はから始まるものでの検索結果
-
ハント(2022)
ドラマ『イカゲーム』のイ・ジョンジェが初監督し、「藁にもすがる獣たち」のチョン・ウソンとダブル主演したスパイ・アクション。1980年代の韓国。安全企画部に入り込んだ“北”のスパイを探すパクとキムは、大統領暗殺計画を知り、陰謀に巻き込まれる。出演は、「名もなき野良犬の輪舞」のチョン・ヘジン、「12番目の容疑者」のホ・ソンテ。第75回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門、第47回トロント国際映画祭ガラプレゼンテーション部門ほか数々の映画祭で上映。また、第43回青龍映画賞、第31回釜日映画賞ほか数々の映画賞で新人監督賞を受賞。 -
破壊の自然史
過去の記録映像を全編に使用して歴史を再構成する“アーカイヴァル・ドキュメンタリー”で世界的評価の高いウクライナ出身のセルゲイ・ロズニツァが、改めて過去の戦争に眼差しを向け、現代に警鐘を鳴らした新作ドキュメンタリー。第二次世界大戦末期、連合軍による「絨毯爆撃」で、ドイツの一般市民が経験した人類史上最大規模の大量破壊を、圧倒的なアーカイヴ映像を積み重ねて描く。第75回カンヌ国際映画祭特別上映作品。同時上映はナチ・ドイツを断罪した「キエフ裁判」。戦争終結と戦争責任という二つの「正義」に着目し、戦争における当事者の正当性ではなく、普遍的倫理について思索する。 -
はこぶね
第16回田辺・弁慶映画祭、第23回TAMA NEW WAVEでグランプリなど6冠を獲得したヒューマンドラマ。とある小さな港町で生きる、視力を失った男・西村芳則。さびれても美しいその町で、感性を失わず生きようとする西村の姿は、周囲の人々の心を振るわせてゆく……。主人公の西村を演じるのは「菊とギロチン」「由宇子の天秤」など数々の作品に花を添えてきた木村知貴。監督・脚本は本作が長編デビューとなる大西諒。 -
裸足になって
内戦後のアルジェリアで、大怪我を負ってバレエダンサーになる夢と声を絶たれた女性が、リハビリ施設で出会ったろう者の女性たちにダンスを教えることで、再び生きる情熱を取り戻していく物語。製作総指揮は「コーダ あいのうた」でろう者の俳優として初のアカデミー助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァー。アルジェリア出身、現在はフランス在住の女性監督ムニア・メドゥールが、長編デビュー作「パピチャ 未来へのランウェイ」のリナ・クードリを再び主演に迎え、故国で手を携えて立ち上がる女性たちの力強さを描いた。主人公のフーリアが手話をモチーフにしたコンテンポラリーダンスを披露し、言語の壁を超えた肉体表現として、どんな台詞よりも雄弁に女性たちの想いを伝える。 -
ハイ・ヒート その女 諜報員
オープンしたばかりのレストランが夫の借金トラブルでマフィアに襲撃されたオーナーシェフのアナが、元KGBだった経歴とシェフのプライドをかけて、激戦するダーク・コメディ&クライム・スリラー。ほとんどすべてのアクションが、レストランと駐車場という二つの舞台で展開する。主演はオルガ・キュリレンコ。監督はザック・ゴールデン。共演にドン・ジョンソン、ケイトリン・ダブルデイ、ダイヤモンド・ダラス・ペイジ。特集『カリコレ2023/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023』にて上映。 -
パロディスター
写真を切り張りして作品を製作するフォトモンタージュという技法を用いて、社会を風刺するアートを世に送り出してきたパロディスト、マッド・アマノのドキュメンタリー。マッドが山岳写真家・白川義員の雪山の写真に、巨大なブリヂストンのタイヤを配置した日本初のパロディ裁判は16年も続き、日本の著作権の意識に大きな影響を与えた。監督はミュージックビデオなどで活躍する若手映像作家の長棟航平。全く分野の違う二人の邂逅により、ドキュメンタリーなのか、フェイクなのか、観る人を惑わす作品が誕生した。 -
Pearl パール
「ミッドサマー」や第95回アカデミー賞作品賞受賞作「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のスタジオA24が製作した「X エックス」の前日譚にして、最高齢の殺人鬼パールの若かりし頃を描いたエクストリーム・ホラー。スターの華やかな世界に憧れるパールは、人里離れた農場で厳格な母と体が不自由な父の愛のもと、抑圧された生活をおくっていた。無垢なる少女が解き放たれたとき、無邪気さと残酷さをあわせもつ比類なきシリアルキラーが誕生する。前作に引き続き、タイ・ウェストが監督・脚本・製作・編集を務め、ミア・ゴスがパールを演じている。 -
波紋(2023)
「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子が「よこがお」の筒井真理子を主演に迎え、自身の脚本を映画化。新興宗教を信仰し、日々庭の手入れを欠かさない須藤依子。ある日、長いこと失踪したままだった夫・修が突然帰ってくるが、がん治療の費用を助けて欲しいという。共演は、「レンタネコ」以来の荻上組参加となる光石研、「PLAN75」の磯村勇斗。 -
はざまに生きる、春
映画コンテスト『感動シネマアワード』にて大賞を受賞し制作されたラブストーリー。出版社で働く小向春は、発達障害の画家・屋内透と出会う。感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、人の顔色を見て空気を読んでばかりいた春は、戸惑いながらも惹かれていく。出演は、「エゴイスト」の宮沢氷魚、「初恋」の小西桜子。監督・脚本は、出版社で働きながら自主制作映画「テラリウムロッカー」などを手掛けてきた葛里華。 -
ハロウィン THE END
ジョン・カーペンター監督が1978年に生み出したショッキング・ホラー「ハロウィン」。その40年後を描いた続編「ハロウィン」(18)、「ハロウィン KILLS」(21)に続く、人気シリーズの最終章。ハロウィンの夜、殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズの狂気が、再びローリーとハドンフィールドを襲う。監督・脚本・製作総指揮を務めるのは前作に引き続き、デヴィッド・ゴードン・グリーン。キャラクター原案・製作総指揮・音楽はジョン・カーペンター。製作は「透明人間」「ゲット・アウト」などの“恐怖の工場”、ブラムハウス・プロダクション。78年から主人公ローリー・ストロードを演じるジェイミー・リー・カーティスをはじめ、アンディ・マティチャック、カイル・リチャーズ、ウィル・パットンら、お馴染みの俳優が出演。