜこぜ一座殺人事件』
様々なジャンルの個性あふれるプロパフォーマー集団、まぜこぜ一座の座員が本人役で出演する社会派コメディサスペンス。舞台の終演後に起きた座長殺人事件をきっかけに、マイノリティパフォーマーたちの本音と疑問、怒りと笑いが爆発する。出演は、企画・プロデューサーも兼任する東ちづる、舞台『小さき神の作りし子ら』で日本初となるろうの主役・サラを演じた大橋弘枝、女子プロレスラーのダンプ松本、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダ。CMやMV、ドラマなどを手がけてきた齊藤雄基監督による初長編映画。 -
勝ちゃん―沖縄の戦後
沖縄県国頭村の漁師「勝ちゃん」こと山城善勝さんの人生と戦後の沖縄を重ね合わせて辿るドキュメンタリー。生まれて6日後に沖縄戦最初の大規模空襲に遭い、両親とともに米軍の捕虜になった勝ちゃん。焼け野原となった沖縄を生きのびた彼の半生は、庶民の戦後そのものだった。監督は「宮古島からのSOS」の影山あさ子と藤本幸久。 -
私は憎まない
ガザ地区の貧困地域出身で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったアブラエーシュ博士を追ったドキュメンタリー。ガザの自宅がイスラエル軍の砲撃を受け、3人の愛娘が殺されてもなお共存の可能性を信じ行動する彼の赦しと和解の精神に迫る。監督は、エルサレムで生まれ育ったフランス系アメリカ人のドキュメンタリー作家タル・バルダ。