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マーヴェリック
自慢のカードさばきで開拓期の西部を渡り歩くギャンブラー、美貌の女スリ、謎の保安官の珍道中を、アクションとユーモア豊かに描いた西部劇。50年代の人気TVシリーズ『マーベリック』を企画も務めたメル・ギブソンの主演で映画化したもので、彼がパートナーのブルース・デイヴィーと主宰するアイコン・プロ作品。どんでんがえしの連続に「駅馬車(1939)」をほうふつさせるスタントなど、見どころは多い。監督は「リーサル・ウェポン」シリーズでギブソンと組んだリチャード・ドナー。脚本は「ミザリー」のウィリアム・ゴールドマン、製作はデイヴィーとドナーの共同。ダイナミックな野外ロケを展開した撮影は「わかれ路(1994)」のヴィルモス・ジグモンド。「夕陽のガンマン」「大いなる西部」の主題曲も取り入れた遊び心たっぷりの音楽は「レナードの朝」のランディ・ニューマン。主演は「顔のない天使」のメル・ギブソンと「ジャック・サマースビー」のジョディ・フォスター、そしてTV版で主人公を演じたジェームズ・ガーナー。助演に「天使にラブソングを2」のジェームズ・コバーン、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のグレアム・グリーンら。80点 -
ワイアット・アープ(1994)
西部開拓史の伝説のヒーロー、ワイアット・アープの波乱万丈の生涯を描いた西部劇の大作。従来のアープものと異なり、史実に忠実で重厚な人間ドラマとして描かれている。監督は「シルバラード」に続き西部劇を手掛けたローレンス・カスダン。脚本はカスダンとジム・ウィルソンのオリジナル。製作はカスダン、ウィルソン、主演のケヴィン・コスナーの共同。撮影はオーウェン・ロイズマン、美術のアイダ・ランダム、編集のキャロル・リトルトンら主要スタッフはカスダン作品の常連揃い。ほかに、音楽に「わかれ路(1994)」のジェームズ・ニュートン・ハワードら。「シルバラード」やカスダン脚本の「ボディガード(1992)」に主演したケヴィン・コスナーが堂々たる風格でアープを演じるほか、親友ドク・ホリデイ役のデニス・クエイドをはじめ、「ジェロニモ(1994)」のジーン・ハックマン、「フィアレス」のイザベラ・ロッセリーニほか多彩なキャスト。60点 -
ワイルド・イースト
監督自らが“最後のソビエト映画”と称する、西部劇風の近未来アクション。映画は20世紀末、文明が滅び、砂漠に楽園を創造することを夢見る小人の一団と、彼らの前に現れたオートバイ軍団の戦いの描写を通して、旧ソ連の現状を投影している。「七人の侍」などの過去のアクション映画、さらにはパンクなど西欧のサブ・カルチャーをも視野に入れた作風が特色。監督のラシド・ヌグマノフは旧ソ連カザフスタン出身で、前作「僕の無事を祈ってくれ」で、旧ソ連において500万人の観客動員を果たし、諸外国でも高い評価を得、カザフ映画製作者協会会長に選ばれた。この作品では制作者、脚本も兼ねている。撮影のムラート・ヌグマノフは「僕の無事を祈ってくれ」も手がけたが、ラシド監督の兄弟でもあり、又この作品の共同プロデューサーでもある。音楽はアレクサンダー・アクシュノフで作品の中に出演者として顔を見せてもいる。出演はコンスタンチン・ヒョードロフ、ザーナ・イシナ、ゲナディ・シャツノフほか。撮影はキルギスタンで行われた。 -
ラスト・アウトロー
裏切られ復讐の鬼と化した男と、かつてはその部下で彼を尊敬していた男の宿命の対決を描いた西部劇。米のCATV用に製作された作品を劇場公開した。監督はニュージーランド出身で、「ヤングガン2」「フリージャック」のジョフ・マーフィ。ハリウッド入りのきっかけとなったニュージーランド時代の代表作「UTU/復讐」(V)を彷彿させる心理描写とダイナミックなバイオレンス描写を見せている。脚本・第2班監督は「ヒッチャー」の脚本で名声を確立し、「ジャッカー」「ボディ・パーツ」で監督としても才能を発揮しているエリック・レッド。製作は「ザ・ファーム 法律事務所」のジョン・デイヴィス、エグゼクティヴ・プロデューサーはメリル・H・カーフとエリック・レッドの共同。撮影はジャック・コンロイ、音楽はメイソン・ダーリングが担当。主演は「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」「エンゼル・ハート」「ホワイト・サンズ」のミッキー・ローク。共演は「バッド・ガールズ」のダーモット・マルロニー、「ハードロック・ハイジャック」のスティーヴ・ブシェーミ、「羊たちの沈黙」「ボディ・ターゲット」のテッド・レヴィンほかオール男優キャスト。 -
