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本名は Leslie Claire Margaret Caron。母のマーガレットはアメリカ生まれのバレリーナ、父クロードは科学者だった。パリのアウグスティノ会修道院学校を卒業。第二次大戦で連合軍が侵攻した際、弟のエイムリーとカンヌへ疎開した。47年から50年まで、コンセルヴァトワール・ド・パリでバレエを習う。15歳の時、ローラン・プチに見い出され、シャンゼリゼ・バレエ団のプリマ・バレリーナとして売り出した。そして、ヨーロッパとアジアを巡業中にジーン・ケリーに認められ、51年「巴里のアメリカ人」で映画デビュー。完璧なダンスと妖精のような愛らしさで、50年代のMGMミュージカルに欠くことの出来ないスターになった。53年「リリー」、62年 “The L-Shaped Room” でアカデミー主演女優賞にノミネート。60年代以降はヨーロッパ映画への出演が多くなり、「QBセブン」(74)などTV作品もある。結婚歴は3度。51年から54年にかけてジョージ・ホーメルと、56年から66年までは舞台監督のピーター・ホールと結婚し息子のクリストファーと娘ジェニファーをもうけた。そして69年、プロデューサーのマイケル・ロートンと3度目の結婚をしたが、のちに離婚。ミュージカル女優としての峠を越えた後は、助演者としてシリアスな役が多くなった。
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