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パンダフルライフ
白黒のもこもこした巨体で、竹を食べてはぐうぐう寝てしまう。そんな愛らしいパンダの、知られざる生態と現状を追ったドキュメンタリー。記録映画とはいえ、菅野美穂のナレーションで綴られる本作は、あくまで“癒し系”テイスト。ころころと転がって遊ぶ子パンダたちに目を細めているうちに、誰もがパンダ博士になれてしまう。毛皮が世にも珍しい白黒柄になったワケ、熊の仲間なのに竹の葉っぱを食べる理由、意外な子育ての実態。そして、なぜ絶滅が危惧される存在になってしまったのか…。私たち日本人にとっても、なじみ深い存在のパンダ。だがその実際については、ほとんど無知だったことに改めて驚かされるはず。そしてたぶん、ちょっとだけホロリとさせられます。90点 -
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
大ヒットシリーズの3作目。中国を舞台に、魔術を操る皇帝とオコーネル一家が対決する。出演は、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザー、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のマリア・ベロ、「HERO」のジェット・リー、「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」のミシェル・ヨー。監督は「ワイルド・スピード」のロブ・コーエン。60点 -
ハード・リベンジ、ミリー
飛び散る血しぶき、息もつかせぬスピード感。情け無用のバイオレンス・アクションの連続で一気に見せる異色ムービーが登場した。『真・女立喰師列伝~荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ』の辻本貴則監督と再び組んで、日本一のアクション女優・水野美紀が本領発揮の大立ち回りで輝きを放つ。中でも元ボクサーの虎牙光揮との対決シーンは圧巻。見せることに徹したアクション描写にハイクオリテスプラッターサウンドが加わり、臨場感抜群のシーンの数々が展開する。しかも、どれだけ血や肉が飛び散ろうとも笑えるのだ。ユニークなコミック・センスがそこかしこにちりばめられたこの痛快なスプラッターは、後味爽快なストレス解消必至の一本。 -
ハプニング(2008・アメリカ)
ごく普通の人々を突然死に追いやる<見えない脅威>の恐怖を描くディザスター・サスペンス。「シックス・センス」のM・ナイト・シャマランが、監督、製作、脚本を手掛けた。出演は、「ディパーテッド」のマーク・ウォルバーグ、「テラビシアにかける橋」のズーイー・デシャネル、「ロミオ&ジュリエット」のジョン・レグイザモ。74点 -
花の袋
日本の古都・奈良を舞台に、恋愛や人間関係に悩みながら成長していく高校生8人の姿を描く青春群像ドラマ。監督は、映画製作集団“チーズfilm”を拠点に自主制作映画で活躍する戸田彬弘。戸田監督の前作「ヒメオト」から引き続き、土田愛恵、藤田直美らが出演。平城遷都1300年記念事業の一環として、奈良県が後援している。 -
花より男子ファイナル
累計5800万部を超える神尾葉子の超人気コミックをテレビドラマ化し、「ありえないっつーの!」の名台詞で一躍「花男」ブームを巻き起こしたシリーズの完結編となる映画版。出演者はテレビ版に準じて、井上真央と松本潤、そして小栗旬、松田翔太、阿部力らFF4メンバーをはじめ、レギュラー出演者たちが揃った。監督はテレビ版のメイン・ディレクターであり、「映画 クロサギ」の石井康晴が手掛ける。脚本も、テレビ版と同じサタケミキオ。70点 -
春よこい
昭和晩年の海辺の町、佐賀県唐津市呼子町を舞台に、強い絆で結ばれた親子とそれを見守る人々を描いたヒューマンドラマ。監督は、「オリヲン座からの招待状」の三枝健起。出演は、「ヒマラヤ杉に降る雪」の工藤夕貴、「大奥」の西島秀俊、「LIMIT OF LOVE海猿」の時任三郎、「オリヲン座からの招待状」の宇崎竜童。 -
パレスチナ1948 NAKBA
NAKBA(大惨事)と呼ばれる1948年の虐殺に端を発する、イスラエルによるパレスチナ人迫害の歴史を追った長編ドキュメンタリー。40年間にわたって記録し続けた数万枚の写真、1000時間を越える映像で描き出した。監督・撮影は、フォトジャーナリストで報道写真月刊誌『DAYS JAPAN』編集長の広河隆一。2006年、フォトジャーナリスト広河隆一はイスラエルのキブツダリヤを再訪する。そこに暮らす入植者の多くはユダヤ人である。60年代末、広河が共同農場キブツで過ごしていたころ、気になっていた村の跡があった。パレスチナ人の村ダリヤトルーハである。広河はその失われた村の住民を捜し始める。1982年、広河はシャティーラ・サブラキャンプで、パレスチナ人の大虐殺を8ミリフィルムで撮影する。このとき彼は、メルバット・アフィフィという少女と出会った。1988年、広河は少女と再会する。少女の姉キファーはPLO(パレスチナ解放機構)のゲリラになり、何年も行方不明だった。それを聞いた広河は、彼女が南レバノンのヒヤム刑務所に収監されていることを突き止める。キファーは釈放され、6年の獄中生活で受けた拷問体験を語る。1996年、姉妹はそれぞれ働いていた。キファーは愛していない男性との結婚を控え、「獄中の方が幸せだった」と呟く。2006年、広河はキファーと再会する。故郷を取り返そうというキファーの意思は消えていない。1994年ヘブロン市街、ユダヤ人過激派によるパレスチナ人虐殺によって、パレスチナ人による民衆蜂起が激化した。これは1948年のNAKBAに端を発すると広河は考え、1948年に破壊された村への取材を本格化させる。そしてヨルダン川西岸地区トゥルカレムのタントゥーラ村文化資料館に足を運ぶ。この文化資料館を開いたモハメド・タンジは、父親から1948年5月の虐殺を聞かされていた。イスラエルを訪れ続ける広河は、60年代末交流があったイスラエル人とも何度か再会を果たした。広河はダリヤトルーハ村の元住民を、イスラエル北部マクル村で見つける。2002年にイスラエルに破壊されたジェニンでも、ダリヤトルーハ村で暮らしていた人々と出会う。2006年11月、広河はマクル村の人々と、ダリヤトルーハ村跡へ向かう。 -
バンテージ・ポイント
大統領狙撃の現場に立ち会い、その瞬間を目撃したそれぞれの視点から事件を再検証するというアイディアと緻密な構成を持ったサスペンス・アクション。テレビ映画「サマー」などの演出の手腕が高く評価されたピート・トラヴィスが監督した。出演者は、「デイ・アフター・トゥモロー」のデニス・クエイド、TVドラマ『LOST』シリーズのマシュー・フォックスほか。70点 -
パパとママがふしあわせでありますように
3度目の結婚式の当日、式場から逃げ出した母親を追う羽目となった娘と前々夫。不器用な家族の姿を描く短篇コメディ。監督・脚本はミュージックビデオなどを手掛ける映像作家の上田大樹。出演は「無花果の顔」の山田花子、「岸和田少年愚連隊」の藤本敏史(FUJIWARA)、塚田帆南ほか。2007年7月7日より、東京・神保町花月ほかで上映された「YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100 ~100の人が映画撮りました~」の1作。