トゥームストーン
実在した西部開拓期の英雄、ワイアット・アープと親友ドク・ホリデイの戦いと友情を描いたウエスタン大作。「荒野の決闘」「OK牧場の決斗」など過去に幾度も映画化された題材を、今回は従来の解釈と異なり、わずか約2分間のOKコラルでの決闘描写をはじめ史実を重視して描いている。監督は「ランボー 怒りの脱出」「リバイアサン」のジョージ・P・コスマトス。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ザ・スタンド」のアンドリュー・G・ヴァイナで、彼の主宰するシナージ・プロ作品。脚本は「グローリー」のケヴィン・ジャール。撮影は「1941」ほかの諸作で知られる名手、ウィリアム・A・フレイカー、音楽は「バラ色の選択」のブルース・ブロートン。出演は「不法侵入」のカート・ラッセル、「ブロンディー 女銀行強盗」のヴァル・キルマーら新旧オールスターのほか、アープの子孫であるワイアット・アープ2世も出演している。 -
ジェロニモ(1993)
合衆国騎兵隊を相手に抵抗した伝説のアパッチ族の戦士ジェロニモの人間像を描き、アメリカの歴史の暗部に光を投げかけた西部劇。名作「駅馬車(1939)」をはじめ、過去16作で描かれてきたジェロニモ像と異なり、誇り高く時に猛々しい戦士として描いた点が注目される。「ビッグ・ウェンズデー」などの監督作で知られるジョン・ミリアスの原案を彼自身とラリー・グロスが脚色し、「トレスパス」のウォルター・ヒルが監督。製作はヒルとニール・カントン。撮影にロイド・エイハーン、音楽に監督と8度目のコンビとなるライ・クーダー、編集にフリーマン・デイヴィス、衣装にダン・ムーアと、ヒル作品の常連スタッフ揃い。出演は「ラスト・オブ・モヒカン」のウェス・ステューディ、「アフター・ダーク」のジェイソン・パトリック、「青春の輝き」のマット・ダモンらに加え、ロバート・デュヴァルとジーン・ハックマンのベテラン勢が共演。62点 -
許されざる者(1992)
銃を捨て密かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描く西部劇。92年度アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞、助演男優賞、編集賞受賞作。監督・製作・主演は「ルーキー」のクリント・イーストウッド。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ホワイトハンター ブラックハート」のデイヴィッド・ヴァルデス。脚本は「ブレードランナー」のデイヴィッド・ウェップ・ピープルス、撮影は「バード」のジャック・N・グリーン。音楽はレニー・ニーハウスが担当。共演は本作でオスカーを受賞した「ミシシッピー・バーニング」のジーン・ハックマン、「虚栄のかがり火」のモーガン・フリーマン、「ジャガーノート」のリチャード・ハリス、「ピンク・キャデラック」のフランセス・フィッシャーなど。75点 -
ラスト・オブ・モヒカン
1825年に発表された、ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説『モヒカン族の最後』を原作に、18世紀、建国前夜のアメリカ東部を舞台に、インディアンに育てられた白人青年と、イギリス人大佐令嬢の愛を描く歴史ドラマ。監督・脚本・製作は「刑事グラハム 凍りついた欲望」のマイケル・マン、共同製作はハント・ローリー、エグゼクティヴ・プロデューサーは「フリージャック」のジェームズ・G・ロビンソン、共同脚本はクリストファー・クロウ、撮影は「恋のためらい フランキーとジョニー」のダンテ・スピノッティ、音楽は「ミシシッピー・バーニング」のトレヴァー・ジョーンズと「キンダガートン・コップ」のランディ・エデルマンが担当。主演は「マイ・レフトフット」のダニエル・デイ・ルイス、「不法侵入」のマデリーン・ストウ。 -
双旗鎮刀客
エキゾチックな風景をバックに、ひとりの少年剣士が父の遺言で許婚妻を捜し、苦労の果てに結ばれるまでを描いた中国製ウェスタン。監督は「女スパイ・川島芳子」の何平、脚本は揚争光と何平、撮影は馬徳林、音楽は陶襲が担当。